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『とある飛空士への恋歌』 第一〇話 観ました

2014-03-11 04:12:00 | アニメ
イグナシオの事情から始まった今回のお話でしたが、なかなかハードな展開になってきています。イグナシオにしてもカルエルことカール・ラ・イールには直接の恨みは無いにしても憎い相手の一人だったわけでその彼が、引きこもるカルエルに喝を入れるとしょうして殴り倒すのは、授業で無愛想な彼とペアを組んでくれたアリエルが気をかけてくれたことへの無言の感謝と、自分がニナであることをバラしてしまったために飛空科に居られないと思ってしまったクレアのためな訳ですよね。無愛想でも、ただ憎しみにとらわれて居ただけの狭隘な男でもなく、彼も男気のあふれるカッコいい奴だったと言うわけで。

そんな中、イスラはまたも空襲に襲われる。
イスラの方でもただ空襲を受けるだけではなく、こちらから敵の飛空要塞を攻撃すべく撃って出るのですが、どうにもこうにも飛空艦戦力がルナ・バルコ一隻に航空戦力だけでは数が足りるわけもなく、砲戦をする補助戦力として着弾観測機を出さなないと勝ち目もなく、この着弾観測機を護衛する飛空機を用意するアテが無いので、その囮くらいになるかと飛空科学性の手を仕方なしに借りることにするレオポルド・メルセ提督。提督にしてもまだ技術が未熟であろう学生を戦場に出したくは無いのがありありと分かる表情を、今回は見せますが勝つためと言うか生き残るためには戦力の出し惜しみはすべきではないと考えてのこと。

そんな非常な命令を受け、飛空科の教員は抵抗を示し、バンデラス先生は飛空機の準備の妨害を、ソニア先生は生徒の前で階級章を肩から外し、自分はここでたった今、軍人を辞める。だから君らも出撃命令を辞退しても構わないと言う。出撃をしたくないものは十分以内に防空壕へ向かうバスに乗り込み退避しろと伝達した。そうそれは、飛空科の生徒を死地に向かわせるために色々と教えてきたわけではないのだから。空を飛ぶための技術を教えるために教員をしている訳であって、出撃したら無駄に撃墜されるだけのための戦闘に出撃させるわけには行かないと思ったから。そう、前回みたいなことは一回で充分。二回も体験したくはない訳で。特にソニア先生の場合、自分の受け持ちのヴァン・ヴィール組の生徒は前回の戦闘でほぼ全員出撃し、出撃したものは撃墜され、撃墜されたもののほとんどはそのまま戦死しているのですから、その想いはバンデラス先生よりも強いのでしょう。

そんなドタバタがあり、残存生徒たちの間で、着弾観測機の護衛任務に就く就かないで一悶着有ったため、飛空科学生のエル・アルコンの出撃が遅れました。ちなみに出撃したのは、ザ・モブキャラ@ノリアキ・カシワバラとベンジャミン・シェリフのペアと、イグナシオに喝を入れられ正気に戻ったカルエルとイグナシオのペアの2機のみ。
ノリアキは、前回、敵重爆隊を発見、通報、接敵をし味方攻撃隊の攻撃をサポートするも戦死したミツオ・フクハラへの悔恨の想いで志願し、ベンジャミンはその決意に応じてさすがに1機も飛空科学生機が出ないのはアレだろうと考えたのか、ミツオのペアだったナナコの代わりになろうとしたのかは不明ながらも、おそらくは後者が七割、残りが前者って感じなんでしょうね。で、イグナシオがカルエルとペアを組んだ理由は、おそらく、カルエルの決意を知るためと、アリエルへの義理なんでしょうね。で、イグナシオはエル・アルコンに弾倉式の重機銃らしきものを積み込みました。いつも使っていた小銃よりも威力がありそうな感じです。
で、出撃準備中に指示されたと思われる、着弾観測機のいる空域へ飛ぶ最中も敵単発機の群れに襲われ2機はバラバラに目標へと向かうことに。イグナシオとカルエルのペアはすり合わせがよくできてない割には上手く立ち回り、っていうか、イグナシオの指示と射撃の腕が上手すぎるんだわね。雲を使って敵機を舞いたり、有利な空域へ敵機をおびき寄せたり、かと思えば、後方から3機で襲いかかるのを3発の射撃で撃ち落としたりとかどんだけチートな能力を保持しているんだか。おそらく、それはそれだけの腕を身につけないとニナの護衛役は務まらなかったってことと、王家への復讐の決意がそれだけの技術を身につけられる厳しい訓練に耐えさせたってことなんでしょう。
一方、ノリアキ、ベンジャミンペアは敵機に立ち向かうのではなく、敵機に見つからないように逃げまわると言う手段で目的の空域へとなんとか辿り着くのですが、その時、彼らの目の前で肝心の着弾観測機は撃墜されてしまうのでした。

時に着弾観測機の役目なのですが、砲撃戦の時、敵、目標が見える空域まで進出して敵情を観測し砲撃に必要な情報を集め連絡をする航空機のことで、通常なら敵と味方の中間点を中心として八の字運動をしながら観測するのですが、今回、敵艦の護衛部隊が煙幕を展開しているので敵の見える空域まで前進し敵情を観測しつつ、敵機の攻撃をかわし続けないといけません。その上、敵も高高度に着弾観測機を展開してルナ・バルコへの砲撃を加えてきているのでそちらもなんとか出来たらなんとかしないと行けません。また着弾観測は、敵の位置を教えるだけではなく、味方の撃った砲弾が敵に対して手前に落ちたのか、それとも奥に落ちたのか、それとも敵の前か後ろに落ちたのかを知らせて、砲撃の修正を促す重要な役目も果たします。彼らの技術水準だとレーダーは無いかもしくは砲弾観測を出来る精度は無いと推測されますね。なので、砲撃戦を行うためには着弾観測機の役目は非常に重要なのです。

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