主の平和 

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イースターおめでとうございます

2024年04月04日 | 日記
今年の英国のイースターは夏時間に変更される日と重なり、
聖餐式の礼拝に遅れてきた人がいました。以前にも別の
教会で起こったことを思い出しました。

ロンドン教区のChrism Eucharistの公式写真はありませんが、
ウスター教区の写真は以下のサイトで閲覧できます。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.805100834978474&type=3

それぞれ与えられた場で一人で礼拝司式や教会活動を担うことが多々
ありますので、こうして一同に集まり、互いに声をかけ、同じ礼拝に
参加することは大変励みになります。私は身に余る光栄ですが、
二人の教区主教さまから聖餐をいただき、祝福が与えられ、
神様に心から感謝しています。

以下 2024年4月発行の日本語英国教会のニュースレターの一部から引用
(前略)
St Martin’s教会の大斎節(レント)コースは、ロンドン教区企画に沿って行われました。今年のテーマは「聴く」ことの訓練と言ってもよいものでした。小グループでの話し合いでは、互いの知識の披露ではなく、み言葉をどうやってそれぞれが受け止め、他者の感想に耳を傾けることがポイントになっていました。短い聖書の朗読個所を毎回3人が読み、異なる声を通して味わう。心のうちに残った文章あるいは言葉はどれか、小グループの参加者それぞれから聞きます。互いの発言を遮らず、他者の発言を沈黙をもって聴いた後に、他者からの声を受け止めて感じたことを言葉にする。このプロセスの中で、聖書の言葉が他者の異なる感覚と視点を通して、新鮮な御言葉として心にジワーと沁みこんでいく。身も心にも良い栄養が与えられたようでした。今回の学びが一回限りでなく今後気をつけて「聴く」ことを心掛けたいと思いました。

イースター直前の一週間すなわち聖週中に行われたBowbrook 教会グループ主催のコンプリン(就寝前の祈り)のうち一晩を担当しました。司祭から礼拝は自由な形式をとってよいと言われていました。大斎中祈りと思いを馳せて準備しました。コンプリンの基本的な形式を保ちながら、黙想に良い素材とテゼの祈りを組み入れ、加えて旧友が演奏録音したオルガン曲を使用しました。30分以内の祈祷ではありましたが、司祭からとても素晴らしい祈りの時と言われ安堵と共に励ましを得ました。

黙想の素材は、イングランド教会企画の大斎節日ごとのメッセージから引用しました。今年は「涙」をテーマでした。イエス様と周囲の人々が流した涙に注目して異なる聖書個所が取り上げられました。冒頭には次のような言葉があります。「涙は静かであろうと大声であろうと、人間の最も深い経験から流れでます。その多くは傷心や絶望の涙、捨てられ、見捨てられた人々の涙です。しかし、涙には深い愛も伝わってきます。」最も辛い立場にある人々の痛みに共に泣いている神様の姿が主イエス様を通して私たちに示されています。『見捨てられ、打ち砕かれ、十字架につけられた者と共に涙を流す神』の中に底知れない深い神様の愛が私たちに今も与えられています。

聖書とは何と不思議な書物かと思う事がしばしばです。様々な角度から見つめ、異なる解釈と知識を探っていく中、時には無知な自分が恥ずかしくなることもあります。一方で読んでいく中 徐々に心に響いてくるものが湧き出て、宝物を見つけたようにウキウキとすることがあります。一般によく知られているイエス様にまつわる話やたとえ話は、もう聞かなくても分かっていると思いこまないように、常に新鮮な目で心を開いて読みたいものです。単なる言葉の表現にとどまらず、私達の生活に活力を与える生きた言葉としていつも汲み取っていけますように。

