主の平和 

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アウシュビッツの生存者の言葉ー 憎しみではなく、お互いを尊敬しあう心

2018年06月23日 | 日記

主の平和

英国ではバラの季節から アジサイの季節ですが、お元気ですか。

BBCのサイトに とても大切な言葉がつまっているビデオを見つけたので、シェアします。

アウシュビッツの生存者から 憎しみに気をつけよう

1944年5月 15歳の時にアウシュビッツに到着したマックスは、
赤ちゃんを抱いて、二人の弟を連れて歩いている母の後ろ姿が
今も心にやきついています。
さよならも言えなかった。

どうやってサバイバルしたのか、分からない。
毎年アウシュビッツの訪問者に体験を語っています。

ガスチェンバーの壁に 必死にガスから逃れようとした人々のひっかき傷が
残っています。

何よりも「憎しみ」がどんな状況を生み出すのかをアウシュビッツに
見ることができるという言葉、
宗教や出身国に関わらず お互いを尊敬する大切さを訴えています。

今、再度私達それぞれも そのことを心にとめたいと願っています。

聖書にも記述されていますが、主イエス様は私達に
「神様を愛し、他者を愛する」ことを教えられました。
その言葉、「他者を愛する」イコール 他者を尊敬することです。

時には私達自身も、気分が異なって他者に優しくなれないことがありますが、
そんな私達をも愛してくださる神様を覚えて、赦しを神様に求め、
他者を愛する心、愛する勇気を いつも私達に与えてくださるように
共に祈りながら、歩みましょう。

私達の罪の為に十字架に架けられたイエス様の愛、
復活によって 私達に与えられた希望の光をいつも私達の心にとどめて、
神様のみ心にかなった道を歩むことができますように 





6月の礼拝のお知らせ 福島新地からのメッセージ

2018年06月16日 | 日記

主の平和

6月の礼拝は すでにお知らせしておりますが、下記の通りです。


日本語英国教会St Martin’s West Acton
6月17日(日曜日)

午後3時から 5時まで
夕の礼拝
司式:ジョンソン友紀
礼拝後 ティータイムと親睦会
場所:St. Martin’s,
Hale Gardens, LONDON W3 9SQ

夕の礼拝の前に とても短いけれど、子供達と共に聖書を学びます。礼拝中は子供達は工作をします。
どうぞ 皆さま お誘いあわせの上いらしてください。

7月、8月は定期的な礼拝はありません。


**** 日本語英国教会 ニュースレター 2018年6月発行 第98号 から **********

小さな復活
日本聖公会東北教区 磯山聖ヨハネ教会
牧師 主教 加藤博道

「小さな復活」というタイトルをつけました。私の現在奉仕する福島県相馬郡新地町の磯山聖ヨハネ教会の再建のお話をしたいと思います。
1921年にアメリカの宣教師、アンナ・ランソン女執事によって伝道が開始され、当時は農繁期における子どもたちの託児や、農業支援まで行い、クリスマスには多くの地域の子どもたちが教会を訪れていたと言われています。その後1940年から62年までの宅間六郎司祭の働きのあとは定住司祭のいない状態となり、約50年間、教会は数家族の信徒によって支えられてきました。その間も東北教区の修養会、研修会、家族キャンプ等が開催されて親しまれてきた教会でした。
2011年の東日本大震災の時、最大14メートルを超える大津波がこの地を襲い、教会周辺の信徒の家は全壊、信徒3名他、複数の関係者が犠牲となりました。雪の降る寒いその夜、近隣の住民17名とペットがやや小高い丘の上にある礼拝堂に避難して一夜を明かし、命を守ることが出来たことはせめてもの救いでした。教会は老朽化も含めて、とても安全に人が集える状態ではなく解体されました。
その後、同じ場所にもう一度教会を再建したいと信徒の方々は懸命の努力を重ねましたが、津波の後の困難な事情が重なり、何度も計画は挫折、ほとんど再建は断念せざるを得ないかという失望感も生じてきていました。震災から5年が経っていました。そうした中2016年、本当に奇跡のように新しい土地と中古の家屋を見出し、リフォームをして2017年6月、思いを超えた小さな素敵な教会を再建することが出来たのです。緑の木々に囲まれた閑静な、しかし地理的には幹線道路に近い便利な場所です。以前の教会の跡地も「祈りの庭」として整えられました。教会にあった、以前は音も出なくなっていた古いリードオルガンも、全面的なメンテナンスを経て、今はコンサートを開くまでの音を響かせています。もちろん国内外からの大きな支援と祈りをいただいての再建でした。
「小さな復活」。もちろん犠牲者を出した痛みは決して小さいとは言えません。しかし世界大の出来事から見れば、この大震災被災地の片隅の出来事はやはり小さな事柄でしょう。しかしそこにはやはり復活の体験がありました。「小さな復活」の体験、それはわたしたちの身近にあるかも知れません。破れていた人間関係が回復したとか、疲れてやる気を失っていた人がもう一度やる気になったとか。「再び立ち上がる」ことは、みんな小さな復活の出来事だと思うのです。日々の生活の中でそうした体験を積み重ねていくこと、そして一つ一つ喜び感謝していくこと、そうした生き方をしたいものだと思います。現在も、磯山聖ヨハネ教会には、周辺の被災地、とくに原発事故による帰還困難地域への訪問と合わせて、様々な教会の方が訪れてくださっています。

