『あの夏で待っている』 第５話 観ました

サブタイトルの『先輩はヒロイン』ってのは撮る予定の映画のって事でしたね。で、夏休みが始まると共に、それまで良い感じにバランスが取れていた四人の関係（海人、柑菜、哲朗、美桜）が動き出すのでした。と言うのが今回の流れでした。

この四人の関係というのは柑菜と哲朗が幼馴染で、哲朗は柑菜に片想い中なぅ。でも、柑菜は哲朗のことはただの幼馴染としてしか意識していない。一方、美桜は哲朗が好きだけど片想いで、自分の想いは伝えられていない。また、哲朗の片想いには当然気がついているけれど、それで自分がどうしたら良いのかは分かっていない。このジレンマは同様に哲朗が柑菜に抱いている気持ちと全く同じってのがまた凄いですね。
あの夏の他にも、登場人物全員片想いって作品が前にあったような気がしますけれども、それとはまた違った壮絶さがあります。

そんなこんなでそんな四人に波紋を投げるのがイチカ先輩と檸檬先輩。檸檬先輩はただ単に面白がって引っかき回しているだけのように見えますけれども、その真意が明らかにされることがあるのかどうか、彼女の事情は見えてくるのか否か、それはこの先の楽しみでもあります。
そしてもう一人の要因として、イチカ先輩が居ます。彼女の場合、彼女自身が隠している彼女独特の事情というものが有って、彼女はエトランゼ、異星人。しかも乗ってきた船は壊れてしまって自己修理不能？みたいなかなり深刻な状態で、地球に付いてもよく判っていない感じ。そして今回初めて明かされた彼女は三姉妹の真ん中らしいってこと。そういう意味では、姉でも有り妹でも有りと言うなかなか中途半端な立場みたいですけれども、年下の海人に対してそれなりに姉っぽく、先輩っぽく立ち回れるのはそう言った事情もあるのかも知れないです。

それはさておき、５話目にしてようやく夏休みが始まり物語が本格的に動き出した感があるのは、割とスロースタートだと思いますけれども、そのスロースタートなのが非常に良い感じなのです。こういうスローなスタートは嫌いじゃないですよ～。

あと、どうでもいい話ですけれども、美桜ちゃん、自宅では全裸っぽいですね。イッタイ何故裸族で過ごしているのか…。とはいえ、あそこまであっけらかんとされていると本来、それなりに色気を感じてもいいはずなのに何も感じなくなってしまう罠。この娘、３サイズ的にはかなりのスペックのはずなのに、家で全裸っぽい姿だととたんに色気がなくなるのはなぜ？的な疑問が発生してしまう。本当にどうでも良い事なんですけれどもね…

さてはて、今回、最後に、海人に対して哲朗が夜這いもどきの訪問をして、柑菜が海人のことを好いていると伝えてしまいますけれども、それを聞いているのは海人だけじゃなくてイチカ先輩も扉越しにその話を聞いてしまっているのですよね～。ってことは絶妙なバランスで距離感を保っていた四人のバランスが崩れたってことで果たして次回、どうなるのか…

あ～あ、せっかく、波風起こさないって決心した柑菜ちゃんの思いは変な所で崩されてしまったですよ～。全く次回からどうなることやら…

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