「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋

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京アニ版KANONの着地点

2007-03-07 22:33:15 | KANON
KANONの感想記事を書き、また、同様の記事を書いている方の所にTBを送りつつその全てに目を通してみると、私ももう少し考察を書いておかないといけないのかな?と思ったのでもう少し書いてみることにします。

kanon Original Soundtrack KSLA-0006kanon Original Soundtrack KSLA-0006
このCDが、ゲームのBGM集です。主題歌のフルバージョンが聴けるのはこれと、昨年末に出た主題歌シングルは絶賛発売中!です。
Kanon Arrange best album 「recollections」 KSLA-0003Kanon Arrange best album 「recollections」 KSLA-0003
で、コチラがそのアレンジCD集。
Reーfeel Kanon・Airピアノアレンジアルバム KSLA-0010Reーfeel Kanon・Airピアノアレンジアルバム KSLA-0010
で、こちらはKANONの楽曲のピアノアレンジ集です。
どちらも良い楽曲がたくさん詰まっています。
他のブログの方も指摘されていますが、今回の京アニ版KANONではこの3枚のアルバムの中からBGMをセレクトして効果的に使用しているようです。
Kanon(1) PCBX-50813Kanon(1) PCBX-50813
Kanon(2) PCBX-50814Kanon(2) PCBX-50814
で、早くもDVDの予約が始まっています。買い逃したくない方は予約を!!
Kanon(3) PCBX-50815Kanon(3) PCBX-50815
Kanon(4) PCBX-50816Kanon(4) PCBX-50816

KANONキャラのフィギュア各種取り揃え中!!
気になる方は『「きつねのるーと」の『KANON』セレクトショップ』GO!!


今回、名雪さんの絶望具合が原作以上に根深いので(その理由はてりぃさまの記事を参照のこと)、その兼ね合いも合って冷静に感想記事など書いていられるかと言う面も否定できないのですが、その中でも、「丈・獅子丸の咆哮」の獅子丸さまの記事、「りとまて!」のなしおさまの記事、アニメ製作側(京アニスタッフと言う訳ではないです。アニメ関係のお仕事をされていると言うことですので間違えないように)の貴重な記事を毎回書かれているカヨウさまの「ナナメから見てみる」の記事、そして原作、及び前作東映版KANONを見ずに的確な読解力で鋭い分析力を見せつけるたこーすけさまの「たこーすけの、ちょろっと感想」の記事に、今回は驚愕させられましたですよ。

あ、もちろんてりぃさまの記事が鋭いのは毎回のことなんですが…

それらを読んで見て確信したことが一つ
それは、今回、京アニ版KANONはあえて、原作のナナメ上以上を目指していると言うこと

そして、このKANONの物語の重要なファクターは『約束』『奇跡』雪の街、です。
で、その中でも特に『奇跡』を話のクライマックスに持ってこようとしても展開を狙っているのではと思うのですよ。だから、真琴シナリオも、栞シナリオも、舞シナリオもまだ完結していない。話が24話、全部終らない限りシナリオは完結しないのではないかと思っています。
いえ、じつは、それ以上のことも思っていたりします。
それは24話の話の終わりが実は新しい話の始まりなのでは?と言う疑惑です。

この物語の主軸は恋愛よりも、祐一くんが7年前にあの雪の降る街で受けた衝撃を、
亡くしてしまった記憶を取り戻すのがメインだったように思うのです。
ですから、22話で祐一くんは欝状態で危険な状態の名雪さんをほったらかしにしてたまたまやって来た北川くんに後を任せて、あゆの学校のあった切り株の処へと行こうとしたのですよ。一見、そうは見えなくても、祐一くん自身も心理的ダメージを受けていて、一杯一杯なのですね。その原因は7年前!あゆの転落事故であることは確かなのです。
その事故の事を忘れたくて思い出したくなくてその時何も出来なかった自分が許せなくて、その時の記憶を封印してしまったのでしょう。だから、名雪さんの所に遊びに来ていた事くらいしか記憶に残っていないのでしょうね。

また、その他にも、あの街に着いてから出逢った出来事も喪失感たっぷりだったのかもしれません。
だとすると、目の前にいて消える心配のない名雪さんを置いて、あゆを探しに森の中へと行ってしまったとしても無理もないのかもしれません。それにあの状態の祐一くんに取っての最優先事項は、自分の記憶!あのあと、あゆがどうなったのか?そこまで思い出さなくてはいけないのですから無理もないのです。

実際にはあゆに手渡し損ねた紅いカチューシャ

出逢ったあゆが何故かしていた赤いカチューシャ。しかも祐一から貰ったと言っている

で、気になってくるのが話の結末です。

いや、それは大人しく話を観ていれば良いのですけど…ねぇ~
やっぱり予想して見たくなるじゃないですか?

