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アジア協会アジア友の会の地域グループ *****JAFS松原ぞうすい(雑炊・贈水)の会*****

JAFS「松原ぞうすいの会」は、地域で活動するNGOグループです。アジアの村に衛生的な水(井戸)を贈る活動をしています。

素敵なスリランカの民族衣装 お人形とオサリア・・・第52回ぞうすいの会レポート6

2010年06月20日 | ぞうすいの会・ゲスト
サンディアさんが、何枚も民族衣装を持ってきてくれました。
スリランカ・カレー食べてお話聞いたあと、さっそく着付けです。

皆さんは、スリランカの民族衣装はインドと同じサリ-だと思っていませんか?
実は少し違って、スリランカの女性のもともとの民族衣装はオサリアといいます。
2つの写真のどちらがオサリアで、どちらがサリーでしょう??

ちなみに、後ろの絵と文字は、スリランカのあいうえお表です。
面白い形の文字ですね。

   
実は左がスリランカの正装、結婚式の新郎新婦です。
右はインドからの移民のタミル人の人たちのサリー姿。
へび使いのお人形も、面白いですね。
イギリスの植民地時代に、インドから紅茶栽培とそこで働くタミル人の人たちとサリーとヒンドゥー教がやってきました。
どちらの民族衣装もきれいです。
オサリアの着付けでは、腰の部分がくびれて、フリルが入ってキュートです。
着付けを終えたモデルさんたちを見てください。参加者が突然モデルさんになりました。
左端の美しいブルーの衣装はサリー、右端のサンディアさんとまんなかの3人は模様の綺麗なオサリアです。


第52回松原ぞうすいの会 レポート5 脇役はユニークなドリアンとしょうが紅茶とパパド

2010年06月09日 | 世界のぞうすい・料理 レシピ あれこれ

パパドです。油で揚げたところ。パリパリして美味しいです。カレーに添えていただきました。

差し入れのドリアンです。熟すと自分で割れていく様子が、モスラの誕生みたいで面白いです。

4つに分けて、それぞれのテーブルで食べてもらいました。独特の匂いも感じてもらえました。
もう少し待って、ねっとり熟してたほうが甘くて美味しかったかな。

ショウガ紅茶。
まず、すりおろしたショウガをお湯に入れて、ひと煮立ち。
火を止めて、紅茶葉を入れたらしばらく待って出来上がり。
このブランド「アムバンピティヤ」が、サンディアさんのスリランカ紅茶のおすすめ。

いつもの美味しい手作りケーキと、縞々のシンガポールみやげケーキです。

スリランカ サンディアさんとの出会い 感想 第52回松原ぞうすいの会 レポート4

2010年06月07日 | ぞうすいの会・ゲスト
★先日5月30日(日)の松原ぞうすいの会 サンディアさんと「作って食べて国際協力」 スリランカカレーの感想が寄せられていますので、紹介します。

★【サンディアさんとの出会い】橋本末子さんレポート
サンディアさんと始めて出会ったのは今年の2月19日「Fランチ」で3月の「Fランチ」ゲストの打合せをした時でした。
サンディアさんが設立された関西スリランカ友好協会の経緯などを話されるその熱意と明るくおおらかな人柄に、心はぜひとも「JAFS松原ぞうすいの会」ゲストに!と動いていました。
スリランカ料理の話にも及び、普段の「ぞうすいの会」はゲストに合わせた雑炊を作るのですが、スリランカカレーを作って食べるぞうすいの会となり、「Fランチ」ゲストの3月5日にはチキンカレー、ダルカレー、パセリサラダ、…すべての段取がすっかりと整い、後は5月30日のリッチなぞうすいの会を待つばかりとなりました。
サンディアさんを紹介して下さったのが松原高校の山田先生
松原高校が今年のスタディツアーがスリランカで情報を求めて2月のワンワールドフェスティバルで出会われたのがきっかけでした。
JAFS松原のサポーターでスリランカ滞在経験がありその後スリランカ交流のある坂田繁数さんもスリランカ津波支援で2005年にサンディアさんとの出会いがありました。
今回の「ぞうすいの会」を切っ掛けに松原の小学校でも国際理解教育授業でスリランカのお話をして頂くことになりました。
JAFSの「ランカの会」や「アジア家庭料理教室」でも活躍されます。
サンディアさんの日本とスリランカの架け橋になりたい思いがますます広がることを願っています。

