主の平和 

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怖れではなく、いつも希望をもつことができますよう

2017年08月29日 | 日記

主の平和

昨夜遅く、栃木にいる友人から、J-アラートがあって 目覚めたしまったと連絡が
来ました。
すぐに朝日デジタルのサイトを見ましたところ、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過して太平洋側に落ちたとの
緊急のニュースが入っていました。BBCのサイトからの情報は少し待たなければなりませんでしたが、依然として不明なので、
怖れを抱いている人々の心の平安と、平和を祈りながら、眠りにつきました。

朝のBBCニュースでは テキサスのハリケーン被害と共に北朝鮮のミサイル発射のニュースが大きく取り上げられました。
現状の日本では、ミサイル攻撃から市民を守る手段はないと言ってもいいかもしれません。
昨今のテロ事件のように、いつ攻撃されるか分からない。
心配してもしょうがないといったところでしょうか。

子供の頃、母がよく言っていた言葉の一つが 「明日はどうなるのか分からないからね」- 
母が亡くなってから、母のその言葉の中に、辛い戦争体験や数々の悲しい体験を通しての思いが一杯込められているのが
自分自身の実体験を通して、さらに見えてきています。 

誠に、私達それぞれ 先行きの分からないところに いつも置かれている、私たち個人の力が及ばないところに生きていると
いうことを しっかりと見つめたいと思います。
そして、怖れをいだくのではなく、いつも 希望をもつことができますように祈っています。

8月27日に Alcester の近くにあるArrow 村にあるHoly Trinity 教会へ行きました。
小さな教会だけど、とても心温まる礼拝に参加しました。
なんといっても 会衆の人々の温かさです。

聖餐式の式文のカバーに使われている写真がとてもいいので、礼拝後にそのことを話した方が、
撮影された本人でした。 ケルビンさんの許可を得て ここに添付しました。
一つの写真は イエスさまが処刑された 処刑という恐ろしい道具で 粗末なものであったことを思い出させます。
それでも、イエスさまの十字架、そして復活を通して、私たちに 「真の光り」が与えられたことを
思い出せるのが、同じ十字架がキャンドルに囲まれた写真です。

時には 暗い世に生きていると思いがちな私達ですが、どんな苦しみもご存じなイエスさまを
見上げて、絶えまない愛を注いでくださっている神様がおられることを心にとめて、
いつも 希望をもつことができますよう 
そして 平和があたえられますよう ご一緒に祈り続けましょう。


以下の写真は Kelvin Cornwallさんから許可を得たものです。
One cross is from Holy Trinity (with the candles) and the other from St James, Weethley











日食

2017年08月23日 | 日記

皆既日食を見た方から 写真とビデオが送られてきました。
素晴らしい写真の一つ一つに 撮影された方の感動も感じられ、
周囲の音と歓声が入っているビデオを見ながら、私もつい歓声をあげてしまいました。

娘がフィリピンで生まれた年、私達が住んでいた島で、部分日食を体験しました。
フィリピンの場所によっては皆既日食になるということで、地元でも大変な話題になりました。
ある村では音を鳴らして、魔よけをするとか、妊婦は日食中 外に出てはいけないとか という迷信が
ある地区も多々ありました。カトリック信徒がとても多い国ではありますが、地区によって、
信仰と迷信が共に存在しているのを見聞きして 驚いたことを覚えています。
とても暑く晴天の日でしたので、部分日食でも その体験は忘れらないものです。
特性の眼鏡なんか、ない所でしたので、雨水を貯めていた大きなタルの水面を
作業用のサングラスを通して見たことを覚えています。最も地元の方々と分かち合って
いたので、ずーっと見ることはできませんでした。

住んでいた所はかなりの田舎で 周囲はジャングルのようで、終始 鳥や動物、虫の鳴き声が
聞こえる所でしたが、静寂が訪れると共に、空に雲がないけれど、部分日食の為に、
陰が及んで、徐々に空気が冷たくなっていき、日食が通過した後は 一斉に音が戻ってくると
いう、とても奇妙な体験をしたことを今も覚えています。
科学的に説明されていることではあるけれど、私たちの力が及ばない自然の力と働きの中で、
私達それぞれに生命が与えられて生きていることを素直に見つめる機会が与えられていると
思いました。

ある方が 誰でも大自然の美しさに触れて感動する、その思いの中に、「あるがままの自分を素直に
受け入れている自分がいる」と言っていました。

私達それぞれ あるがままの素直な自分を差し出しながら、神様から与えられた恵みに感謝する心を
いつももっていたいと思います。

主の豊かなる恵みが私達と共に


平和を祈る

2017年08月12日 | 日記

8月6日 折りあって、ロンドンに日本から来ていた友人と共に ウェストミンスターアビィに行きました。
午前11時15分、聖歌隊によって歌われる聖餐式に出席しました。

広島には2011年に行きました。大震災後で、すでに予定していた里帰りを娘と共にした時です。
福島第一原発の事故の影響がどのくらいなのか、分からない状態でしたので、娘への影響を
心配して、被災地へ向かいたい思いを断念しました。
その代わり、原爆のことを知ってほしいと思って、娘を広島へ連れて行ったのです。
その際に、こちら英国在住の方々にも知ってほしいと思って、広島平和記念資料館の日英文で
書かれた本を購入しましが、その本と礼拝式文をもって、聖餐式に出ました。

その日の午後、日本語英国教会の為に長年尽力されて、今も自宅で療養されている園田先生を
見舞い、有志と共に 聖歌を歌い 祈りを捧げました。
その短い祈りの前に、今日は広島の日ですと、先生に言うと、広島と長崎をかつて訪問されたと
話されました。

第二大戦中は、福島に疎開されていたとのことで 毎日4キロの道を歩いて学校に通ったとも話されました。

下記は長崎平和宣言 -- 苦しい体験と思いを声に出すことができない方々の代理として声を高らかに挙げた市長さんの宣言には
感動しました。

長崎平和宣言 2017年 

映画 「ダンカーク」をご覧になられたでしょうか。私は娘と観にいきました。
下記は 現在98歳になられる、ダンカークの戦争体験者 ケンさんが、映画を鑑賞された後に言われている言葉です。
当時は 20歳だったケンが、映画によって 当時の思い出が呼び戻されて、涙が出ましたと言われています。
戦友の一人で、ドイツ軍の捕虜になって 5年間収容所にいて帰国した方が、どうして 我々は(戦争)をするのかな
人間には知恵が与えられているのに、繰り返し戦う 愚かさがあるとも話されています。

ダンカークの戦争体験者の言葉 英語

以前、ホロコーストの生存者の方の講演会に行きました時、差別は戦争への第一歩と言われていました。
差別から、相手への嫌いな思い、憎しみ、怒りが生じてきます。
その差別の思いの基をよく見ると、相手が自分と同じ人間であることが忘れられて、相手を尊ぶことの欠如があります。
イエスが「敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい」と言っています。

怒りではなく、愛をもって接し、 貴重な命をお互い与えられているといつも 心にとめられますように。
共に、平和のうちに 歩むことができますよう 祈りましょう

主の豊かなる恵みが 皆様と共に

Yuki