「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋

HN「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」の趣味を語る部屋。守備範囲はテツ、ミリ、ヲタ、アニメ、同人誌、写真等濃い

京アニ版『KANON』を視聴し終わって思うこと

2007-03-18 20:33:44 | KANON
先日、BS-iで放送されていたテレビアニメの京都アニメーション製作の『KANON』の放送が終了しました。一話、30分、全24話の作品でしたが、力を入れ込んで観ていた所為か、今頃になって虚脱しています。
前作、東映版『KANON』や、原作のゲームとよく比較されがちなこの作品に着いて総評みたいなものを書くことにしました。よろしくお願いします。

kanon Original Soundtrack KSLA-0006kanon Original Soundtrack KSLA-0006
このCDが、ゲームのBGM集です。主題歌のフルバージョンが聴けるのはこれと、昨年末に出た主題歌シングルは絶賛発売中!です。
Kanon Arrange best album 「recollections」 KSLA-0003Kanon Arrange best album 「recollections」 KSLA-0003
で、コチラがそのアレンジCD集。
Reーfeel Kanon・Airピアノアレンジアルバム KSLA-0010Reーfeel Kanon・Airピアノアレンジアルバム KSLA-0010
で、こちらはKANONの楽曲のピアノアレンジ集です。
どちらも良い楽曲がたくさん詰まっています。
他のブログの方も指摘されていますが、今回の京アニ版KANONではこの3枚のアルバムの中からBGMをセレクトして効果的に使用しているようです。
Kanon(1) PCBX-50813Kanon(1) PCBX-50813
Kanon(2) PCBX-50814Kanon(2) PCBX-50814
で、早くもDVDの予約が始まっています。買い逃したくない方は予約を!!
Kanon(3) PCBX-50815Kanon(3) PCBX-50815
Kanon(4) PCBX-50816Kanon(4) PCBX-50816
Kanon(5) PCBX-50817Kanon(5) PCBX-50817

KANONキャラのフィギュア各種取り揃え中!!
気になる方は『「きつねのるーと」の『KANON』セレクトショップ』GO!!

最終回の感想記事は訳あって(パソコンのキーボードの配線が切れたらしい)モブログ投稿の(仮)記事一日遅れの本記事の2種類になってしまいましたが、それでも、なんか私の感じた想いを書ききれていないと思いますので、作品全体での観方として感想記事を改めてアップすることにしました。


さてさて、長いようで短かった半年でしたが毎週木曜日の深夜が来るのがこんなに楽しかったのは『AIR』、『英国恋物語エマ』が放映されていたとき以来でした。この楽しみの凄い所は、視聴した時の楽しみをこのようなアニメの感想記事をアップされている他の方のブログを拝見したり、コメントを残したり、TBを送りあったりする事でより長く楽しむことが出来た事です。おかげで、作品の理解がよりいっそう深いところまで出来たような気になれました。
そこで、今回はこの京アニ版『KANON』についてもう少し掘り下げて検証して見たいと思います。

奇跡の連発、大バーゲン
話の終わりで奇跡の安売り状態に陥ったことについて。
これは、元々別々のシナリオだった原作のシナリオを一つにまとめてしまったことによる弊害ですが、これは、KANONに登場する各ヒロインにはそれぞれ固有のファンがいるので誰かだけ救わないという選択肢を選べなかったのと、登場させる以上は各ヒロインの固有ストーリーを描かなくてはならず、そうするとそれぞれ危機に陥ってしまうのでそれを救済しないわけにはいかなかった。
しかし、その理由附けとして不自然なところの無い、極めて合理的な理由を、KANONヒロインズ中、もっとも理屈に強く洞察力のある栞さんに、彼女の推測と言う形で語らせたのは非常に分かり易かったですよね。原作未プレイ者に限らず、私のように原作どっぷり組みでも、あのお願いの仕方は目からウロコでした。