余談
サンディアさんと始めて出会い打合せの日の「Fランチ」ゲストはカンボジアのレンワンディ氏とワンソックさんでした。
話題が「カンボジアの紹介と結婚式」でした。二人はJAFS松原の仲間です。来年の3月にはそれぞれの大学院を修了し帰国予定、母国での活躍を期待する私たちにとっての期待の星です。

それぞれの出会いのあったJAFSの自主活動グループハルハロ「Fランチ」のホームページをのぞいてください。
アドレスは http://www7b.biglobe.ne.jp/~haluhalo/1006_f.pdf

★今回は民族衣装も着せてもらえました!
みんな、綺麗ですね。
★【久しぶりの参加でてうれしかったです】西さゆりさんレポート
本日の感想と次回のゲストの方に聞きたい質問についてですが、忘れないうちにお送りします。
<感想>
・自己紹介は多くの時間をとったとはいえ、各参加者の話が面白く、また、どういうつながりで会に参加するかに
 至ったかということが分かり、興味深かった。
・教員である参加者からの話で、世話人である橋本さんが教育現場で行っているJAFS松原の活動を含めた国際協力の
 授業内容や子供達の反応を知ることが出来き、良かった。
・サンディアさんの話では、スリランカは元々はコーヒーで有名であったことやダイヤ以外の宝石は何でも取れるなど、
 スリランカの意外な話を聞けて面白かった。また、(サンディアさんの人柄?)スリランカが身近なものに感じた。
・本場のカレー・紅茶が飲めて、大満足!!
・個人的には、あまり料理のお手伝いが出来なくて申し訳なかったです・・・。
<次回のゲストに聞きたいこと>
・国際結婚ということで、お互いが理解できないと感じた考え方や行動、逆に違う考え方や行動ではあるが「なるほど」と
 感じた面、両方を教えて欲しい。
・北欧といえば、おしゃれ(センスのいい)家具・インテリアのイメージがあるが、スウェーデンの家の写真や家具に対する
 考え方を知りたい。
・福祉国家と言われているが、税金の高さや実際受けているサービスに対する思い(満足度)について知りたい。
 (「税金が高くて裕福な暮らしではないが、安心感があり今の生活に国民は満足している」と聞いた事があるが
  実際はどうなのか??)
 簡単ですが、以上です。

サンディアさんの激辛本格スリランカ・カレーレシピ(ダル、レンズ豆カレー編)

2010年06月06日 | 世界のぞうすい・料理 レシピ あれこれ
第52回松原ぞうすいの会レポート3
サンディアさんのレンズ豆カレー(ダルといいます)です。
【ダル(レンズ豆のカレー)】 
チキンカレーに比べて、スパイスの種類はぐっと減ります。
各種スパイスがなければ、市販のカレー粉で。
ココナッツミルクがたっぷり入って、辛いなかにも甘みがあります。
  (アバウトでごめんなさい。30人くらいで2種類のカレーを盛り付けて食べたので・・・)
   20人分くらい
    材料;ダル(れんず豆)1キログラム
       たまねぎ    大2      しょうが      3片
       にんにく    3片      ココナツミルク缶  3缶
       各種スパイス
  
1)豆を鍋に入れ、米を洗う要領で2.3回洗う。水を切り、ターメリック、カレーパウダー、シナモンパウダー、胡椒を入れてミックスする。
2)鍋に油を入れ、にんにく、しょうが、マスタードシード、ランペ、カレーリーブス、たまねぎを入れ炒める。
3)たまねぎが狐色になったらダルをいれ炒める。
4)ココナツミルクを入れて炊く。
  5分程度炊いて蒸らしたら出来上がり。
 (水は入れない)

