降臨節に入りました

年々早くなってきていますが、今年はかなり早くから、「クリスマス」が騒々しいくらいに始まっています。
テレビやラジオだけでなく、人々の動きが、早い。
「メリークリスマス」と叫ぶような声が、テレビの広告やラジオから聞こえてくるのが、何ともおかしな感じです。
11月の下旬に、なんと、クリスマスカードが到着したりする。クリスマスの飾りが、アドベント（降臨節）を待たずに始まっている。
異常な雰囲気です。

教会では、降臨節が始まると、聖堂の中の花はなく、司祭は悔い改めを示す『紫色』の祭服を着ます。
唯一、彩りがあるとしたら、日曜ぼとに灯されていく、アドベントキャンドルの　炎でしょうか。

今年も、日本語英国教会の子供達に、アドベントカレンダーを渡しました。
ちまたのアドベントカレンダーは　聖書の物語と全く関係ないものが、氾濫しています。あの有名なキティちゃんも登場するくらいです。
聖書の言葉が日々出てくる　正統派のアドベントカレンダーは、EMBRACE　というチャリティ団体から購入しています。
中東にいる貧困の中にいる人々を支えている団体です。
彼らのニュースレターに、ウェストバンクにあるクリスチャンのコミュニティにいる子供達が描いたクリスマスカードが
紹介されているページがあります。
カードの中に、「パレスチナに自由を」「平和がひつよう」との言葉が添えられていました。一つのカードには、砲弾が子供達に向かっているものがありました。
このページを、日本語英国教会の子供達へコピーを送りました。
子供達と共に、それぞれの家族が、このクリスマスの時期に、
困難な状況にある、子供達とその家族たちを覚えて、祈ってもらうために、

騒々しいけれど、静かな気持ちで、祈る時をもって、本当のクリスマスを迎えたいと思っています。

今月、日本語英国教会の集まりはありません。次回は　2015年　1月18日

主の平和がみなさまと共にありますように