「祐一さん、例えばですよ?
 例えば今、自分が誰かの夢の中にいるって考えた事ないですか?」

「夢を見ている誰かは夢の中で、1つだけ願いを叶える事が出来るんです。」

「夢の世界で暮らし始めた頃は、ただ泣いている事しか出来なかった。
 でもずっとずっと夢の中で待つ事を止めなかった。
 そして、小さなキッカケがあった。」

「願い事は、長い長い時間を待ち続けたその子に与えられた、
 プレゼントみたいなものなんです。
 だから、どんな願いでも叶える事が出来た。
 病気の女の子を治す事も、
 事故に合った人を救う事も、
 怪我をした友達を治す事も。」

「その子が何を願ったかは分かりません。
 でももしかしたら、その子の大好きな誰かにずっと笑っていて欲しい。
 そんな風に願ったんじゃないでしょうか。
 その為には周りの人達も皆幸せでなければならないでしょう?」


確かこのような事を語ってくれたと思いますが、この台詞の中には奇跡が多発してしまった理由が隠されていると思います。また以前作中の授業風景で流れた哲学的課題の『シュレディンガーの猫』を持ち出したことの答えの一つでもあると思うのですよ。さすが、昼ドラ好きでロマンティスト、その上自分自身も死のふちから生還した女の子の洞察力は切れがひと味違います。
追記:
後、エンディングのテーマソング『風の辿り着く場所』の始まりの一節に

足下に風 光が舞った 
日常にだけ 積もったぶんの奇跡が


とあるのですが、この奇跡が起きたのは7年間待たされていたあゆちゃんへのごほうびとして渡されたどんな願いも叶うたった一つの願い事。7年間の日常分の奇跡、降り積もったささやかな奇跡が7年間分。と、考えるのもアリですよね。(追記終わり)

特殊能力を持っているのは?
意識不明のあゆの元に通いはじめて初めての冬が来た頃…
いい加減に心がくじけそうになった祐一くんですが、そのくじけかけた心を直接救ったのは、舞。舞は自身のもつ不思議な力であゆの正体を、よるの学校で出会った頃から察していたようですが、口下手な彼女はそれをそれまでずっと何故黙っていたのか?少々気になるので邪推をして観ました。

きっとこの子は今でも待ち続けている・・・祐一を。

迎えにいってあげて。私の時のように。

約束を果たせるのは、約束をしたその人だけだから・・・


何故、この雪が舞いはじめたこの季節になるまで舞はこの件に関して沈黙を守っていたのか?端的に、そう言う事を感じ取れる力が戻っていなかったと言ってしまえばそれまでなのですが…、それに加えて、舞自身が決定的な確信が持てるまで待っていたからだと思うのです。もちろん、舞自身も人知れずあゆちゃんが回復できるように力を使おうとしていたと思うのですが、どうしてもそれが出来ないのでその理由を一生懸命考えていたのではと、推測してみました。
あと、あの一月から二月にかけての冬に祐一くん達と一緒にいたあゆちゃんはあゆちゃん自身の力よりも、祐一くんの想い、と言うか願望の方がより強く影響されていた可能性もアリですよね。その理由の象徴は、渡されていなかった筈の赤いカチューシャ。原作ではこのあたりの描写が非常に曖昧でした。曖昧と言うか、まるっきり描かれていないのです。ですから、各人の中で脳内KANONが出来る余地があったのですが、京都アニメーションではその点に着目して不足していたパズルのピースを創造してきたのでした。並みの脚本家では出来る技では無いですよね。
とは言え、それ以前に同じ流れで東映アニメーションがアニメ化しているので新鮮味があるかと言えば、ないと言わないと嘘になってしまうのが苦しいところです。
結論としては舞だけではなく、祐一くんにも特殊能力があったらしいと言う事で…

この話最大の奇跡は?
見方によって色々と意見があるとは想いますが…
秋子さんの回復力
事故にあったのが二月一日の栞さんの誕生日の後。
24話で水瀬家に復帰していのは三月の卒業式の前だから下手をすると二月の後半の可能性もありうる…けどいくらなんでもそれは…、とは言え、長くても一ヶ月はたっていないから。
真琴おねぇさんとの出会い
これも、奇跡的な再開でしたよね。
24話で彼女の出番も少しはあるかと思いましたが、出番は無し…。と言う事は、彼女の存在自体が幻の可能性も否定できないかもしれない…。となると奇跡以外の何者であると言えようか?
あゆ渡そうとしたプレゼントが八年近くたってから見つかったこと
例の樹の下で渡そうとした、紅いカチューシャのプレゼントがのっぱらで放置されていたのが見つかったこと。渡せなかったカチューシャが見つかったこと自体が奇跡だと思うのはおいらだけ?
よくある同人的展開だと、その奇跡は天使の人形からのサービスだったりして…
「これは僕からのサービスだよ」と言いつつウィンクをしている天使の人形って、絵になると思いませんか?

