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『氷菓』 第21話 観ました

2012-09-13 02:04:01 | 京アニ
今日までこの回が見られなくてとっても残念でした~。

実はこのお話、古典部メンバーとしては非常に重要な事件を取り扱っているにもかかわらずかなり地味な印象を与えるお話だったのですよ。この事件の概要を一言で言ってしまえば、麻耶花ちゃんと里志くんの恋愛関係がキチンと結べるかどうかと言うことなのです。それさえ、分かっていればチョコレートが盗まれたかどうかなんて仔細なことだったわけです。ですが、里志くんに渡すチョコレートに対してそれを造って渡そうとして居る麻耶花ちゃん以上にえるちゃんが入れ込んでしまい、話がややこしいことになってしまったのでした。
結局、里志くんの恋愛モラトリアムはこの一件がきっかけとなって終わったようですが、それに彼が気がつくまでどれだけ無駄な時間を過ごしてしまったのかについて彼は解っているのでしょうか?いや、解っていなくても、これから麻耶花ちゃんに嫌というほど思い知らされるのでしょうけれど。

ここで意外なのは、奉太郎の気持ちなのです。
彼は、麻耶花ちゃんと小学校の一年の頃からずっと同じクラスだったそうなのですが、だからといって彼女と彼の間に特別な感情はなくてただの腐れ縁だった筈なのです。ですが、ただの腐れ縁だとは言え、そう言った女の子が恋愛で傷つくのを見るのは忍びない程度には思っていたと言うことなのですよね。そう、彼はその一年前にも、麻耶花ちゃんが里志くんにチョコレートを渡そうとして果たせなかった現場を観て知っているのです。恋で傷つく彼女はアンマリ観たくない訳ですね。ここいらへんは、彼が傍若無人な姉とはいえ、身近に女性が居る環境下で育っているからこその気遣いなのでしょう。今回の一件では、麻耶花ちゃんの他に、えるちゃんも心を痛めている訳ですから、余計に里志くんに対して彼との友情は守りつつも辛辣に当たるのも無理はないですよね。

結局、えるちゃんの心の痛みはえるちゃんが勝手に暴走した結果、一人相撲のような感じで麻耶花ちゃんから、事情と推測を聞いて、奉太郎からの報告を聞かなくても解決しちゃったようなのですが、結局は男は男同士、女は女同士で悩みや苦悩を解決すると言うことで終わった訳ですが、えるちゃんと奉太郎の仲はどれだけ進展しているのでしょうか?

一応、えるちゃんは、彼女の家の流儀に従って極めて親しい間柄の相手にはヴァレンタインチョコを贈らないので、奉太郎にはチョコレートが渡らない訳ですが、コレは、かえってチョコを貰えるより、貰えない方がより近しい関係になれていると判断出来るので、奉太郎は期待しちゃってよさそうです。とはいえ、そのせいで彼が高校一年生のヴァレンタインに貰ったチョコは姉からの義理チョコ一枚だけだったという情けないことになっているわけですが、彼のことを好いている女の子が居ると言う事は、焦らないで良いこと。そうそう悪いことではなさそうです。

そうそう、えるちゃんが盗まれたと思ったチョコレートは、一応、最初っから里志くんに手渡っていたと言うことで解決です。しかも、麻耶花ちゃんと里志くんとの間では、チョコを麻耶花の前で受け取るか、そうではなく、受け取りはするけれども無かったことにするかで暗黙の了解が得られていたというのは、えるちゃんは飛んだ早とちりをさせられてしまい、それで傷つくことになったわけですね。ただ、ヴァレンタインと言う楽しいはずのイベントで、想定通りの事態にならなかっただけでちょっとした事件になってしまったというのは、えるちゃんにしても、麻耶花ちゃんにしても、里志くんにしても想定外の事態だったわけですね。それにまともに付き合わされてしまった奉太郎こそ、いい皮の面ですよね。でも、この二人の恋愛関係に関してはどうなっていくのかは、とっても気になるので、作者さん、続きを書いてくださいませ~。トシカ言いようが…

と、言うわけで公式HP京都アニメーション版HP、それとこの記事にTBを送って来てくれた方々の記事を参照にしてくださいね。


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