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『スカイクロラ』観て来ました。

2008-09-20 20:04:22 | アニメ
もういまさら感のある記事なんですけど…あえて書くことにしました。

ま、たまたまコミケの時にスカイクロラの草薙水素少佐を撮影していたのも、関係していますけどね…。
で、観たのは9月になってからだったという実に遅い視聴だったのですよね。実は映画の日が第一水曜だと思っていたら毎月1日だったと言う罠にはまりつつも、目当ての映画館直近で金券ショップを探しだして、観てきてしまったという情けないオチもあるのですがそれは、それでオイトキます。

さてさて、
のっけから、強烈な空戦シーンから始まります。

黒豹のマーキングを持つフォッケウルフのFw190Dもどきの機体(スカイリィ)を操る、コードネームティーチャーが滅茶苦茶な強さを見せつけ、印象に残りますが、主人公側のエンテ翼の機体(散香)をいきなり切り裂くがごとく簡単に撃墜していくシーンにあっけに取られます。ここで、この作品が只者ではないことが見て取れる訳ですね。
つまり、ただの空戦アクションストリーでは無いことを冒頭で示していると言う訳です。この作品の本質は、空戦、では無くて、そんな日常の中で暮らす人間の方だと言うことをこれ以上は無いほど判りやすく解いている辺り思い切りが良いですね。この世界の基本設定として、キルドレ、と言う存在があるのですがどうやら彼らはこの、ショーとしての戦争の為に造り出されたクローン人間なのでは?と言う疑惑が出てくるのですよ。だけど、その決定的な証拠は決して出さない。見えてくるのはそうかも知れないと言う、状況証拠のみ。ここいら辺の描き方は、きわめて押井監督らしさが出ていると思いました。

押井監督らしさといえば、出てくる航空機のほぼすべてが二重反転式ペラを採用していること。そして、何気なく基地にいる犬がバゼッドハウンドと言う犬種であること。これほど強烈かつ地道な自己主張のある監督さんって意外といないのですよね。あ、アフロルパンなナベシン氏は別ですけど…(爆)

それにしても、原作未読でもそれなりにメッセージを受け取れるようにシナリオを構成しなおしている辺りも凄いと思います。そう言う意味でこの作品は凄いと思うのです。今からでも遅くは無いのでぜひとも原作を読んでおかないといけないと思います。な、実際に私がゆ無おはかなり先だと思いますけどね。

公式HPは此方
いきなりナレーションが始まるので音量設定に注意が必要


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