やっぱり最大の奇跡は『最後の渡せなかったカチューシャ』かな?

で、ここまできてまだこのKANONワールドに音声付で浸りたい方は私の『KANONセレクトショップ』が押しているドラマCDの『ラジオKANON水瀬さんち』全五巻を聴く事をお勧めします。
別に音声は無くても良いのでしたら、各種アンソロジー本と同人誌をあさる事をお勧めしますよ。

で、今日はこの辺にしておきますが、まだまだ書き足りない気分です。
興が乗ったらまた書く事にします。

最後にナユキストとしてこのバナーを…


ギャグ分多目のブログからこんなバナーを貰ってきました。
アルミナルホイール/COCORO・de・LIVEさま、ありがとうございます。
糸目なのがチャームポイントですにょ!!


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サトシアキラ@管理人)
2007-03-18 22:26:24
 どうもこんばんはです。お世話になっております。

>確かこのような事を語ってくれたと思いますが、この台詞の中には奇跡が多発してしまった理由が隠されていると思います。

 なるほど~。そう考えれば、一人だけでなく全員に奇跡が行き渡ったのも辻褄が合いますね。
 もともとルートが多岐に渡るのにも関わらず一本に纏め無ければならないのですから、
 これくらいの着地点は必要だったのでしょうね。
返信する
Unknown (jiro)
2007-03-19 13:10:03
きつねのるーと様、こちらでは初めまして。

両記事を読ませていただいて、また少し
わだかまりが解けました。

>原作の場合は当初祐一くんが考えていたように~一つの願い事で一人しか救えなかった
ゲームはこうなっていたんですね。
それを知っている方にとっては、アニメ版
「Kanon」はプレイした方の願いが全て
叶えられたということですか。

アニメに合うように原作の旨味を生かした
”奇跡の大安売り”は絶妙な演出だということか。

本作最後となるトラックバックをさせていただきます。大変お世話になりました。
返信する
ずっと続くKanon (maharia)
2007-03-19 19:33:25
きつねのるーとさんこんにちは~

コメント・TBなど、Kanonではホントにお世話になりました! ありがとうございます。

>話の終わりで奇跡の安売り状態に陥ったことについて

これ、私も一緒に実況していた友人も「やっちゃった~」って呟いてしまったんですよね、最初は。京アニに鍵ってやるはず無いと思っていた展開だと思ったんです、最初は。でも仰るとおり、連発はしてるけど決して安売りはして無かったんですね。ある意味高い料金を「先払い」してたワケでもありますしw

見れば見るほど理解が深まる、いい最終回だったと思います。ちょっと敷居が高いところが残念といえば残念なところですが(私の様な凡人には数度見ないと理解できないところが多かったのでw)、きつねのるーとさんをはじめ、色々な方の感想を見る事で、楽しく理解を深める事ができました。

>やっぱり最大の奇跡は『最後の渡せなかったカチューシャ』かな?

友人が「8年間も朽ち果てなかったプラスチックに乾杯!」と突っ込んでて笑ったのですが、ホントに奇跡ですよね! というか奇跡の象徴?

見直すと、まだまだ思いつきそうですw
では、これにて失礼致します。
返信する
Unknown (鏑木)
2007-03-19 22:48:13
お世話になっております。
また、TBありがとうございました。

さて考察拝見しまして…いやはやお見事です。
私が思っていたことが完璧な考察として纏め上げられています。
自分の記事でも批評っぽく書いてますが、どうも文章力が足りないようで全然うまくまとめられてないものでして(笑)

>  でももしかしたら、その子の大好きな誰かにずっと笑っていて欲しい。
 そんな風に願ったんじゃないでしょうか。

一連の栞の台詞自体は原作にもあったと思うんですが、この部分の一節ってありましたっけ?