ジョンソン友紀


日本語礼拝 ロンドン

2024年01月16日 | 日記
主の平和がありますように

1月21日 日曜日 午後3時から 日本語礼拝を行います。
St Martin's Church, Hale Gardens, LONDON W3 9SQ
司式と説教は Yuki です
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ちなみにーー 日本聖公会の教会の暦では、1月6日は顕現日。
マタイによる福音書2章1節から12節にある東方の博士たちがイエス様を訪問したことを覚える日となっています。

イエスがヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。ーーー家に入ってみると、幼子が母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。ーーー」

イエス様がなぜ この世に来られたのかが、黄金、乳香、没薬 贈り物それぞれによって象徴され、さらに顕現日から始める顕現節の主日に読まれる聖書のみ言葉から、より明瞭に私達に示される機会が与えられています。

私達それぞれがこの世の光としてこられた主イエスさまをさらに見出し、神様の愛によって私達それぞれの心に 絶え間ない光が灯されますよう

主のみ恵みがいつも 皆さまと共に


イエス様の祈り  日本語英国教会から

2023年06月24日 | 日記
ヨハネによる福音書17章1節から11節まで

ヨハネによる福音書 第17章1節から11節 John 17:1-11
イエスはこれらのことを話してから、天を仰(あお)いで言われた。「父よ、時が来ました。あなたの子があなたの栄光を現すようになるために、子に栄光を与えてください。あなたは子にすべての人を支配する権能(けんのう)をお与えになりました。そのために、子はあなたからゆだねられた人すべてに、永遠の命を与えることができるのです。永遠の命とは、唯一(ゆいいつ)のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣(つか)わしになったイエス・キリストを知ることです。わたしは、行うようにとあなたが与えてくださった業(わざ)を成し遂(と)げて、地上であなたの栄光を現しました。父よ、今、御前(みまえ)でわたしに栄光を与えてください。世界が造られる前に、わたしがみもとで持っていたあの栄光を。
世から選び出してわたしに与えてくださった人々に、わたしは御名を現しました。彼らはあなたのものでしたが、あなたはわたしに与えてくださいました。彼らは、御言葉を守りました。わたしに与えてくださったものはみな、あなたからのものであることを、今、彼らは知っています。なぜなら、わたしはあなたから受けた言葉を彼らに伝え、彼らはそれを受け入れて、わたしがみもとから出て来たことを本当に知り、あなたがわたしをお遣(つか)わしになったことを信じたからです。彼らのためにお願いします。世のためではなく、わたしに与えてくださった人々のためにお願(いします。彼らはあなたのものだからです。わたしのものはすべてあなたのもの、あなたのものはわたしのものです。わたしは彼らによって栄光を受けました。わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らをってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。 (日本聖書協会新共同訳)



イエス様の祈り
ヨハネ17章1節から11節

聖歌374番に「こころの扉をひらくとさわやかな風にのって、イエス様のみ言葉が聞こえてくるーー祈りの中でやさしいイエス様に出会うとわたしたちの喜びがふかまる」とあります。作詞者が自我を前に出さずに気持ちよく、そよかぜを受けている時に、イエス様が言っていたことが身近に迫ってくるような体験をされたのではないでしょうか。祈りをしているうちに、次第にイエス様のみ言葉が心に染み、主の優しさに触れ、喜びに満たされていく体験だと思います。聖歌の歌詞の中に、大切なメッセージが込められていると思いながら歌いたいですね。

ヨハネの福音書17章1節から11節は、イエス様の長いお祈りの一部です。「聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、かれらも一つとなるためです。」

イエスさまがこの世を去る前に、イエス様の名によって弟子達を守ってくださいと神様にお願いされています。父なる神と子であるイエス様が一つであるように、私達も共に一つになるようにと祈っておられる。子を思う優しい親こころのようです。イエス様は、教え通りにはいかない弟子達の言動を重々承知されている。それでも、どうか守ってくださいと切々と祈っています。神様の限りなく深い愛の姿がイエス様の祈りの言葉のうちに現れています。

