隊員NO.3せりかで~す(^_^)v
10月20日(土)に開催された加賀市観光ボランティア大学第14回講座で、「赤瓦と煙出しの里」加賀ひがしたに
地区を訪ねました。この加賀ひがしたに地区(荒谷町、今立町、大土町、杉水町の4集落)は、昭和中期以降、
急速に過疎化が進み、ダム建設により全体が消失する集落が多い中、独特な集落景観を残していることから、
平成23年11月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。ですから、日本の里山の原風景が見られる
すごく美しい場所なのです。この日は、秋晴れに恵まれて最高の散策日和になりました。
わたしたちは、荒谷町、今立町を見学した後、大土町へ行きました。大土町は、加賀ひがしたに地区の
4つの集落のうちでも、最深部にあります。
規模は小さいのですが、建物が散居的な配置になっていて、石垣・水路など昔の山村集落の景観を残しています。
ここには大土生水といわれるわき水がありました。手ですくって飲んでみると、冷たくてとってもおいしかったです。
この水は一年中、水温がほとんど変わらないふしぎな水だそうです。
それから、大学のみなさんと、”葉わさび”を味わいました。わたしたちは初めての体験だったので、おそるおそる
噛んでみました。天然のわさびって、こんなふうになっているんですね。
そして、なんとかわいいタヌキが木の間からひょっこりと顔を出しました。あわてて写真を撮りましたが、
「ごめんなさい!」後ろ姿だけしか撮ることができませんでした。
加賀市には「日本の原風景がたくさん残っている」と聞いていました。これまでも大聖寺町家や北前船主の家屋を
見学して、納得していたのですが、今回加賀ひがしたに地区を訪ねて、あらためて加賀市の魅力の奥深さを
実感しました。
市街地からの距離もとっても近いので、みなさん、是非加賀ひがしたに地区を見学してください!