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知らぬが仏/事故米不正転売 九州産焼酎に冷や水 業界は風評被害を懸念

2008-09-07 16:55:19 | ニュース
知ってしまえば、疑惑の嵐。











事故米不正転売 九州産焼酎に冷や水 業界は風評被害を懸念(抜粋)
9月6日 産経新聞

米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が

「残留農薬やカビ毒が含まれる輸入米を米菓や焼酎用に転売していた」

と指摘されたことを受け

「事故米」を流通した可能性がある九州の米穀業界や焼酎業界からも

「迷惑な話。信じられない」

と怒りの声が上がった。

産地偽装表示など

食品業者の不正が後を絶たない中での

「食の安全、安心」

を揺るがす事件。

焼酎業界などからは

「風評被害が心配」と

消費への影響を懸念する声も出ている。


<農林水産省>
①三笠フーズは殺虫剤のメタミドホスが検出された中国産米を佐賀県の米穀仲介業者に転売
②それらはさらに仲介業者や米穀店に転売されていった


<福岡県内の卸売業者>
「うちは三笠フーズとは取引はないが、検査で引っ掛かったコメを食用で売るなんて初めて聞いた。考えられないことだ」


メタミドホスは

中国製ギョーザ中毒事件でも検出された殺虫剤。

この事件から半年以上たった今も

消費者の不安は消えず

冷凍食品の需要は低迷したままだ。


<福岡市の卸売業者>
「コメの消費が上向いているのに、イメージが悪くなる」


波紋は九州の焼酎業界にも広がった。

「カビ毒のアフラトキシンが検出されたベトナム産米」

が流れていた恐れがある。


<鹿児島県いちき串木野市の焼酎メーカー>
芋焼酎の場合もコメを麹(こうじ)原料として使う銘柄がある

(同社広報担当者)
「三笠フーズとの取引はなく、原材料は生産履歴を確認できる国産だけを使っている」
「焼酎業界全体に対する信頼を失いかねない」


中国などから輸入し

「残留農薬が基準値を超えているため食用にはしないことになっているコメ」は

「事故米」として

工業用ののりなどに使用が限定されている。


<農水省>
「(今回、不正転売が発覚した輸入米について)仮に食べても健康への影響はない」











「仮に食べても健康への影響はない」



放射能漏れの時にも出るコメントですね。



正確には

おそらく「影響はない」だろう

程度でしょう。



さまざまな食品。



原料までたどれば

「どんなものが入ってるか、分かったもんじゃない」。



今までも

薄々、感じていたことだけど

残念ながら

今回のことで

はっきりした。



やはり…。











<事故米転売>10年以上前から? 買収企業の手法引き継ぐ(抜粋)
9月6日 毎日新聞

「三笠フーズ」が殺虫剤やカビに汚染された米を食用として転売していた問題で

同社九州工場の前所長(49)は6日

97年に同社が買収した米穀・飼料販売会社が

以前から転売を繰り返し

三笠フーズが

その手法を引き継いでいたことを明らかにした。

「10年以上前から事故米が食用に出回っていた疑い」

が浮上し

大阪府警と福岡県警は

食品衛生法違反の疑いもあるとみて

情報収集を始めた。


<前所長>
①買収した会社は福岡県大刀洗(たちあらい)町の宮崎商店で
②前所長の父親(76)が創業
③父親は同商店が買収されて以降、三笠フーズ九州工場所長に就任し
④同社に事故米の転売を提案した


<三笠フーズ社長(73)>
転売に同意し、社内に指示した。


その後、三笠フーズは

主体的に転売を進め

常態化していったという。

事故米と正規米を混ぜて販売していたが

「100%事故米」

だったこともあった。


今回、三笠フーズが

不正を隠すために

二重帳簿を作成していたことも発覚した。

農林水産省に提出する帳簿は

「事故米を工業用に出荷したように伝票を偽造」

する方法だった。


<社長>
6日の会見で
「(事故米の取り扱いは)10年前ごろに別会社を買い取ってから始めた。その会社側の人間から、買い取って数年後に転用について教えられた。私から(転売を)指示していた」
「経営が厳しくてついやってしまった」


<両府県警>
農水省からの告発を受け次第、事故米転売をめぐる不正の実態解明に乗り出すとみられる。











さかのぼれば

10年前から。



「健康への影響」は

もはや

確認のしようもない。



「殺虫剤やカビ」が

体に悪いことは

子供でもわかる。



分かっていて

「継続」してきたわけだ。



「極悪人」ですね。



「価値の低いものを高価なものとウソをついて売る」

っていう詐欺行為が

軽く見えます。



自分たちの生活には

こういうものが

どのくらいあるんだろうねえ。



今回の事件で

今まで以上に

信用できなくなった。



「毒ギョウザ」で

「パッケージもののチェックは甘い」

ってことが分ったんだけど

今回の事件で分かった

「原材料の汚染」は

どうやって防げばいいんだろう。



どこまでいっても

「安心」は

できそうもない。



一番怖いのは

「こういうことが平気でできる人間」

というものが

この世に存在しているという事実だ。











もう「仏」ではいられない。
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