以下は 2013年に訪問した時の新地の風景でしたーー 大きな橋げたが、陸に乗り上げられていました。
被災地の方々を覚えて お祈りください。




ロンドンの高層アパート火災から 一年たちました

2018年06月14日 | 日記

主の平和

昨年6月14日に起こった、高層アパートの悲劇的な火災事故から 一年になりました。
5階(英語ではFour Floor ですが)に住んでいた方の冷凍冷蔵庫から出火した火災でした。

高級住宅街が多いケンジントンで、低所得者層が多く住むアパートで、外装の改装が数年前に行われていましたが、
ビルの外装ー被覆の材料が経費節約のために、断熱材が使用されていなかったこと、
火事が生じた時は、アパート内の他の住居者は非難よりも、そのまま屋内に留まるように指示されて、
想像以上に速い勢いで火災がビル全体に及び、非難が遅れたことで、多くの死傷者がありました。

私の友人は、他の地区にある高層アパートで見晴らしの良い階のフラットに住んでいますが、
火災があった晩から 恐怖でしばらくの間寝れない日々が続きました。
直接の被害を受けた人々ばかりでなく、こうして、周辺にいる人々、高層アパートに住む方々に
とっては、とても悲しく 心痛む火災事故でした。

亡くなられた方々の魂の平安、愛する人々を失った方々、そして この火災を通して
心に痛手を受けた人々に、に神様の限りない愛と慰めがあたえられますよう 祈っています。

以下は昨年6月22日に 巡礼した時の写真です。








6月の日本語英国教会の礼拝のご案内

2018年06月11日 | 日記

主の平和

バラの季節ですが、お元気ですか。

6月10日は、 St Martin's教会のバザーに 日本語英国教会のテーブルセール、
そして 折り紙コーナーを設置して 参加しました。

また、メンバーの一人のご友人たちによる ウクレレ、ギターそして沖縄三線の演奏が
行われました。とても楽しい演奏で、素晴らしいものでした。

教会は、礼拝だけでなく、コミュニティにある活動ばかりでなく、他のチャリティの諸団体の支援などなど、
結構表面にでない様々な役割を担っています。
今回のバザーでの収益も その働きを支える為に使われます。

バザーの企画、運営に関わっている方々の奉仕も感心するばかりですが、
今回 いらしてくださった演奏者の方々にも 頭が下がります。
演奏をしてくださるのに、お礼を差し上げることもできないので、寄付をつのって、
交通費にあててくださいと、演奏後に寄付を募りましたところ、
教会で使ってくださいと 言って下さったのです。
彼らは 直接教会には関わっていない方々けれど、教会に寄付してくださった、
その親切な思いに心から感謝しています。

今月の礼拝は 今度の日曜日 6月17日午後3時からです。
夕の礼拝: 司式 ジョンソン友紀
夕の礼拝の前に、短く、子供達と共に聖書を学びます。
礼拝中は子供達は工作をする予定です。

今 心に痛手を負っている方、生活に疲れている方、希望を見失っている方、
体が思うように動かないことで、苦しい思いをされている方、孤独にある方、
それぞれの方々が、主イエスが 私達にもたらした光によって、主の愛と喜びを見いだすことができますよう、
聖霊のみ力によって、励ましと希望が与えられますように 祈っています。