ブライダルダンス
ヨシです。
西洋では皆が行う結婚式での新郎と新婦のダンス。
一般にファーストダンス、ウエディングダンスと呼ばれています。
西洋のウエディングは、式が午前、午後からカクテルパーティ、ディナー、そしてデザートの辺りで新郎新婦のダンス、両親とのダンス、
そしてお客様が踊り出します。延々とパーティは夜中又は朝までも続きます。大抵のウエディングがこのやり方です。
私も何度かNYとメキシコの地方のウエディングに参加したことがあります。
NYのある時は、生徒さんの息子さんの結婚式(Plaza Hotel)に招待され、
私に盛り上げて欲しいと言われ、新婦新婦を筆頭にお客さんを参加させて一列になって踊るコンガをやりました。よくある盛り上げ方です。
メキシコでの時は、酔っぱらわないテキーラの呑み方と女性の誘い方を友達に教わってから式に参加しました。
新郎新婦は教会で式の後、馬車でレセプション会場へ。
静かな素敵な会場に着くと、野外の芝生の上で、マントを羽織ってソンブレロを被ったマリアッチの編成楽団を聴きながら、
テキーラを中心にカクテルパーティから始まりました。
やはり両方のウエディングともかなり遅くまで皆さん飲んだりお喋りしたり踊ったりしていました。
色んな国のウエディングのやり方があると思いますが、西洋のやり方ではないウエディングにも参加してみたいものです。
私はNYから帰国してからこのブライダルダンス(商標登録済み)を日本で広めようと活動してきました。
JSDCではブライダルダンスという言い方にしています。
DVDも作りました。
このブライダルダンスもアメリカンスタイルが適しています。
狭い場所でテクニックにこだわらず音楽に合わせて、カップルに合わせた振り付けをするからです。
そしてソロダンスや芝居の要素も取り入れます。
ドレスを踏まない様に、生かすように振り付けをします。
着物や羽織袴の時もあります。
ポップス、クラシック、ジャズ、ロック、歌謡曲、朝ドラ主題歌、などカップルがどんな曲を持って来ても振り付けします。
映画のシーンをそのままやってほしいという依頼も珍しくはありません。
殆どの依頼はカップルが直接JSDCへ連絡してきます。
ブライダルダンスは、結婚式でどんなイベントより、インパクトが凄くあります。
お客様に感動と、新郎新婦に素晴らしい思い出を作ります。
特に結婚式でのダンスが、あまり見れない日本でやると、皆さんビックリします。
ですから披露宴に新郎新婦のダンスを取り入れたカップルは、
皆さん本当にやってよかったと言ってくれてます。
だから凄くやり甲斐のあるレッスンです。
JSDCへ習いに来るカップルは殆どダンス未経者です。
かなり前ですが体験レッスンで、ある時日本人カップルが来て、聞くと男性の方は何の為にここに来たのかわからず、
ただ女性に来てほしいと頼まれて来たらしいのです。
披露宴で2人で踊るという話が出るやいなや、有り有りと男性の顔が変わって行くのがわかり、
説得しても男性が怒って帰ってしまった(女性の方はほんと気の毒でした)経験がありました。
「一生に1度?しかないのだから、この時は頑張って奥さんの言うこと聞いてあげた方が将来の為にもいいんじゃないですか?」
と言いたいのを我慢していた私でした。
それで上記の経験から、体験レッスンで男性がダンスに興味がなさそうな時は、話し合いは後回しにして直ぐにダンスを体験して貰います。
するとどうでしょう?ちょっと踊っただけなのに、
「ダンスって楽しいね」と大抵の男性は笑顔で言います。
女性は「そうでしょう?」と言うかと思ったら、キョトンとしています。
「どうなってるの?」「何でそんなに直ぐに態度が変わるの?」と言いたそうな顔になっています。
そして女性よりも男性の方がダンスに夢中になるのです。
ダンスは魔法です。