主の平和 

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日本語英国教会 6月の礼拝

2019年06月14日 | 日記

日本語英国教会St Martin’s West Acton
日時:6月16日(日曜日)
午後3時から 5時まで
場所:St. Martin’s,Hale Gardens, LONDON W3 9SQ
「教会に聞く」読書会
夕の礼拝
司式と分かち合い:ジョンソン友紀
子どものグループは同時進行
聖書の話と工作 ジョンソン友美
ティータイム親睦会
皆様 お誘いあわせの上 ご参加ください。
7月と8月は日本語礼拝はありません


ニュースレターから第108号 6月

神の愛の火──聖霊降臨日に寄せて

日本聖公会京都教区奈良基督教会
司祭 ヨハネ 井田 泉

主イエスの復活から50日目の日曜日、祈っていた弟子たちのうちに著しいことが起こりました。弟子たちはその日、天からの火を経験したのです。

「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。」
使徒言行録2:1-3

天からの火とは神の火、神の愛の火です。あるいは愛に燃える神さまご自身、と言ってもいいかもしれません。弟子たちはその日、愛に燃える神さまを経験したのです。
神の愛の火を受けたとき、何が起こったのでしょうか。
 イエス・キリストがはっきりとわかったのです。イエスさまが生まれて生きて死んで復活されたことが、わたしたちの救いであり希望であるということがわかった。イエスの声、イエスのまなざし、そしてイエスの存在そのものがわたしたちの前に、わたしたちの傍らに、さらにわたしたちの内側に臨んでおられる。イエスが生きておられるのでわたしたちも生きることができる。イエスがこの地上に神の国を広めて行かれるので、自分たちもそれに参加する。
 特にこれまで圧迫され、脅かされ、弱くされてきた人たちにとって、このことはどれほどうれしいことだったでしょう。
 神の愛の火を受けたとき、もうひとつのことが起こりました。痛切な罪の自覚です。とりわけこれまで人を圧迫し苦しめてきた人々、自分の過ちを認めようとしてこなかった人々が、このままでは自分たちには死と滅びしかないと感じ、胸を刺し貫かれました(使徒言行録2:37)。人間的な虚栄や偽り、欲望や頑なさは溶かされて消滅していきました。
 こうして神の愛の火は、人々の魂に浸透し、それを清め、また喜びと命で満たしたのです。これが最初の教会の決定的な誕生の日。聖霊降臨日です。その日、ペテロの言葉を受け入れて洗礼を受けて仲間に加わった人は3000人ほどに達したといいます。
そのとき立派な礼拝堂はなかった。特別な組織もなかった。しかしキリストが生きておられるという喜びがありました。愛があり、真心があり、祈りがありました。
わたしたち全体にも、わたしたち一人ひとりにも、最初の教会に注がれた聖霊が注がれますように。燃える神の愛、愛に燃える神を経験することができますように。

◇◆◇◆◇◆チャリティコンサート ◆◇◆◇◆◇

5月26日午後2時15分から国内外にご活躍のテノール歌手松原陸氏と ピアニストの八木下侑子さんのご厚意でチャリティコンサートが行われ、日本語英国教会は協賛という形で参加しました。諸事情で広告が遅れた上、バンクホリディ並びに学校のハーフタームが始まる週末という、タイミングが悪い条件が重なり、少人数の参加になるのではないかと懸念されました。が、45名ほどの方々が参加されました。
松原氏の素晴らしいテノールの美声と八木下さんの絶妙な奏楽、後半に桜合唱の方々と共に桜を一緒に歌い、さらに松原氏が和製パヴァロッティと思わせるような、ハイCを取り入れた曲も特別に歌われ、来訪された方々皆様に十分楽しんでいただけたコンサートとなりました。
松原先生と八木下さんと共に無償の参加で、入場料と寄付からSt Martin’s教会へ使用代として150ポンドを送り、ロンドン教区ALMA*が支援しているMozambique Cyclone appealの為に、収益282.40ポンドを寄付することができましたこと、感謝して報告させていただきます。当日はALMAの代表としてシーナ司祭が、今年二つのサイクロンで被害を受けたモザンビークの様子を映像と共に説明されました。一般の情報では聞けない現地の貴重な情報を知ることができました。寄付金は、破壊された教会と学校設立の為に捧げられます。被害を受けた地では、教会の建物はコミュニティの活動を支える重要な場所になっています。どうぞ、お祈りに覚えてください。