隊員NO.4まこで~す(^_^)v
レポートが遅くなりましたが、わたしたちは7月16日(火)の課題研究の時間に
重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)・山中温泉加賀ひがしたに地区・荒谷町の
石川県内水面水産センターを訪問し、日本一のオオサンショウウオを見学させて
いただきました。同センターのオオサンショウウオはこれまでは日本で二番目
でしたが、5月24日に国内最大だった城崎マリンワールド(兵庫県豊岡市)の個体が
亡くなったため、日本一になったのです。
昨年7月29日の測定では、全長136.0cm、体重18.86kg。年齢は不詳、
オス・メスの判別も不明で、すごくミステリアスな生物です。夜行性で目は全く見えない
そうですよ。
今回わたしたちの講師をしていただいたのは、同センター職員の海田潤さんでした。
わたしたちがご挨拶すると、海田さんは、早速手にアミを持って、「カエルを探しましょう!」と
おっしゃいました。何でもオオサンショウウオの大好物はカエルだそうで、それはそれは
迫力のある食べっぷりをするのだそうです。海田さんはわたしたちにオオサンショウウオの
食事の様子を是非見せたいと一生懸命にカエルを探して下さいましたが、適当なカエルは
見つかりませんでした。「ざんね~ん!」
オオサンショウウオは世界最大の両生類として有名で、1952(昭和27)年には国の
特別天然記念物に指定されました。加賀市のオオサンショウウオは、1973(昭和48)年に
大聖寺川鶴仙渓で保護され、同センターでずっと飼育されているそうです。
保護されたときは大暴れして、全身から粘液を出し、山椒(サンショウ)のような強烈なにおいを
出したそうですよ。それから40年、このオオサンショウウオは、センターの皆さんに愛されながら、
のんびりと生活してきたんですね。
一見グロテスクにみえますが、近くでよく見ると、かわいい手足、でっかい口など、
とってもユーモラスで愛嬌がありました。
オオサンショウウオさん、いつまでも長生きして下さいね!!