ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

ルータバの豪快テナーに圧倒されたよ

2006-09-27 20:52:06 | Weblog
テナーとフルートで有名な ルータバのコンサートに行ってきました。
300くらいのキャパのデッドな会場で、テナー、ベース、Drのトリオでの演奏。
PAは見当たらず、マイクはセンターにMC用とフルート用に一本あるだけ。
ベースはポリトーンⅣのアンプ出し。
いや、テナーのすんごいバカでかい音!勿論マイクなし。
フレージングも ものすごいラインの連続。コードを自分でどんどん提示しながらも さまざまなカラーをくり出していく。

圧倒されましたよ。
ナベサダも音がデカかったけど、ソコは やはり外人さんですな。

ベースもかなりのテクニシャンで、特にボウはすばらしかった。
スピロコアのミディアムを低めに張ってました。
それに定番リアリストのPU。
少しだけ欲いえば、ベースの音を もうちょっとだけ欲しかったかな・・。
ま、好みの範疇だろうけどネ。

演奏場所によって、PAは必ずしも演奏に必要ではないし、かえって邪魔な場合もあったりして。

ヒサビサの圧倒感を満喫して帰ってきました。

そうそう、今度のJSもPA無しです。
ベースとMC(兼Vo)用にだけマイクを立てます。
ちなみにVoにもリバーブはつきません。

はたして我々アマでは ノンPAでうまくいくかどうか・・・。

ちょっと心配デス。






初心者がセッションで気をつけたいポイント

2006-09-19 01:00:49 | Weblog
ジャムセッションはジャズプレイヤーにとって非常に重要な経験であることはよくみんなわかっていること。
基本的に自由にやっていいんだけど、参加者みんなで楽しくやるためには、それなりのルールもある程度わきまえていたほうがいいかもしれない。
陥りやすいミスをあげれば次のようになるかな。
ひとりひとりのソロが短いほうがいいとは言わないが、
あまりに長いコーラスにわたってしまうと、
ほかの参加者がたくさんいる場合などは迷惑になる場合もある。
ソロを終わるタイミングがコーラスエンドでなく
 コーラスの途中であったりすると、
次のプレーヤーはどうしたらいいかわからないので、
自分でコーラスの最後までもっていってケリをつけてから終わること。
ソロの盛り上がりの山場を一回作ったあと、
自分的にうまくできなかったからといって、
もう一度フレージングを開始するのは迷惑。
レコードコピーのおなじみのフレーズを延々と展開する。
ジャムでなくて個人練習の時間でやってほしい。
以上のミスポイントを意識しながら、
ジャムをみんなで楽しんでいこうよね。

見やすい譜面はいい演奏の第一歩

2006-09-10 21:13:43 | Weblog
定禅寺JAZZもずいぶんと巨大化しましたねー・・・
最近はエントリーしていませんが、でも手ぶらでさまざまなグループの演奏を見に行くのは 結構楽しいです。
今年は雨に降られてしまった時間帯もあり、PAや演奏側 大変おつかれさまでした。特に生Pfやミキサー 雨で大丈夫だったかな・・。
ま、野外なので対策はそれなりに準備しているわけですが、
ひとつだけ改善してほしい点が。
あの雨天用テントですが、せめて青色はやめてほしいよねー。
演奏者が暗いじゃん・・。杜の都仙台なだから街のなかでも樹木が多いため 演奏場所によってはフツーでも暗く感じることも多いのに、ますます顔がみえましぇん・・。
できれだけ白いテントにしてくれればね。

夕方イッパイまで霧雨の天気の中でストリート演奏をブラブラと楽しんだあと、夜は仙台市内某所の老舗ジャズライブハウスで、ジャムセッションのホストベースを務めてきました。前もって知人からの演奏依頼があったので。
 どう考えてもオクテットよりも狭い店内、お客さんのスペースとドラムやウッド、ピアノなどの楽器スペース合わせても6畳くらいだったのかなあ、定禅寺JAZZのアフターの特別ジャムとあってか 20人を超えるくらいのお客さんが そこにぎゅうぎゅうづめにおしかけ、あまりのスシづめ状況にいるところが無くなり 途中でママさんも店外に逃げ出したくらいでしたん。
ギターやピアノ、ドラム、ベース、Saxなどの楽器プレイヤーのほか Voもたくさん集まりました。
在仙の方をはじめ 県外や東京からもVoが何人かきてました。
自分は一応今回のVoのホストベースということで Voの譜面を初見でいろんな曲を演奏しました。なかにはやはりウタお上手な方もいらっしゃいましたね。
 でも、Voの方が持参してくるウタの譜面は、レベルの高さに比例して見やすくなるということにあらためて気づきましたね。
書き方がよくない譜面(見にくい譜面)では ホントやりづらいだよん。
ダブルバーがはっきり書いていない・一段が4小節や8小節でない・Voのりズムが譜面と違う・コードの表記場所があいまい・譜面が小さい・譜面が薄い。コピーのコピーで不鮮明・AABAやABACなどのブロックがはっきりしていない。・・・
うーん、最悪なのは、市販の譜面をそのままコピーしたのを持ってきて、「この譜面進行をAでやってください」といきなりその場でキーチェンジを要求してくる場合。
 そこから言えば、やはり上手なVoは譜面も見やすいことが多いね。
 初見ながら Voの顔もときどき見れるような パッと瞬間で見て 見やすい譜面をもってきてくれるので、その結果いい演奏となります。
うまく歌いたいのなら、マズは伴奏者に見やすい譜面を用意することですね。

