主の平和 

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日本語英国教会 3月の報告 と4月の予定

2018年04月11日 | 日記

主の平和 -- 私事ですが、引っ越しがイースター前後にあって 更新が遅れましたことお詫びします。

3月4日 St Martin's教会に長年奉仕されたニック ヘンダーソン司祭が3月末に退職されるにあたり、ニック司祭による最後の聖餐式がありました。遠路からいらしたゲストの中には、日本聖公会東北教区仙台と福島からいらした方々もおられ、聖堂にいっぱいになる人々が集まりました。



Ayumi Mason さん撮影の写真です。

3月18日 洗礼式

  雪が時折降る日でしたが、大勢の方々が集まり、ニック ヘンダーソン司祭による加藤裕子さんの洗礼式に参加しました。洗礼式に参加するのは初めてという方々が多々おられましたので、とても意味深い機会となったと思います。
後日ある方から「素晴らしい心温まる洗礼式でした。参加させていただいてじーんと感動がありました。加藤さんご自身、それを見守るみなさんの姿。。。本当におめでとうございます。」とのメッセージを頂いています。確かに喜びあふれる礼拝でした。



Mikako Boundy さん 撮影の写真です。

*** 洗礼について ***

日英対応の式文を使って、ニック司祭が洗礼をされましたが、洗礼の意味について話すように頼まれ、日本聖公会の奈良基督教会の井田泉司祭著「洗礼の祝福」の一部である以下を紹介しました。
『洗礼は、イエス・キリストに結びあわされることです。額に十字架のしるしがしるされますが、それはイエスさまの十字架を覚え、洗礼のよって、イエス・キリストの死にむすびあわされ、「古い人」として死に、イエス・キリストの復活に結びあわされて「新しい人」としてよみがえります。洗礼のときに、水がそそがれるのは、神によって 洗い清められることを意味しますが、同時にこれは水に沈められるのと同じで、古い人がおぼれ死ぬことを表します。イエスが復活されたのは、私たちが新しい命に生きるためです。』

洗礼式では、洗礼を受ける人や教父母Godparentsだけでなく、その場に集う人々にも問いかけがされます。問いかけを通して参加が呼びかけられています。洗礼を受ける人だけでなく、私たちが助け合い、励まし合うことがどんなにか、大切なのか 示されています。洗礼によって、裕子さんが神様に目を向けて さらなる歩みを続けられます。私達それぞれ異なる道を歩む中、洗礼を受ける幸い、喜びを共に分かち合いながら、さらに神様の導きが私たちそれぞれに 与えられますよう願っています。

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ご復活の主の喜びが皆様と共に

日本語英国教会St Martin’s West Acton
4月15日(日曜日)

午後3時から 5時まで
夕の礼拝
司式:ジョンソン友紀
礼拝後 ティータイムと親睦会

場所:St. Martin’s,
Hale Gardens, LONDON W3 9SQ

皆様、お誘いあわせの上いらしてください。




日本語英国教会 3月11日追悼ヴィジルの報告

2018年04月11日 | 日記



3月11日 We Won’t Forget You-東日本大震災7周年を覚えて

追悼のヴィジルは小さな働きではありますが、大震災をより多くの人々に伝え、被災地に思いを馳せて祈りを発信しつつ、祈りの輪を広げ、お互いの心に慰めと希望を与えることができるよう願って一昨年から毎年企画しています。
今年は3月11日が日曜日、Mothering Sundayとなり、他の教会の活動をされている方々は参加することができませんでしたが、同日、午後2時半から4時半までSt Margaret Westminster Abbeyにて、追悼のヴィジルをしました。二時間の間、4回ディック ジョンソン司祭が祈祷を担当し、一回ごとに被災地の困難な状況を短く語りかけ、それぞれ異なった祈りと黙祷を捧げました。
今年も多くの参加者から感動と感謝の言葉をいただきました。
また、被災地出身の参加者もおられて 涙を分かち合いました。