そしてカチューシャのくだりはお言葉を借りればまさしく「目からウロコ」でした。「不足していたパズルのピース」……完璧です。

胸のすく思いで拝見させていただきました。
それでは失礼いたします。
返信する
へんれす (きつねのるーと)
2007-03-20 20:30:22
実際、多数の方に見て貰っているはずのこのブログですが…コメントを残してくれる方は少ないのでその点、お礼を申し上げます。

>サトシアキラさま
結局、大雑把にみて前作(東映版)と同じ流れになってしまったのが残念と言えば残念なのですが、原作推挙を目標とする京アニスタッフとしてはこれが当然だったのかも。
それに、中身は前作よりも濃密ですしね。

>jiroさま
ありゃ、いつもTBしかお互いに解していませんでしたか?これはかなり失礼をしました。申し訳ありませんです。
さて、
≫「Kanon」はプレイした方の願いが全て
叶えられた
との事ですが、実はそうではないのです。
そう、真琴ファンの方々の願いです。
彼女の完全復活がない限り“プレイした方の願いが全て叶えられた”ことにならないのですよ。
ただ、その事を声高に言っているブログが少ないだけで…。と言うわけで、結構抜け落ちはあるのです。

>mahariaさま
≫京アニに鍵ってやるはず無いと思っていた展開
との予想でしたか?
おいらは逆でアニメ化するなら絶対外せないと思っていました。それはハッピーエンドを求められている話だからです。その理由は栞さんが原作中で語っていますから、そちらを参照して下さいね。
それに、奇跡は積み立てられると言う新しい解釈を見せてくれたのも嬉しいです。また、別の見方では、『みんなオラに力を貸してくれ!』だったりするのですが…

>鏑木さま
栞さんの台詞の
≫ でももしかしたら、その子の大好きな誰かにずっと笑っていて欲しい。
の部分はアニメオリジナルです。
と言うのは、原作ではあゆが助かると栞さんは助からないと言うか、祐一くんにとって知らない女の子となってしまうからですし、栞さんが助かった場合は、祐一くんは7年前の事を忘れたままですので、この台詞を出す必要がないのです。
とは言え、原作でも栞さんが助かるにはあゆちゃんと祐一くんとの出会いがなければいけないので、栞ルートのアフターシナリオとしてはありうるかもしれません。

と、まとめレスで申し訳ありませんが、私はまだKANONにこだわって記事を書く予定です。もしよろしければまだまだお付き合いくださいませ。
ではでは
返信する
「最後まで“笑ってる”強さを」 (ひふみー)
2007-03-22 17:36:54
こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいております。


>しおりんの「奇跡増殖大テクニック」予想

このネタ、大団円エンドの為にいかにして“神様を騙して”w
直接的ではない表現で「たった一つの奇跡」を
「沢山に増やす」か、ただ1発の「願い」で全てのヒロインを
同時に救済するか(なんか多弾頭誘導ミサイルみたいな奇跡だなw)
については、某掲示板等では結構予測しておりまして、
かなり近いものも出ておりました。
「もう一度みんなに会いたい」
「祐一くんが幸せな気持ちでいられるように」等々。
実際、栞が語ったその理屈はまったく予想のものと
同じでした。

ただ本編の表現を見て、「やられた!」と思ったのは………
タイトルにも上げた主題歌の歌詞、それ以上に
「大切な人には、いつも笑っていて欲しい」という
テーゼは、ONEの長森シナリオ、Airの各ヒロインシナリオなど
Key作品の各所に何度も何度も、繰り返し現れる重要な
モチーフでもあったという事です。

同じ「改変」を施すとしても、このような重要な部分に
こんな風に“Keyらしさ”の極致たる言葉を選び抜いてくる辺りが、
「京アニ恐るべし」というか鍵っ子レベルとして完全に負けて
しまったのが悔しい今日この頃ですw


