阪神淡路大震災の年、我が家にやって来た雑種の大型犬マリ
多分震災で捨てられたんでしょう、野良犬してたんですよ
子どもが通っていた学校で一緒に走っていたり、よく駅前にいて帰りに声をかけていました
近所の女子中学生が洗って連れて帰っていたのを、
ひょうんなことから我が家へ来ることになったのです
その女子中学生には今はもうお子さんが、、
来て間もない頃、散歩途中に「マリさん」と呼ばれたのをきっかけに
我が家でも「マリさん」と呼んでいました
雑種のメスです
先月高齢で亡くなりました
これはこのブログのトップページに登場した当時のマリさんです
マリさん、散歩に行こうか
団地の前の中央公園へ毎日散歩に行きました 一回約1時間 楽しい時間でした
15年くらい、うちにいましたから散歩回数は総計5000回は超えてたでしょうね
帰って来ると大好物のチキンの干したのをもらって水をがぶがぶ飲んでまた寝てました
どこへ行くにも一緒でした 東京や山口県にも一緒に行きました
普段は、、まーよく寝てましたね
胃捻転で深夜に緊急入院したこともありました
不思議なことがあります
後からやってきた猫のミー助にいろいろ教えていたようなんです
お風呂の水が大好きですし
朝洗顔中に様子を見に来ますし
帰宅すると飛んで出てきて好物をねだりますし
背中を向けて「かいて、、」といいますし、、
ミー助がまったくマリと同じことをするのです
たぶんこんな顔して教えてたんでしょうね、、、
不思議なことがまだあります
弱ってきて足がたたなくなった頃、朝の散歩で一歩も休まずに歩き通したんです
へー、今日は一歩も休まなかったねー、不思議に思いましたが、
それが一緒に歩いた最後の散歩でした
いよいよ亡くなる日、夜ウオン、ウオンとなき始めました
またお腹がいたいのかなあ、、さすってやっていましたがあくる日が仕事で早かったので
もう寝るよ、と布団に入ったのですが
ウ・オンと念をおして起こしたんです
もう一度起きて、抱いてさすってやってると、ウオン、ウオンとまだ言ってましたが
クウンと言ったように聞こえたので、あ、今はクウンと言ったなあ、、と思ったら
急に息をしなくなったように感じたので
あわててそばにいた家族を起こしました
私の腕の中でパクパクと口を何度か動かし、最後にゆっくり少し口を開けて閉じて
動かなくなりました
お別れだなあ、、、と感じました
ありがとうマリと言いました
ペットの葬儀屋さんにお願いして焼いてもらいました
最初に洗って連れて帰ってくれた今はお母さんになった女子中学生も来てくれました
お骨ひろいをしました 骨になったマリを見て、なんだか区切りがつきました
骨壷に入れて持ち帰りました
四十九日がちゃんとあるんですね
今はペットの葬儀屋さんに収めてあります
少し残っている粉になった骨は大好きだった散歩の場所にまいてやろうと思います
暫くは家に帰ってももういないんだ、、と思うと帰るのがいやでした
時間つぶしに近くのスーパーマーケットをうろうろしていましたが
ささみ売り場やペットフードのところを通ると涙が出そうで
時間つぶしもつらいものがありました
しかし、葬儀が済んでからはすこしふっきれて、周りの犬好きな人が心配してくれる
ほどには落ち込みませんでした
何かとってもうまくいったことがあると、あ、マリが助けてくれたんだなあ、、
と感じます
毎年、クリスマスの夜やお正月に南港に停泊中の船が汽笛を鳴らすのを
公園で一緒に聞くのが楽しみでしたし、春の桜を二人で眺めることももう出来ませんが
マリにはほんとによく尽くしてくれました
ありがとうマリさん 悲しいより感謝の気持ちの方が大きくなった今日この頃です
-終-
多分震災で捨てられたんでしょう、野良犬してたんですよ
子どもが通っていた学校で一緒に走っていたり、よく駅前にいて帰りに声をかけていました
近所の女子中学生が洗って連れて帰っていたのを、
ひょうんなことから我が家へ来ることになったのです
その女子中学生には今はもうお子さんが、、
来て間もない頃、散歩途中に「マリさん」と呼ばれたのをきっかけに
我が家でも「マリさん」と呼んでいました
雑種のメスです
先月高齢で亡くなりました
これはこのブログのトップページに登場した当時のマリさんです
マリさん、散歩に行こうか
団地の前の中央公園へ毎日散歩に行きました 一回約1時間 楽しい時間でした
15年くらい、うちにいましたから散歩回数は総計5000回は超えてたでしょうね
帰って来ると大好物のチキンの干したのをもらって水をがぶがぶ飲んでまた寝てました
どこへ行くにも一緒でした 東京や山口県にも一緒に行きました
普段は、、まーよく寝てましたね
胃捻転で深夜に緊急入院したこともありました
不思議なことがあります
後からやってきた猫のミー助にいろいろ教えていたようなんです
お風呂の水が大好きですし
朝洗顔中に様子を見に来ますし
帰宅すると飛んで出てきて好物をねだりますし
背中を向けて「かいて、、」といいますし、、
ミー助がまったくマリと同じことをするのです
たぶんこんな顔して教えてたんでしょうね、、、
不思議なことがまだあります
弱ってきて足がたたなくなった頃、朝の散歩で一歩も休まずに歩き通したんです
へー、今日は一歩も休まなかったねー、不思議に思いましたが、
それが一緒に歩いた最後の散歩でした
いよいよ亡くなる日、夜ウオン、ウオンとなき始めました
またお腹がいたいのかなあ、、さすってやっていましたがあくる日が仕事で早かったので
もう寝るよ、と布団に入ったのですが
ウ・オンと念をおして起こしたんです
もう一度起きて、抱いてさすってやってると、ウオン、ウオンとまだ言ってましたが
クウンと言ったように聞こえたので、あ、今はクウンと言ったなあ、、と思ったら
急に息をしなくなったように感じたので
あわててそばにいた家族を起こしました
私の腕の中でパクパクと口を何度か動かし、最後にゆっくり少し口を開けて閉じて
動かなくなりました
お別れだなあ、、、と感じました
ありがとうマリと言いました
ペットの葬儀屋さんにお願いして焼いてもらいました
最初に洗って連れて帰ってくれた今はお母さんになった女子中学生も来てくれました
お骨ひろいをしました 骨になったマリを見て、なんだか区切りがつきました
骨壷に入れて持ち帰りました
四十九日がちゃんとあるんですね
今はペットの葬儀屋さんに収めてあります
少し残っている粉になった骨は大好きだった散歩の場所にまいてやろうと思います
暫くは家に帰ってももういないんだ、、と思うと帰るのがいやでした
時間つぶしに近くのスーパーマーケットをうろうろしていましたが
ささみ売り場やペットフードのところを通ると涙が出そうで
時間つぶしもつらいものがありました
しかし、葬儀が済んでからはすこしふっきれて、周りの犬好きな人が心配してくれる
ほどには落ち込みませんでした
何かとってもうまくいったことがあると、あ、マリが助けてくれたんだなあ、、
と感じます
毎年、クリスマスの夜やお正月に南港に停泊中の船が汽笛を鳴らすのを
公園で一緒に聞くのが楽しみでしたし、春の桜を二人で眺めることももう出来ませんが
マリにはほんとによく尽くしてくれました
ありがとうマリさん 悲しいより感謝の気持ちの方が大きくなった今日この頃です
-終-