以下の写真は 写真家で毎年ボランティアとして奉仕されている富岡秀氏撮影の写真です。



以下は いただいたメッセージの一部です

Still thinking of you & everyone in the community. Stay Strong & I wish the best for your recovery. from K
祈りをこめて  MO
今年で7年がたってしまいました。被災者の方々の胸が少しでも楽になって下さったのならうれしいのですが、、、まだまだ一緒に復興の道に希望を持ちたいと思っています。  ST
ちょうど 福島出身の小説家などと津波の話をする機会があり感慨深いです。LT
皆さん 力を合わせて益々元気になってください T
一日も早く元の世界になりますように CW
いつまでも忘れません。復興を祈ります IO
遠い英国より お祈り申し上げます 復興に向けてがんばってください  MH
心をこめて  KS
いつまでも 忘れません TF
亡くなられた方、いまだ 辛い思いをされている、皆様、大変だと思いますが、良い時がまたくることをお祈りいたします。 KS
イギリスからお祈りしております。がんばってください  SH
イギリスで 皆さんのことを覚え、お祈りしています KN
いつまでも忘れません。 応援しています 前へ ! HK
God of Creator, hold your universe together AB
Hope that every who suffered will be happy again. We will never forget what happened in our country. M
希望の光が 届くことをお祈りしています。 HG
一日でも早く皆様が幸せになれることを祈ります  SN
早い復興をお祈り申し上げます NT
Please make the world a happy place again D
新しい街づくり、新しい文化づくりに向けてみんなで頑張りましょう DH
毎日、お祈りしています。 YK
あの日のことを 絶対に忘れません  ST
3月11日を忘れません。未来に希望を  KS
7年、早いような、、、長いような   愛をこめて  YK
これからもがんばってください  MM
Such a considerable event and I thank you as a Japanese for remembering the moment of tragedy. Wish for world peace. L
被害にあわれた方々が希望をもって すごせる街になりますよう。私もがんばります。 MW
石巻のみなさん、がんばってください  忘れません  Y&G
いつも思い出しています。 少しでも 心安らげる日がくるよう祈っています。Y&E
復興応援しています RH, HH, KH, EH
いつまでもサポートします  KA
遠くにいても 心をこめて復興を願い お祈りいたします KM

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Aは地震の前に、新しい家を建てて家族3人で暮らしていました。自分の夢を盛り込んだ素敵なお家だったらしいです。お隣には高齢の親戚が二人住んでいて面倒を見ていたそうです。それが7年前の地震で家の土地が崩れ落ち、住むのが不可能となり全壊したのです。その日から実家にての寝起きを余儀なくされました。Aは地震の被災者として市に届けたのですが、市や国は津波でそれどころではなくけんもほろろな扱いを受けたそうです。「命が助かって良かったじゃないか」と言う言葉ばかり何度も言われたそうです。確かに命は助かりましたが、被災したことには変わりないのに、なんの助けもなかった事に傷ついてしまいました。家の完全取り壊しのために市にボランティアを頼んでも断られ、市長に手紙を書いても破棄されたそうです。実際問い合わせたら破棄してあると言われたとか。一軒の家を取り払うだけでもかなりの額かと察します。結局なんの補助もなく7年が過ぎ、今では地震や津波、原発事故のニュースを聞くのも嫌だそうです。もちろん亡くなった方々は大変気の毒であり胸が痛むけれど、内陸での被害は誰も顧みてくれないと言う恨みの様な思いが強くなってしまっているようです。

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家族も震災時、福島で仕事をしており、その後の想像を絶する出来事には心が張り裂けるようでした。
7年経ったいまでも、まだまだ、手がつけられていない地域もあると聞いております。
天災のおそろしさを生まれて初めて感じた出来事でした。
この震災で命をおとされてた方々をご冥福を祈り、また、まだ、避難所で生活の方々、一日も早くまた元の世界に戻られますよう心からお祈りいたします。
是非、また、この天災/震災を世の中の人が忘れませんように、毎年、慰霊祭をやっていただけますよう、お願いいたします。

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福島出身の友人が教会に来て一緒に祈ってくれました。彼女曰く「歴史ある素晴らしい教会で犠牲になった方々、動物達に祈りを捧げることが出来てよかったです。震災の日はどうも気が滅入りがちになりますが。このような機会を皆さんにもっと知ってもらえたらと思います」

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どうぞ、引き続き、今も困難な生活をされている方々、特に心を痛めておられる方々、支援されている方々を覚えてお祈りください。