主の平和
お元気ですか。
2021年5月発行のニュースレターから 一部をご紹介します。 6月の予定も記しました。
聖霊降臨日
日本聖公会 井田泉司祭
五旬祭の日が来て、一同が一つに集まっていると、突然激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。(使徒言行録2章1-4節)
このことが起こらなければ、キリスト教会は成立せず、わたしたちはイエスの名を聞くこともなかったでしょう。それが聖霊降臨という出来事です。
イエスの復活から50日後の日曜日、またイエスを天に送って10日後の日曜日、集まって祈っていた弟子たちは、一緒に生涯忘れられない経験をしました。
天から不思議な風の音が聞こえてきました。その風は心と体に吹き込み、すべての細胞を生かし、力を満たします。不安や動揺や葛藤は静められて、爽やかな深い呼吸が起こります。
また炎のように燃える舌(舌のように見える炎)が現れて、一人一人の上に上にとどまりました。何か温かいものが体に宿り、心が熱く喜びに燃えます。
そのとき、弟子たちがはっきりと知ったのは、イエスがここに生きて、自分たちとすべての人を愛しつつ働いておられる、ということでした。
聖霊が働いて思いと言葉が溢れてきます。弟子たちはイエスのことを人々に語らずにはいられません。そして不思議なことに、通じるはずのない他の国々の人々にも、言葉と思いが通じていくのです。
昔の預言者ヨエルがかつて語ったことが、今こうして現実になっています。
♪聖霊 降(くだ)りて 昔のごとく
くすしき み業(わざ)をあらわしたまえ(聖歌386)
今年の聖霊降臨日は5月23日。上記は京都教区退職司祭でおられる、井田司祭から転載の許可をいただきました。感謝。
◆◇◆ St Martin’s教会 昇天日聖餐式の説教から ◆◇◆
5月16日朝イエス様の昇天を記念した聖餐式があり、説教をさせていただきました。以下、要点を記しました。
昇天日では、イエス様が死に打ち勝ち復活された後、弟子たちに最後の指図を告げて天に昇られた(使徒言行録1章1節)ことを覚えます。私達の想像を遥か超えることが起きたことを弟子たちは見聞きし、信じて証人になりました。そのことは、使徒言行録の1章8節「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなた方は力を受ける。――地の果てに至るまで、わたしの証人となる」とイエス様が言われた通りです。
この「地の果て」の言葉は、かつて英国に来たばかりの私にとっての数々の驚きの一つである、英国の地図を思い出させます。英国が中心になっている地図では、日本は右端になって、いかにも「地の果て」に位置付けられています。私と同じ日本聖公会出身であるMさんは英国が派遣した宣教師に導かれてイングランド教会の篤き信者でおられます。
私達それぞれ、異なった生活体験と文化背景をもって異なった歩みが与えらながらも、教会に一同集まり聖餐式にあずかっています。この聖餐式は、日本聖公会だけでなくアングリカンと呼ばれる世界各地の教会でも同じように行われています。異なった文化と言葉があっても、復活し昇天された主イエスさまの証し人となっていることは、何と素晴らしいことでしょうか。神様のみ力である聖霊を通しての証し人となっているのです。
使徒言行録の1章の初めには「聖霊」が三回記されています。聖霊を通してイエス様が弟子たちに指図を与えたこと、弟子達が聖霊によって洗礼を授けるだろうと伝え、聖霊によって力を授かると言っています。これらの言葉によって、私達も弟子達同様、イエス様の証し人としての希望と、目的そしてミッションが与えられています。
(礼拝の録画は以下のサイトです
◆◇◆今後の予定◆◇◆
以下の予定はコロナ感染事情によって変更される可能性はあります。
6月9日(水曜日)午後8時から オンラインで、
「聖書の読み方,学び方色々」特別セッション
6月20日(日曜日)午後3時から日本語礼拝St Martin’s教会
6月26日(土曜日) St Michael & All Angels 創立100周年記念礼拝(コロナ感染防止の為、参加者限定、ライブ配信あり)
6月27日(日曜日) St Martin’s教会Celebration礼拝
7月3日(土曜日)午前10時から12時までコミュニティカフェ再開 ミニマーケットとライブ演奏を予定
オルガンの調べと共に迎える朝については未定
お元気ですか。
2021年5月発行のニュースレターから 一部をご紹介します。 6月の予定も記しました。
