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奇妙な記事/たむろ防止装置:試験設置の足立区公園で効果 来月以降も継続へ /東京

2010-03-07 11:45:33 | ニュース
同じ話に別の結論。











たむろ防止装置:試験設置の足立区公園で効果 来月以降も継続へ /東京(抜粋)
3月6日 毎日新聞

足立区は5日

全国の自治体で初めて区立公園に昨春設置した

「若者たむろ防止装置 モスキート」

に関し

「効果が認められる」として

「試験期間が終わる4月以降も継続する方針」

を明らかにした。

「若者のみに聞こえるとされる不快音を流すのは停止する」が

「迷惑行為が再発した場合は作動を検討する」としている。


<モスキート>
①英国製で
②10代~20代前半にしか聞こえない高周波数の音を発する
③若者が騒いだり、設備を壊すなどの被害が頻発していたため
④昨年5月に区立北鹿浜公園に試験設置し、深夜帯に作動させていた
⑤モスキートは05年に発売され
⑥足立区の導入時には国内外のメディアが取材に来訪

(国内代理店など)
「販売台数は増え、他地域でも設置例が出ているが、ほとんど公表されていない。」


<5日の区議会予算委員会での説明>
「夜間パトロールとの相乗効果で破壊行為やたむろもほとんどなくなった。健康被害の苦情もない」


月内にも設置に関する要綱を整備し

増設などは要綱に基づき検討する。











先日、東京に帰った時

北千住の丸井に行ったんだけど

妹の子供によれば

「例の音が聞こえるらしい」。



全然聞こえなかった。



大人には聞こえないというのは

本当のようだ。



ところで

問題は次の記事だ。











深夜の公園「モスキート音」やめ警備員常駐へ(抜粋)
3月6日 読売新聞

深夜の公園に若者がたむろするのを防ぐため

「不快な高周波の音(モスキート音)を流す実験をしていた」

東京・足立区は

「3月末でモスキート音を流すのを中止」する。

実験開始約1か月後の昨年6月

園内のトイレが壊されたため

「警備員を常駐させた」ことなどで

深夜、若者の姿はほとんどなくなったが

区は

「モスキート音で撃退したというより、マンパワーによる効果の方が大きかった」

としている。


<同区内の公園>
①2008年度、トイレの便器などが壊される被害が総額約300万円に達し
②大半が深夜に集まる若者の仕業とみられていた
③このため昨年5月から
④若者にしか聞こえないとされるモスキート音の発生装置を
⑤被害が多い区立北鹿浜公園の管理棟に設置
⑥午後11時~午前4時に音を流して効果を測定し
⑦有効な場合は他の公園にも導入するとしていた


設置後、全国初の公共施設での実験として話題に上り

音が聞こえるのか試しに訪れる人たちが増加。

同年6月21日には

女子トイレの便器が壊されたため、

7月から管理棟に警備員を常駐させた。

その後

「若者がたむろする回数が激減」(区公園管理課)したが

区は

「減った要因は警備員の存在が大きい」として

4月からは装置だけを残して、音を流すのをやめる。

区は

「再びたむろが増えた場合、まずはパトロールの強化で対応したい」

としている。











「3月末でモスキート音を流すのを中止」

という同じ内容の記事だけど

理由と結論が

全く別物。



(毎日新聞)
モスキートに関し「効果が認められる」

(読売新聞)
「モスキート音で撃退したというより、マンパワーによる効果の方が大きかった」



さらに

(毎日新聞)
「迷惑行為が再発した場合は(モスキートの)作動を検討する」

(読売新聞)
「再びたむろが増えた場合、まずはパトロールの強化で対応したい」



「音を流すのはやめた」
「モスキートを残す」など

「事実」については

一致しているため

同じ時期の取材だろう。



しかし

「違う人に聞いたのか」
「取材者の主観によるものか」

全く内容が違う。



今回の場合

毎日は

「区議会予算委員会での説明」

としているが

読売は

記事から読み取れない。

(区公園管理課なのか、区の誰か?)



報道姿勢としては

毎日の方が正しいと思う。



こういうのを見てしまうと

同じ記事でも

「マスコミの料理の仕方」で

全く違うものになってしまうという

「事実」を

痛感する。



ねつ造の現場も

意図的であるかどうかは別として











このような状況下で生まれるものかもしれない。
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