>奇跡の大バーゲンと真琴の完全復活

「奇跡の物語」として知られるKanonですが、意外な事に
原作では「奇跡の具体的な描写」はなくて、結構ぼかされて
記述されているんですよね、あくまで後付の推測として。
ですから「超自然的な奇跡」ではなく、単なる「奇跡的な幸運」
として見る事も、決して不可能ではないのです。
ただ単に「奇跡的な出来事が起こった」事実だけの描写。
それをどう受け取るかは、見たものに委ねられる……
京アニは(一本化した事もあって)そのスタイルを忠実に再現した
とも取れると思います。

ただ、ある感想ブログでの意見で、
その中で一応曖昧にされているとはいえ、起こったとすれば
「明らかに超自然的な奇跡」になってしまうのが、真琴の消滅
からの復活で(舞の蘇生もそうだけど、既に描写済み)
だからこそ真琴エンディングは『単体で』10話のラストに
先に描写されたのだ、
というのがありました。
なるほどな、と思いつつ考えたらこれはこれで「別格扱い」?w
(あゆ以外で唯一ED曲イントロ付きと最終CG再現!)

「奇跡の積み立て」っていうのは新鮮で笑いました(失礼!)ですが、
真琴だけ一足先に「入院費として全額先払い」みたいなもんですかねw


返信する
へんれす・その2 (きつねのるーと)
2007-03-23 01:15:40
>ひふみーさま
コチラでははじめまして、各地で興味深い考察を披露されているので私のところでもコメントをお待ちしていたのですがようやく、最後にはコメントを頂くことが出来て光栄です。

≫「奇跡の積み立て」
これは、『風の辿り着く場所』の歌い出しに有った「日常にだけ 積もったぶんの奇跡が 」を考慮して分かりやすく表現して観ました。とは言え、原作プレイ時にはこのフレーズの意味がよく判らず困惑をしていたのですが、京アニ版の結末を見てようやく辿り着いた言葉です。

≫これはこれで「別格扱い」
うん、やっぱり真琴は別格扱いなのですよね。だから、真琴が最終回で完全復活してこなくても真琴ファンの不満は出なかったようですよね。私の予想では真琴が戻ってこれなくて不憫だと言う声があると思っていたので、少々意外でした。あと、真琴おねぇさんの登場で毒気を抜かれてしまったと言うのもあるのかも…
返信する
あゆの一人称の設定 (たこーすけ)
2007-03-25 02:35:14
こんばんは、たこーすけです。
大変遅くなってしまいましたが…
きつねのるーとさんには、TBでもコメントでも大変お世話になりました。
御一緒することができて、とても楽しかったです!
本当に、ありがとうございました。


>舞自身が決定的な確信が持てるまで待っていたから~
>~どうしてもそれが出来ないのでその理由を一生懸命考えていたのでは

この解釈はとても素敵だと思いました!
ぼく自身はあまり考えていませんでしたが、ここで舞が力を使うかも?とお考えになった方も多かったみたいですね。しかし、そのような展開にはならなかった。
この展開の説明として、きつねのるーとさんの解釈は、とても納得がいきます!お見事です。


>「これは僕からのサービスだよ」と言いつつウィンクをしている天使の人形って、
>絵になると思いませんか?

この一節を拝見して、何故あゆが自分のことを「ボク」と呼ぶ設定になっているのかがわかったような気がしました。
Wikipediaによりますと、天使は元々男性の姿で描かれていたようですし、この「天使の人形」も明らかに男の子に見受けられます。
ぼくは、あゆの「ダッフルコート」と「羽の生えた鞄」は、「天使の人形」の造形を模した姿なのだと思っています。
したがって、「天使の人形」が自分を「ボク」と呼ぶように、あゆが自分を「ボク」と呼ぶことは、これはもはや自明のようにさえ感じられます。
今まで全く気づきませんでした…
きつねのるーとさんのおかげです。ありがとうございます。


また機会が御座いましたら、是非ご一緒させて頂きたく思います。
「らき☆すた」?「CLANNAD」?
いずれにせよ、そのときを、楽しみにしております!
それでは、また!
返信する

コメントを投稿