何となく、いったんは全滅しかけたヒロインズが、元気に復活。
そして、祐一をめぐる恋愛バトルが、いざ開幕!
前作(AIR)との比較で言えば、前作、AIRでは観鈴さんの“ゴールイン”で終った物語でした。
今回は、全ヒロインが位置に揃って
“よ~~い・どん!”
だとすると…話的にも、京アニ的にも一番すっきりするのでは?
と思うのですよ。

とはいえ、途中、どうなるかまでは全然わからんので…
そこが楽しみなんですけどね。


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3 コメント

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どうなるんでしょうね、本当に。 (丈・獅子丸)
2007-03-08 22:48:40
こんばんは、きつねのるーとさん。丈・獅子丸です。本文中でご紹介いただきまして、ありがとうございます。もう、お恥ずかしい限りですとしか言葉になりません。

私的には、
>それにあの状態の祐一くんに取っての最優先事項は、自分の記憶!あのあと、あゆがどうなったのか?そこまで思い出さなくてはいけないのですから無理もないのです。

の部分で、ぽんと手を打ち、納得できました。

私の感想で後半あたりで、「祐一は、逃げだしながらも、確かめたかった」という表現を使おうとして、なんだか、違うと思って削除したんです。
そう、あゆがどうなったのかを思いださなくてはならず、そして、これまで会って、話して、一緒にタイヤキ食ったあゆが何者だったのかを確認せずにはいられなかったはずなんですよね。

…さて、いよいよ23話ですよね。なーんか、今回、「茜色の終曲」ってタイトルからして、あゆのあの台詞あたりで終わりそうな気がしてます。で、予測不能、全員、宙ぶらりんのまま、次回、最終回へって感じになるんじゃないかと。
フルメタTSR最終話以上の恐ろしい程の盛り沢山の最終話になるんじゃないかと。

ですので、私も、根拠はないですけど、

>だから、真琴シナリオも、栞シナリオも、舞シナリオもまだ完結していない。

というのには、完全に同意ですね。


あと、2話ですが、盛り上がってまいりましょう。

(…と、放送までの時間をひとのブログのコメ書きで潰す私をお許し下さい。)
返信する
超直前コメントですみません! (たこーすけ)
2007-03-09 00:59:18
きつねのるーとさん、こんばんは。
たこーすけです。
本文中で紹介していただき、ありがとうございます!
しかも、すごく誉めていただいちゃって。恐縮です(汗)

>祐一に関して

ぼくも、丈・獅子丸さんと同じく、納得です。
自身の記事でスルーし所だったのですが、それはぼくの読解力および語彙力が足りなかったということで、全く、恥じ入るばかりです…
ですので、てりぃさんを始め皆さんのところを拝見しては、「あー!なるほど!」と思う日々でして。
そして、今回のきつねのるーとさんの表現で、さらに納得。
だんだん頭の中のモヤモヤが晴れていく感じがしています!

さて残り二話。
京アニのことですから、間違いなく凄まじい構成美を見せてくれるに違いないと思っています。
AIRでいえば、ラストのロゴのような。
あるいは、AIR編に入るときのような(まさに、「よ~~い・どん!」のところですね)


>話が24話、全部終らない限りシナリオは完結しないのではないか
>話の終わりが実は新しい話の始まりなのでは?

ぼくも、そう思います。
「ヒロインズが、元気に復活」を予想しています。
しかし、もしかすると、それは一瞬のカットで済まされるかもしれないとも思っています。
AIRでの、しの姉妹、聖、美凪とみちる、そして佳乃、のような。
しかし、ちょっとのカットであろうとも、きっとちゃんと説得力のある映像を観せてくれるに違いないと思ってますので、心配はしていません。

しかし、一点だけ不安を感じてまして。
それは、

>原作のナナメ上以上を目指している

「晴子ミュージカル」的なものが、あるだろうか。
そして、あったとしたら、そのとき、ぼく達はどのような反応を示すのか。
それが少しだけ、不安です。

ということで、過度に期待し過ぎずに、しかし適度に期待して、第23話を迎えたいと思います。
ってあと5分きった!

それでは!
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23話観ました (きつねのるーと)
2007-03-09 02:29:24
>丈・獅子丸さま、たこーすけさま
結局、23話を見てから気がつきました。
とりあえず、23話ではあゆの三つ目の願い事と、名雪の復調までが書かれました。24話の予告は、栞さんが担当しました。
次回予告を栞さんが担当した意味をよく考えると…あと、その季節描写ですね。
本当に先が楽しみです。
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