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サルより反省しない/飛騨牛偽装、従業員「9割以上が格下の肉」と証言

2008-06-26 23:17:28 | ニュース
またですか・・・。











飛騨牛偽装、従業員「9割以上が格下の肉」と証言(抜粋)
6月23日 読売新聞

岐阜県養老町の食肉卸売会社「丸明(まるあき)」(吉田明一社長)が

「ブランド和牛「飛騨牛」を偽装表示していた」

とされる問題で

養老店で「飛騨牛」と銘打って販売していた牛肉について

「肉の9割以上が、飛騨牛の基準(3等級以上)に満たない格下の2等級肉だった」と

複数の従業員らが22日証言した。


<従業員ら>
「2等級を混ぜていたというよりも、飛騨牛と偽って2等級の肉を売っていたようなものだ」


<問題の商品>
①主にパック詰めで販売されていた「飛騨牛 赤身焼肉用」(100グラム当たり350円)
②複数の従業員らによると
③吉田社長から「混ぜろ」と指示があり
④3等級の肉に

「飛騨和牛」
「県産和牛」

などとしか表記できない2等級の肉を混ぜた











その他の疑惑。










<牛肉偽装>ミンチに長期保存のスネ肉混ぜる 10年前から(抜粋)
6月23日 毎日新聞

「丸明(まるあき)」が

「新しい牛肉をミンチ用に加工して冷凍保存する際、長期保存中のスネ肉を混ぜ、消費期限を新しい肉に合わせていた」

疑いがあることが

22日、分かった。


<本社工場の元工場長(37)>
毎日新聞の取材に対し
「社長の指示で10年ほど前から混ぜていた。消費期限が過ぎた肉を混ぜたこともある」


<元工場長>
①丸明では乳が出なくなったホルスタインをミンチ用として仕入れている
②本社工場内で5センチ四方のブロックに切り分けた後
③10キロずつビニール袋に包んでダンボール箱に詰め
④工場北側の冷凍室で保存

(吉田社長)
10年ほど前から数回
「どうせミンチになる肉だ。混ぜてしまえ」
→スネ肉を混ぜるよう指示


⑤スネ肉は1頭から約30キロ出るが
⑥需要が少なく冷凍庫の中に残されるケースが多い

⑦1箱につき約500グラムのスネ肉を混ぜるように指示され
⑧多い時は一度に300箱へ混ぜたこともあった


<同社>
①肉を冷凍保存できる期間を2年間と定め
②ミンチ用に切り分けた日から2年後の日付を印字した「消費期限」ラベルを箱に張る
③スネ肉を混ぜた箱にも、新しい肉だけの場合と同じ2年後の日付のラベルを張っており
④新しい肉に混ぜることでスネ肉の消費期限を延ばす偽装が行われていた


<元工場長>
「消費期限が10日ほど切れ、肉の周りが変色したスネ肉を、周りを包丁で削って混ぜたこともあった」

他にも
「枝肉をブロックに切り分けた商品の消費期限を改ざんしていた」











それからそれから











<牛肉偽装>「飛騨牛」に愛知県産も 産地も偽装か 岐阜(抜粋)
6月22日 毎日新聞

「丸明(まるあき)」が「飛騨牛」として販売した中に

「愛知県産の和牛が含まれている」ことが

21日、岐阜県生活衛生課などの調べ分かった。

等級偽装だけでなく

産地偽装の疑いも浮上。

県警養老署は21日

牛肉の表示の偽装が

不正競争防止法もしくは景品表示法に違反している疑いもあるとして

幹部社員らから任意で聴取を始めた。


<県>
①東海農政局に今月、「丸明が産地偽装している」との匿名の告発があった
②丸明が「飛騨牛」として販売した牛肉に添付されていた個体識別番号を東海農政局から提供を受け確認したところ
③愛知県産が含まれていた
④JAS(日本農林規格)法や、流通経路を管理する牛肉トレーサビリティ法に違反する可能性がある


<飛騨牛と呼ばれる条件>
岐阜県で14カ月以上肥育され、肉の質が5~3等級であることが要件


<丸明本社広報担当社員>
「調査しないと事実関係は分からない」


<同社直営の養老店店長>
「愛知県産の和牛も扱っており、肉をパックした際、『飛騨牛』のラベルを張り間違えた可能性もある」













「ラベル貼り間違え」のみならず

社長は

「従業員が勝手にやった」

って言ってました。












23日に立ち入り調査=「飛騨牛」偽装-岐阜県と農水省(抜粋)
6月22日 時事通信

「丸明」が表示基準を満たさない等級の低い牛肉を

「飛騨牛」

として販売していた問題で

県と農水省岐阜農政事務所は22日

日本農林規格(JAS)法に基づき

23日に同社本店(同町)など数カ所に立ち入り調査することを決めた。

「愛知県産の牛肉を岐阜県産と表示」

していた同法違反の疑いもあり

県などは実態を詳しく調べる方針。


<同社の従業員>
①本来は飛騨牛と表示できない等級の低い岐阜県産和牛をパック詰めし
②飛騨牛のラベルを張って本店などで販売していた。
③吉田社長は「関与を否定」しているが

(従業員)
「社長の指示でやった」









ところで、みなさんのコメントは?