私達それぞれどんなに弱い信仰でも、祈りによってイエス様とのつながり、そしてイエス様を通して神様とのつながっています。見えなくなってもつながっています。それは一時的なものではなく、断ち切れるものではなく、永遠に続くものです。
私たちは時には弱く、信仰は揺らぐけれど、祈りによって、イエス様と常につながり、イエス様を通して神様とつながっていることを覚えて、共に祈り続けましょう。

(日本語礼拝の説教の要約) 

生き生きとした希望 

2023年05月20日 | 日記

日本語英国教会 2023年4月号発行のニュースレターから


生き生きとした希望
ペテロの手紙1 1章3節-9節


復活日はキリスト教信者に最も大切な日です。なぜならば、復活は私達の信仰の出発点です。復活日に向かう聖週に、毎年同じような儀式が繰り返し行われます。一つ一つの行事と礼拝は、イエス様の人としての地上における最後の歩みである、弟子達との晩餐、十字架、そして復活をたどることで、それぞれの意味を思い起こし、信仰の土台となっている復活について再度学ぶ機会が与えられています。

聖木曜日と呼ばれている4月6日、セントポール大聖堂で行われたChrism Eucharist に参加しました。大聖堂の地下Cryptで着替えをし、十字架の後に続いて、私達信徒奉事者が数百名の聖職たちの前に列を作って地下から地上へ向かい、大聖堂の大階段に向かいます。誰かが「女王様が入る時にしか開けられない」と言っている中、大きな扉が開かれ、入堂しました。昨年も思ったことですが、私達信徒奉事者たちは本当に得だと思うのです。十字架に従って主教様や司祭様達よりも先に入堂するだけでなく、座席は最前列で大聖堂のドームの真下という特上席です。聖餐のパンはセーラ主教様からいただきました。壮大で荘厳な礼拝のうちに神様の愛と聖霊のみ力が注がれるのを身をもって感じました。

日本聖公会では「聖餐式と司祭按手の約束の更新」「聖油の聖別」として行われますが、信徒奉事者の認可が異なるので、信徒奉事者たちは招かれず聖職者達のみとなって礼拝内容は、多少異なっています。

イングランド教会では、司祭聖職者のみならず、私のような信徒奉事者として主教から認可を得ているLLMあるいはReader達も含まれています。「約束の更新」とは、神様と会衆の前に立って、主教とし、あるいは司祭として、あるいは信徒奉事者として、按手・任命時の誓いを繰り返し、神様と人に仕えるように一層の努力をすると宣言します。By the help of God, I will. 自分自身の力のみでなく、神様のみ助けによって行うと宣言します。

信徒達にとっての約束の更新としては、復活前日あるいは復活日の礼拝の中で行われています。洗礼盤に水が浸され、聖別され、洗礼を受けた時の約束が再確認されます。司祭はボールに入れた水を会衆に振りかけます。聖別された水のしずくによって洗礼時の体験が蘇ります。
教会の暦を通して繰り返し、私達それぞれの信仰そして歩みの原点に立たせられる機会が与えられています。信仰の原点である土台は何ですかと問われます。

ペテロの手紙1章3-9節は、信仰をもったゆえに迫害を受けて、危険な状況にいる人々に向かって語っている手紙です。大変なことが起こっている、生きる自信を失っているだけでなく、信仰が揺らいでいる人々に、イエス・キリストの復活によって与えられている希望と喜びを呼び起こしてほしいと力強く語っています。ここで言う、希望は単なるものではなく、確かな希望です。「生き生きとした希望」Living Hopeしかも、朽ちず、汚れず、しぼまない財産を受け継ぐ者―― 私たちは折々に財布の中身を心配してしまいますが、しぼまない財産がすでに与えられているーなんと素晴らしいことでしょう。神様のお恵みとは、私達の想像を超えたものです。

