ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

主人を無くした楽器達

2013-09-13 22:08:47 | 今後のライブ予定

楽器はときとして人間よりも長生きする。
バイオリンやチェロなどの木でできた弦楽器は管理状態さえよければ人間の何倍も生きる。
木の鳴りが新品のころより良くなってくる場合も少なくない。
電気楽器や電子楽器等はパーツの品質さえ保てれば半永久だろう。
対して、トランペットやサックスなど金属の楽器はやや短かい。
どうしても金属疲労が起きてくるためだ。
プレイヤーが渾身の想いを込めながらそれらの楽器を演奏し、
楽器たちはその想いを受けとめ、いい音を出すことこそが命題なのだが、
突然、主人が演奏をやめてしまったら、楽器たちは存在理由が無くなってしまうだろう。
弾かれてこそ、吹かれてこそ価値がある。
(鑑賞用としての楽器達もあるけどね・・)
例えば弾かれなくなってしまったピアノは次第に調律も狂い始め、アクションもうごかなくなり、弦も死んでくる。
吹かれなくなった管楽器は錆びてくるしやはりキーも動かなくなってくる。
楽器たちが、ただのモノになってしまうのをみるのはツライよね・・。
せめて初心者でも誰でもいい、弾いてやってほしい吹いてやってほしいと思う。


アルトSax K氏の訃報が・・

2013-09-05 00:40:42 | ジャズ

あのユニークでフリーキーで独特のフレージングでライブ会場をいつも沸かせてくれるSaxのK氏が
9/3の夜11時に残念ながらお亡くなりになりました。
ガンだったとのこと。
宗教的な理由で輸血ができなかったための体力低下も原因だったようです。
今年の春くらいから、体調不良のためか、いつものジャムセッションにも顔を見せなくなり、
毎年楽しみにしている蔵王温泉街での足湯コンサートも、手術日程と重なったため本人からの代打要請があり、
月のカケラが代わりに演奏してきたところなんでした。

今年の5月末に自分のSaxソロで竹田の子守唄をYOUTUBEにあげているのですが、
その映像の冒頭テロップには、半生回顧録~とあり、
その時点で 彼的にはなんらかの区切りをつけておきたかったのかもしれません・・・・・

でもあまりに早すぎますよ・・・
Kさん。

故人のご冥福をお祈りいたします。

彼を偲ぶ動画集を置いておきます。
http://www.youtube.com/user/cieloego?hl=ja&gl=JP