そのあと恒例のジャムがはじまったのですが・・・。
ヒサビサだったのでスリルもあり 結構メンバーによっては面白い場面もあったのですが、
ジャムの「こまったちゃん」もなかにはいらっしゃいましたよ・・・
(次回へ)、

やまがたにも新たなプレイヤーが育ってきているうれしい現状

2006-09-08 18:52:02 | Weblog
9月30日午後から山形市文翔館において 当県で活動しているジャズグループの演奏発表会「ジャズサミット」が開催されるにあたって、グループを募集したところ、
初めて聞く名前のプレイヤーがワリに集まってきた。
エレクトリック系もあるし、スイング系、バップ系もあった。
レベルからいうと
やっぱジャズプレイヤーの育成も本気で考えていかないといかんなー とこのごろ思慮していたので、
こういった状況は 結構うれしい。
大学のジャズ研では結構いろいろ演奏してきたけど、就職とともに演奏活動を休止、ブランクの後、やっと復活してきたヒト、
他県出身のプレイヤーで 初めて山形に赴任してきたヒト、
他のジャンルのプレイヤーが音楽性の習熟からジャズ畑に足をいれたヒト。
ケースは様々だけど、みんな同じジャズというスタイルに憧れている仲間、
コミュニケーションをはかり、ココ山形のジャズシーンを 更に活性化していきましょーよね。

ウッドベースから何かが突然飛び出した!

2006-09-05 21:46:30 | Weblog
自分は過去に経験はあった。
しかし、初めてその光景に遭遇したら、相当驚くはず。
とあるラジオ収録をかねてのジャズライブコンサートで、ソレは突然起こった。
ベースのS氏は、ピックアップを使わないため、F字ホールをマイクで狙っていたので、結構ブンブン力強く弾いていた。ビート派である。
1部の演奏も中盤にさしかかり、渾身のプレイの応酬が続いたそのとき、
突然
「バシッ」と大きい音がホールに響き、次の瞬間、
ベースの音が止まった。
まるでムンクの叫びのような顔をして ベーシストS氏がステージ上で 固まっていた。
弦が切れたのではない。4本ちゃんと見えたから。
うーん、よく見ると あるべきモノがベース本体に無い。
ボディ真ん中に  駒がない・・・・。
よく見ると2Mくらい先に 駒がカランと転がっていたのよね・・・。
ピアノがベースラインをなんとか出していた。
S氏は演奏をあきらめ、アタフタとベース本体を寝かせながら 棺おけ状態で楽屋に運んでいった。
オレもあわてて楽屋についていき、作業を手伝うことに。
「オレもベースなので手伝いますよ!」
なんか妙な連帯感・・・

その最中も ステージでは ベースレスで演奏は続いていた。
幸い魂柱は倒れてなく無事だったので、万一にも倒れないことを祈りながら、弦を再度緩めて、回収した駒を立てていった。よくみると駒の上部がわずかにソリぎみだったかな。
スペアのベースも もし用意できればという依頼だったので、一番近いと思われた練習場においてあるウッドも なんとか持ってきてもらうようにウチのメンバーに手配。
弦を張りなおしてなんとか音は出るようになったので、一部最後の曲からベースがおそるおそる復活。
2部からは、また駒が飛ぶ可能性のあるベースをあきらめ、スペアで持ってきたウチのウッドを使うことに。
ベースのS氏は初めての経験だったようだ。
この 駒が飛ビ出すという現象、信じられないかもしれないが、
駒が倒れた弾みで ほんとに飛ぶのである。

弦を張りっぱなしでテンションの係り具合がテールピース側とネック側で微妙にアンバランスが続いたときに、駒がソリ気味になってくる。
反った駒だと演奏中何かの具合で、いきなり倒れ 前方に飛び出すことがあるんだな。コワイことに 結構な破壊力もあるし。
でもこのアクシデントで 魂柱がもし倒れてしまったらそれこそアウト!
専用の工具がないと魂柱を立てるのは不可能なんだ。

いやー、プロの演奏中に駒が飛んだのは 初めてみましたよ。
ベースの皆さん、駒のソリには十分に注意したほうがいいですよ。
場合によってはケガ人が出ます。