人生、生きていると、だれでも楽しいことばかりではない、辛く苦しいことが与えられます。絶望を感じ、崖っぷちに立たされているような思いにかられることがある。神様を信じるということは、崖っぷちを歩いても私達の命を支えている命綱がしっかりついていると表現してもいいのではないでしょうか。

神様はイエス様をこの世に送り、十字架と復活を通して、神様の愛と偉大なみ力を示されました。信仰によって守られているということは私達の命を支えてくださっている神様、そして私達を愛されている神様がおられることをしっかりと心に受け止めることです。

私達はトマスのように見えないものは信じないことが多々です。見えても信じないほど疑い深く迷うことがあります。それでも主イエスは私達が立ち帰ることをいつでも待っておられます。クリスチャンになったからといって安泰ではないです。聖職者按手や信徒奉事者それぞれの任命の約束の更新、会衆の洗礼時の約束が再度問われることが繰り返し毎年行われ、新たな心で受け止める機会が与えられていることに深い意味合いがあるのではないでしょうか。

私達の信仰の土台、スタート地点を振り返り、主イエス様の復活によって私達すべてに与えられている、生き生きとした希望、そして言葉では言い尽くせないすばらしい喜びが私達のうちに満ち溢れますように。

ジョンソン友紀

イングランド教会所属 (以下3つの役割が与えられています)
  ロンドン教区任命 St Martin’s West Acton 信徒奉事者日本語英国教会 Licensed Lay Minister
  ロンドン教区   St Michael and All Angel’s Church, Mill Hill 日本人コミュニティチャプレン
           Lay Chaplain to the Japanese Community St Michael and All Angels Church, Mill Hill
  ウスター教区   Bowbrook Group PtO Reader  信徒奉事者








2022年7月と8月 日本語礼拝と お知らせ 日本語英国教会から

2022年07月13日 | 日記
主の平和

神様、
どうぞ私達が隣人の必要としていることを見つけ、どんな小さく簡単な事柄でも愛をもって行うことができますようお導きください。アーメン

7月17日(日曜日) 午後3時から 
日本語礼拝  礼拝前にー使徒信経について短い学びの時をもちます。また礼拝後親睦会を行います。
聖堂内は涼しいのですが、酷暑になることが予想されます。移動困難な方に向けて、ライブ配信を同時進行できるよう検討中です。

7月20日(水) Online午後8時聖書の学び
ルカによる福音書9章28節から36節まで  

8月6日(土曜日)午前11時 1957年に設立され、イギリスの平和運動を推し進めてきたCND(核軍縮キャンペーン)主催によって、広島・長崎を覚える集いが、Victoria Park, Ballards Lane, Finchley N3で行われます。昨年私と実習生のアンドリューが参加した際、日本人会の有志たちと共に一緒に日本の歌を歌いました。英国でも、こうした形で広島と長崎の原爆被災者たちを覚えてくださっていることは日本人として大変嬉しいことです。今年は日英語で短い平和の祈りを捧げる予定です。ご近所の方はどうぞ。公園内のカフェの近くに記念樹として桜の木があります。その周辺に集まります。

8月7日(日曜日)午前10時 St Martin’s教会のインフォーマルな朝の英語礼拝の中で、広島・長崎原発投下を覚えて平和を祈ります。ご都合のつく方、ぜひご参加ください。

9月3日(土曜日) 午前10時から12時まで
コミュニティカフェ ライブ演奏とテーブルセール
特に在英日本人同士の出会いと交流の場を提供し、互いに励ましあう憩いの場となるよう願って開催しています。ご気軽に立ち寄ってみてください。

10月16日(日曜日) 午前10時からSt.Martin’s教会の聖餐式にて日本語英国教会発足15周年を覚え、説教者にマイケル・イプグレブ主教(リッチフィールド教区)を招待しています。礼拝後祝会としてライブ演奏含めた昼食祝会があります。ご予定に入れてください。

礼拝やコミュニティカフェをしているSt.Martin's教会のステンドグラスです