聖霊降臨日
日本聖公会 井田泉司祭
五旬祭の日が来て、一同が一つに集まっていると、突然激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。(使徒言行録2章1-4節)
このことが起こらなければ、キリスト教会は成立せず、わたしたちはイエスの名を聞くこともなかったでしょう。それが聖霊降臨という出来事です。
イエスの復活から50日後の日曜日、またイエスを天に送って10日後の日曜日、集まって祈っていた弟子たちは、一緒に生涯忘れられない経験をしました。
天から不思議な風の音が聞こえてきました。その風は心と体に吹き込み、すべての細胞を生かし、力を満たします。不安や動揺や葛藤は静められて、爽やかな深い呼吸が起こります。
また炎のように燃える舌(舌のように見える炎)が現れて、一人一人の上に上にとどまりました。何か温かいものが体に宿り、心が熱く喜びに燃えます。
そのとき、弟子たちがはっきりと知ったのは、イエスがここに生きて、自分たちとすべての人を愛しつつ働いておられる、ということでした。
聖霊が働いて思いと言葉が溢れてきます。弟子たちはイエスのことを人々に語らずにはいられません。そして不思議なことに、通じるはずのない他の国々の人々にも、言葉と思いが通じていくのです。
昔の預言者ヨエルがかつて語ったことが、今こうして現実になっています。
♪聖霊 降(くだ)りて 昔のごとく
くすしき み業(わざ)をあらわしたまえ(聖歌386)
今年の聖霊降臨日は5月23日。上記は京都教区退職司祭でおられる、井田司祭から転載の許可をいただきました。感謝。
◆◇◆ St Martin’s教会 昇天日聖餐式の説教から ◆◇◆
5月16日朝イエス様の昇天を記念した聖餐式があり、説教をさせていただきました。以下、要点を記しました。
昇天日では、イエス様が死に打ち勝ち復活された後、弟子たちに最後の指図を告げて天に昇られた(使徒言行録1章1節)ことを覚えます。私達の想像を遥か超えることが起きたことを弟子たちは見聞きし、信じて証人になりました。そのことは、使徒言行録の1章8節「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなた方は力を受ける。――地の果てに至るまで、わたしの証人となる」とイエス様が言われた通りです。
この「地の果て」の言葉は、かつて英国に来たばかりの私にとっての数々の驚きの一つである、英国の地図を思い出させます。英国が中心になっている地図では、日本は右端になって、いかにも「地の果て」に位置付けられています。私と同じ日本聖公会出身であるMさんは英国が派遣した宣教師に導かれてイングランド教会の篤き信者でおられます。
私達それぞれ、異なった生活体験と文化背景をもって異なった歩みが与えらながらも、教会に一同集まり聖餐式にあずかっています。この聖餐式は、日本聖公会だけでなくアングリカンと呼ばれる世界各地の教会でも同じように行われています。異なった文化と言葉があっても、復活し昇天された主イエスさまの証し人となっていることは、何と素晴らしいことでしょうか。神様のみ力である聖霊を通しての証し人となっているのです。
使徒言行録の1章の初めには「聖霊」が三回記されています。聖霊を通してイエス様が弟子たちに指図を与えたこと、弟子達が聖霊によって洗礼を授けるだろうと伝え、聖霊によって力を授かると言っています。これらの言葉によって、私達も弟子達同様、イエス様の証し人としての希望と、目的そしてミッションが与えられています。
(礼拝の録画は以下のサイトです
Holy Communion -16 May 2021
Ascension Day service - in-person service held in the church plus li...
youtube#video
◆◇◆今後の予定◆◇◆
以下の予定はコロナ感染事情によって変更される可能性はあります。
6月9日(水曜日)午後8時から オンラインで、
「聖書の読み方,学び方色々」特別セッション
6月20日(日曜日)午後3時から日本語礼拝St Martin’s教会
6月26日(土曜日) St Michael & All Angels 創立100周年記念礼拝(コロナ感染防止の為、参加者限定、ライブ配信あり)
6月27日(日曜日) St Martin’s教会Celebration礼拝
7月3日(土曜日)午前10時から12時までコミュニティカフェ再開 ミニマーケットとライブ演奏を予定
オルガンの調べと共に迎える朝については未定