【パセリサラダ】
   
    材料;パセリ  たくさん(一人みじん切りで大匙1)
       たまねぎ   大1        レモン汁   レモン2
       トマト    2         
       ココナッツデシカット(乾燥フレーク) 大5
       塩、胡椒

1)パセリ、たまねぎはみじんきりにする。レモンは絞ってレモン汁にする。
  トマトは一センチの角切り。
2)1)にココナッツデシカット、塩、胡椒、かつお節、を入れたまねぎをつぶさないようにしっかり混ぜる。
3)最後にトマトを入れ、やわらかくミックスする。

こうやって、手でこねて食べます。指の触感も、「味わう」、重要な味のうちなのです。

サンディアさんの本格的絶品スリランカ・カレーレシピ(チキンカレー編)

2010年06月04日 | 世界のぞうすい・料理 レシピ あれこれ
第52回松原ぞうすいの会 レポート2
★本日使用したスパイス
サンディアさんは最初にスパイスの説明をしてくれました。
  本日使用した、彼女が持ってこられた各種スパイス
     かつお節、ガルシニア、カレーリーフ、シナモン、ターメリック、マスタード、
     胡椒、クローブホール、カルダモン、ランペ、フェンネルシード、コリアンダー、
     クミンシード、フェナグリック、生葉のカラピッチャ、胡椒、唐辛子などでした。
 
私たちは一袋100円で分けてもらえました。
★料理レシピ (すべてサンディアさんのオリジナル) 30人分
各種スパイスが手に入らなければ、にんにく、しょうがと市販のカレー粉をつかってみてください。
さらりとしてスパイス香る本格カレーを作ってみましょう。
日本のカレーはねっとりした小麦粉のルーを使いますね。
あれは、シチューの一種に思えて別物ですね。

【チキンカレー】
   
材料 ; 鶏もも肉   2キログラム
     たまねぎ    大3     トマト    大 4
     しょうが    4片     にんにく   4片
     ココナツミルク 1缶     各種スパイス (上記)   水
  
1)スライスしたしょうがとにんにくを臼で挽く。(みじん切りでも良いと思います)
2)一口大に切った鶏肉に香辛料(塩、ターメリック、シナモン、カレーパウダー、クローブパウダー)をすりこむ。
なぜ、混ぜるのに透明手袋してるかというと、手がヒリヒリ痛くなっちゃうからです。
恐るべし、激辛カレー。
     
3)鍋に油をいれ、にんにくやしょうがのみじんきり(サンディアさんは持参の木臼でつぶしましたが)を入れて炒め、写真のスパイス(干草みたいなランペなど)や上記のスパイスをお好みで加えていく。さらにたまねぎのみじん切りを入れて色づくまで炒める。
このあたり、サンディアさんはパッツパッと次から次へとスパイスを手でつまんで入れていきました。
私たちには、分量はよく分かりませーん。
4)その中に鶏肉、水、ガルシニア、をいれて炊く。最後にトマトのざく切りとココナツミルク缶を入れる。
    
   
最近は、ココナツミルクも簡単にスーパーで手に入って良いですね。
スリランカのカレーにはココナツミルクがはいったり、モルディブのかつお節が入ったり。
激辛のなかに、甘みやコクがあって、美味しいです。


