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不安/高速バス運転手が意識不明、乗客が緊急停止…会社事実隠す

2008-01-26 19:59:56 | ニュース
「バスって、時間通りに来ないよね」



こんな能天気なハナシも「きちんと運転される」という前提あってこそですね。











高速バス運転手が意識不明、乗客が緊急停止…会社事実隠す(抜粋)
2008年1月25日

宮城県登米市内の国道を走行していた

「東日本急行」(本社・仙台市)の高速バスで

今月13日

「男性運転手(55)が意識不明となり、乗客が緊急停車させていた」

ことが25日、分かった。

同社では

東北運輸局に

「運転手が緊急停車させた」と

事実と異なる報告をしており

同運輸局は

「重大事故につながりかねないという認識に欠けており、厳重注意したい」

としている。


<同社>
①ハンドルを操作した乗客から事情を聞いたうえで
②今月15日、同運輸局に対し

「運転手が意識もうろうとなり、バスの蛇行運転に気付いた乗客から指摘を受け、運転手が緊急停車させた」

と虚偽の報告をしていた

③報告内容を知った乗客から同運輸局などに指摘があったため
④同社では23日

「実際には、運転手が突然、奇声を上げて意識不明になったため、乗客3人のうち、2人がハンドルを操作。サイドブレーキを引いて停車させていた」

などと訂正し、再度報告


<同社>
「(最初の)報告の際に誤りがあった」











同事故、別記事。











ブレーキ操作は乗客 運輸局に虚偽報告 東日本急行(抜粋)
2008年1月25日 河北新報社

東日本急行(仙台市)のバス運転手男性(55)が13日

「宮城県登米市の国道398号で高速バスを運転中、意識が薄れて走行できなくなった問題」で

実際にバスを緊急停車させたのは乗客だったのに

同社が

「運転手が意識もうろうとしながらも自分で止めた」

と事実を違う報告を東北運輸局にしたことが

24日、分かった。


<乗客の元会社員男性(60)>
①バスが走行中、運転手が突然、「ウオー」と奇声を上げた
②男性が運転席に駆け寄ると、運転手は背もたれにもたれかかって気を失っていた
③男性は

「運転手さん」

と繰り返し呼んだが、応答はなかった

④男性は運転席の横からハンドルを操作し、別の乗客男性がサイドブレーキを引いて、バスを緊急停車
⑤停止前の走行速度は約40キロだった


<東日本急行>
①運輸局に

「運転手は意識が薄れていたが、気絶はしていない。乗客から停止を促され、自ら車を路肩に止めた」

と報告

②河北新報社の取材に対しても同じ説明


<同社>
「運転手や乗客から聞き取りした社員の報告を聞き違え、事実認識を間違った」


<運輸局>
「虚偽報告だったとすれば、非常に悪質。早急に再報告を求める」











「運転手や乗客から聞き取りした社員の報告を聞き違え、事実認識を間違った」



いくらなんでも

「これはない」よね。



どういう耳してるワケ?











高速バス運転手失神 乗客が縁石にぶつけ停車 山形(抜粋)
2008年1月14日

14日午前9時半ごろ

山形県鶴岡市田麦俣の国道112号月山第2トンネル内で

庄内交通(同市)の酒田ターミナル(同県酒田市)発JR山形駅(山形市)行き高速バスが

「道路左側の縁石に接触し、間もなく停車」した。

乗客26人にけがはなかった。


<鶴岡署>
①バスは午前8時半、酒田を出発
②男性運転手(52)が現場を走行中、突然、意識を失った
③ハンドルから手を離し、うなだれているのに気づいた乗客の男性が
④代わりにハンドルを切ってタイヤを縁石にこすらせて減速
⑤バスはエンジンの回転数が下がったため、ノッキングしてまもなく停車
⑥その後、意識が戻った運転手がトンネル出口の駐車スペースに入れた
⑦代わりの運転手が現場に向かい
⑧バスは午前11時5分に再び出発

⑨同署が、意識を回復した運転手から事情を聴いている











「東北の方」で

連続してるけど

まあ偶然なんだろうね。



どちらも

「乗客の機転」で

助かってるんだけど

いやな感じだ。



公共交通機関を利用するときってのは

「事故」

を意識しないんだよね。



ところが

こういう記事を見ると

不意に思い出す。



飛行機がエアポケットに落ちたとき

あるいは

乱気流に巻き込まれた時

「ああ、この床の下って何もないんだ」

と気付かされたりするけど

まさに「そんな感じ」。



新幹線なら

「異常が起きて」も

「自動停止」

するかもしれないけど

バスじゃあ

そうはいかない。



「運転手さん」頼りだ。











前JR西日本会長を参考人聴取 JR脱線事故 兵庫県警(抜粋)
2008年1月26日

「乗客ら107人が死亡した05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故」で

兵庫県警捜査本部(尼崎東署)は25日

事故当時のJR西日本会長だった南谷昌二郎顧問を参考人として事情聴取した。

県警は

業務上過失致死傷容疑などで

「同社幹部の刑事責任を問えるか」

詰めの捜査に入っている。


<南谷顧問>
①97年に社長
②03年から会長として経営全般を把握
③捜査本部は現場カーブに新型の自動列車停止装置(ATS―P)などが整備されていれば事故を防げたとみており
④導入が遅れた経緯や過去の同社の安全管理に対する取り組みについて聴いたとみられる
⑤捜査本部は、これまでに山崎正夫社長や事故当時の社長の垣内剛顧問、元鉄道本部長らを相次いで参考人聴取している











でも「電車」も

完璧に安全なわけじゃない。



あの事件も

「異常な運転手の行動」

が原因。



そういえば

「日航の逆噴射」事故ってのも

ありました。




(ウィキペディア抜粋)

日本航空羽田空港沖墜落事故
1982年(昭和57)2月9日に発生。

日本航空350便DC-8-61型 (JA8061) 福岡空港発 東京国際空港行が

東京国際空港への着陸進入中に

「突然失速して滑走路沖の東京湾に墜落(搭乗員174名中乗客24名が死亡)」。

「機長が着陸直前逆噴射をするなどの異常操作」による。

ボイスレコーダには

副操縦士の

「キャプテン! やめてください!」

という声が残っていた。

警察は

業務上過失致死罪の容疑で機長を逮捕したが

機長は精神鑑定により

「妄想性統合失調症」

と診断されて

検察により不起訴処分となった(刑法第39条―心神喪失者の行為の不可罰)。





誰かが

「犯人として罰せられ」ても

あるいは

「不起訴」になっても

被害者や犠牲者が

受けた傷や

失った命が

元に戻ることはない。



そういう悲しい事件。



こんな事件が

時々起きる。



自分たちは

「ひどく不完全なもの」

と分かった上で

「乗り物」

を信用する。



そうしないと「生活ができない」ってことは











昔から変わらないみたいだ。
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