心をひとつに ~がんばろうNIPPON~
この集まりは震災(3月11日)の翌日に行われました。
この前夜は東北の被災者支援の対応で多忙であったはず。
松井さん、大変な中でのプレゼン、ありがとうございました。
JAFSはさっそく20日にはトラック3台で現地へ。
現在、松井聡子さんは宮城県南三陸町で物資支援、
炊き出しなどの被災者支援活動を行っておられます!
第55回JAFS松原ぞうすいの会 報告
2011年3月12日(土)12:00~14:30
ゲスト:松井聡子さん(JAFSスタッフ 海外プロジェクト担当)
テーマ: フィリピン水道プロジェクト 「人々の自立を目指して」
場所:松原市立三宅公民館
料理:・雑炊アロスカルド
・トゥローン( デザート)・ケーキ(チョコ)
「フィリピンパナイ島パンダンの事例から」 ~パイプラインからの贈りもの~<参加者の感想>
☆Mさん
・フィリピンのパンダンの人々が自立にむけていきいいきと活動されている様子が
映像とお話しを通してよく理解できた。
もっと多くの人に知ってほしい。松井さん頑張って。
・ボランティアのあり方についても多くを示唆するものだった。
夢ある見通しが素敵だった。
・引き続きナラ君の支援ができて良かった。
・お料理おいしくできて良かった。もう少したくさん作っても良かったかも。
・ウォーカソンの話も盛り上がった。今後実施できればと思う。
☆Uさん
・来年のウオーカソンのアイデアが出て、オーっと思った内本でした
☆Hさん
水源の森を守るお話のときに、「ただ、地元の方に木を切らないでと我慢をしてもらうのではなくて、益がある森の守り方が大切。」と実のなる木を植えたとおっしゃっていました。東北・関東大震災のボランティアの方も「住んでいる方が今後、自立していけるような形での裏支えが大切。」と話されていました。
ボランティアは地元の方に、今後、いかによりよく生きてもらうかをコーディネートする役割なのだとつくづく思いました。そして、ボランティアをさせていただいている私たちにも心の豊かさを与えていただけるのだと。 自分のできる形でのボランティアをいろいろなところで続けていきたいなあと改めて思いました。 とてもいいお話を聞かせていただき本当にありがとうございました。
「井戸を掘ってほしいのです」
このプロジェクトはフィリピン留学生である青年の1本の電話から始まりました。
安全な水がなく、病気になる故郷の人々。
日比両国の人々が協力し合い、
丸9年の歳月をかけて完成した水道建設プロジェクトの物語です。
当初、戦争での心の傷跡から、このプロジェクトを互いが協力し合って進める
ことは困難でした。
しかし、次第にお互いを理解し、友情を築きながら完成したこのプロジェクトは、
日本の中学校・高校の教科書にも掲載されています。
今回は、国際協力プロジェクト完成のその後、自立に立ち向かう現地の人々の
現在の状況です。
このプロジェクトについて
詳しくは、以下の過去の記事から
現地で関わった岩田さんをゲストに迎えたぞうすいの会レポート
☆Hさん
1994年から1999年の歳月を費やし水道パイプラインが完成した。そのプロジェクトの話を2004年11月にパンダンの青年リコさんが「JAFS松原ぞうすいの会」のゲストと来られた。リコさん自身も、パンダンの人々も最初はボランティアすること、他の人々のために働くことは全く考えられなかった。そのリコさんは今もパンダンでボランティア活動をされているとか。今回はその地域の人々の自立への足取りとその素晴らしい成果を聞き、夢や目標を持った人々がそれに向い希望を持って歩んで来られた姿から、人間の力、人の輪の力、そして誇らしげに幸せな笑顔のパンダンの皆さんに感動でした。
今回の「ぞうすいの会」は、前日に起きた東北地方地震・津波の被災地からのニュースが生々しい時に開催しました。この「パンダンの人々の自立」の話は、被災地の人々とパンダンの人々の歩みが重なり、皆がお互いの出来る事を協力し合うことで、被災された人々の復興を信じたい、きっと復興すると言う気持ちを強く持ちました。