出来ました!!おいしそう。
皆さん激辛にもかかわらず、完食です。           
   こちらも完食です。



サンディアさんの暖かなお人柄と激辛スリランカ・カレーで皆の心もホッカホカ

2010年06月01日 | ぞうすいの会・ゲスト
第52回松原ぞうすいの会レポートその1・・・スリランカ・カレー 
作って食べて国際協力

~食卓からの国際協力~ ~ ひかり輝く島・スリランカ料理編 ~
日時:2010年5月30日(日)10:30~14:00
場所:松原総合福祉会館
  
手作り、絶品のカレーでしたよ!!!
チキンカレーにレンズ豆のカレー、パセリのサラダの取り合わせもスタイリッシュです。
★畚野(ふごの)サンディアさんの横顔 
世界遺産で有名な古都アヌラダブラ出身のサンディアさんは1995年 4月に来日されました。
現在は、関西スリランカ友好協会代表の他、FMCoCoLoスリランカ番組DJ、日本語シンハラ語の通訳、翻訳、小中学校国際理解教育授業など、スリランカと日本の架け橋として多彩にご活躍です。
趣味は読書、好きな食べ物はお寿司、10歳の息子さんのお母さんです。
★いつもの記念写真 今日は少し民族衣装で華やかです。
食べ物など、レポートは、まだまだ後日も、続きます。また見てくださいね。
参加できなかった皆さんに、はーい、笑顔をお届けします。

★地理・歴史・文化のお話
 スリランカの位置はインドの右下の島。
首都の名はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ。
スリランカ・スタディ・ツアーから帰ってきた高校生は、さすが!!
この長い名前をすらりと言えました!
かつての大統領の名前ジャヤワルダナさんの出身の町、コッテにキレイに整備して造った首都です。
古い年代の人には、スリランカよりもセイロン、首都もコロンボのほうが耳になじんでいたかも知れませんね。
民族はシンハラ人 主に(仏教徒70.0%)
    タミル人 主に(ヒンドゥー教徒10.0%)
    ムーア人 主に(イスラム教徒8.5%)
    他に、マレー人、バーガ人などです。
    カトリック教徒も11.3%います。
なぜ、インドのタミル人の人たちがいるかというと歴史的な理由があります。
もともとコーヒー栽培中心だったスリランカに、イギリスは植民地として紅茶の木を植えました。
それと同時に、その紅茶農園で働く労働力として、南インドからタミル人たちを連れてきました。
彼らとともにヒンドゥー教、民族衣装のサリーもやってきました。
公用語はシンハラ語、タミル語、連結語として英語 
(街で英語で質問してたウィッキーさんもスリランカ人ですよ。でも、この話題はわかる世代が限定されますね。)

歴史はポルトガル、オランダ、イギリスの植民地支配を受け、戦後イギリスから独立し、
1972年にスリランカ共和国に改称しました。
1983年からはLTTE(反政府勢力タミールイーラム解放の虎)との内戦が激しくなりました。
2004年12月のスマトラ沖地震およびインド洋津波で3万人以上が犠牲になりました。
2009年には内戦が終結。
    今は平和になりました。私も安心して里帰りできます。
    小さな島に世界遺産が5つもある素敵な国です。
    安全になったのでぜひ来てください。とのお話でした。

一人で活躍されてきたサンディアさんですが、2009年に大阪に領事館が復活したのを機に、
関西スリランカ友好協会を立ち上げました。
これからは領事館とも協力しながら、お互いの交流を行ったり、
貧しい人たちのための活動を皆で協力して行いたいと抱負を語られました。
    


★参加者(この件、研究中の六車さん)からサルボダヤ運動についての質問がありました。

「サルボダヤ」はスリランカで行われている生活改善のためのボランティア活動。
農村の奥深くまで行き渡っています。
非暴力であり、民族も関係なく行われています。
本当に貧しい村で幼稚園を作って勉強を教えたり、バランスよい食事を朝昼、給食を実施しています。
両親が働いている子どもの面倒を見たり、
遠距離通学の生徒には、自転車も与えていたり、多岐にわたる活動をしています。
洪水の被害の時にも救援活動を行って、本当に助かったなど、サンディアさんからの回答がありました。

内戦で苦しんでいたスリランカだからこそ、非暴力でより良い社会を作ろうという理念が輝きつづけてきたのだと
管理人にはあらためて感じられました。

松原高校の生徒さんたちがスリランカのスタディツアーで訪問したなかに、
サルボダヤが運営する老人施設もあったと同行した坂田さん(荷車の会)からコメントがありました。
今日の参加者は皆さん、熱い熱い。それぞれの思いが感じられました。
人数も30人近かったので、自己紹介だけで40分も!!あっという間に経ってしまいました。
あとの自由歓談もわいわい。賑やか。