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『ましろ色シンフォニー』 最終回 観ました

2011-12-21 03:10:10 | アニメ
この最終回を見ていてアニメシナリオでみう先輩が新吾くんを勝ち取ってしまった理由を考えてみました。

このましろ色シンフォニーの登場人物で一年上のヒロインで卒業してしまうヒロインが彼女だけだったということと、このお話でマスコット的存在のぱんにゃちゃんを一番可愛がっていたのがみう先輩だったということ。そして、ぱんにゃちゃんを野生に返すために別れる辛さを乗り越えてみせることで、正ヒロイン愛理ちゃんの成長を促すという役目も負っていたからだとみました。愛理ちゃんは、もともと、学園統合には反対の立場だったのですけど、新吾くんたちと一緒に過ごすうちに学園統合に反対していたのは単に変化を怖がっていただけだと思い直した訳です。そして、その学園統合が白紙撤回されそうだという話を聞いて、それが撤回されないように自分たちで出来ることを始めたいと思うようになったわけです。そんなふうに思えるようになったのは、本当はぱんにゃちゃんを野生に戻すのは辛いのに、それがぱんにゃちゃんのためにはならないからと野に戻すと決めているみう先輩を観てしまったから。
とはいえ、みう先輩だってやっぱりぱんにゃちゃんとは別れたくないのが本心で口ではぱんにゃちゃんを野に戻すとは言いつつもそれが辛くて我慢ができなくて…でも、その辛さは新吾くんも受け止めて二人でその辛さは乗り越えようって言う気になっている訳ですよね。この展開にするためにはどうしても前の回でこの二人が相思相愛になっていないとダメだったわけです。

一方、愛理ちゃんですけど…恋愛では勇気が出なくて引いてしまった訳ですけど、その分、紗凪ちゃんの恋を応援していたので彼女の良き相談役を務めていたわけですけども今回は、逆にその紗凪ちゃんから勇気をもらえることが出来たのですよね。この勇気とみんなの支援のおかげで頓挫しかけていた学園統合は無事にうまく行った訳です。この辺り、愛理ママさんの思惑通りって行った感じもしなくは無いのですけど…、愛理ちゃんも成長出来たってことですよね。このヒロインたちの成長っていう面でこのましろ色シンフォニーの醍醐味は有ると…って新吾くんの妹の桜乃ちゃんは…成長出来たのかな?それは…彼女の描写が少ないのと、もともと彼女の基本スペックが高すぎて成長をみせる余地が少なかったのが響いた感じもしなくはないですね。あ、そう言えば桜乃ちゃん、唯一の泣き所、方向音痴ってのは治ったのかしれん?

そんなわけで、場合によってはましろ色ではなく、まっくろ色シンフォニーとなりかねなかったシナリオも綺麗にまとまって終わりました。
締めが、みう先輩の卒業式ってのも綺麗ですし、そのあと、卒業したみう先輩と野に帰ったぱんにゃちゃんの様子を見に行く新吾くんというものなかなかだったので有ります。

そうそう、愛理ママが言っていた『女を磨く』ってことには失恋も含まれているように思えるので愛理が自分の想いを封じて結果、失恋をしてしまったのは良いことだったのかも知れません。実際、気遣いが出来て、みんなの意見を拾える良い女の子になっていましたからね。しかも率先行動力の有る、とっても良い女の子にね。

という訳でこの作品の詳しいことは公式HPと、この記事にTBをくれた方々の記事を参照にしてみてくださいませ。


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