2008年6月22日 23時21分 93点
今朝の読売新聞に社長が、「100%指示はない!従業員が勝手にやった。身の潔白を証明してやる!」と、従業員に指差しして意気込んだと書かれてあって、
店長クラスの従業員5、6名が、「社長が指示したじゃないですか!指示が無くて自分で偽造なんかしないですよ!」と報道陣の前で社長に詰め寄ったという記事があった。
ほんっとに、この社長ムカつく!!指示しておいて、都合が悪くなったら従業員になすりつけるのか!!
丸明ってよくCMしてたけど、こんな会社だったんか!!
社長の吉田!!ええ加減にせんと、オマエも吉兆の二の前食うぞ!!
罪を認めて反省せえや!!

8:2008年6月22日 23時35分 81点
まあ、丸明も終わったね。これで一気に客離れが加速する。社長の暴言が、追い打ちをかけた感じだね。

2:2008年6月22日 21時16分 64点
これだから肉屋は...
食肉業界の体質は全然変わって無いですなぁ。

5:2008年6月22日 23時15分 57点
社長は知らなかったって言ってたのに従業員は社長の指示だったと言う。
そして社長の土下座会見になって倒産するんですね。

4:2008年6月22日 22時45分 43点
”立ち入り調査”は公的な秘密のはずだ。一体誰がリークしているんだ。法律違反だぞ。偽装よりもっと重大じゃないのか!

官庁とマスコミの癒着の一例だ。もう本当に不信感を覚える。











23日、立ち入り調査。



コメントに読売の記事の感想がありますが

とくダネでも

放送されてました。



「お前が言ったとおりやったんだろうが」

と詰め寄る従業員に対し

「お前ら(従業員)が勝手にやった」



社長と従業員との言い争い。



社長の捨て台詞は

「世間が判断してくれる」



判断は出てました。



「社長の指示」
「従業員の暴走」

この時点で

どちらが正しいのかは分からなかったけど
(心証的には「明白」でしたが)

「長期に渡り偽装が行われた」というのは確実であり

社長の関与があろうとなかろうと

その責任は「重大」です。



「クビ」相当でしょう。



にもかかわらず

「謝罪」から始まるべき状況で

「従業員が勝手にやったから知らん」

では社長とは言えんでしょう。



「経営者失格」ですな。



ところで

「立入検査」が入った後と思われる

丸明の店内

意外と客が入ってました。



お客さんにコメントを求めると



「安くてうまいんで」
「ここならまちがいないと思って」



明らかに「まちがい」なんだけどなあ。











飛騨牛偽装 社長が等級偽装認める…本社で会見(抜粋)
6月26日 毎日新聞

「丸明の飛騨牛偽装問題」で

吉田社長は26日、本社で記者会見を開き

低い等級の和牛を「飛騨牛」として直営店で売った等級偽装を

公の場で初めて認めた。

消費期限改ざん
ミンチに期限切れ肉を混ぜたことも合わせ

「自身が指示して偽装などを主導した」

と認めた。

その上で

「会社を取り締まる私に責任がある。今後は役職には就かない」

と社長を辞任する考えを示した。


<同社>
①今後、外部監査を導入するとともに
②外部から経営陣を招く方針を明らかにした
③しかし、オーナーである吉田社長は

「社内に残り、従業員を教育したい」

と述べ

④引き続き社内に影響力を行使する意向も示した


<説明>
「(等級偽装は)1年半前からしていた」
「(きっかけは)相場や量の変動で飛騨牛が足りない時があり、等級の低い肉でも質の良い肉があるので問題ないと考えた」
「偽装という認識はなかった」

「(「飛騨牛」として売られる枝肉の消費期限改ざんに関しては)2年前から10回程度あった」

「(ミンチ肉に期限切れの肉を混ぜたことについては)スネ肉があまってしまう時がある。見た目が悪くなければ問題ないと考えていた」











結局

どうにもならなくなって

「認めました」が

「反省」は

してませんね。



「会社を取り締まる私に責任がある。今後は役職には就かない」けど

「社内に残り、従業員を教育したい」











なんじゃそりゃ。
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