主の平和
今週は、Holy Week イースターに向かって、日々祈りながら過ごしています。
昨日は 聖木曜日の聖餐式がありました。
礼拝の中で、司祭が、希望者の足を洗います。
ヨハネによる福音書13章1節にイエスが、弟子の足を洗われたことが記されています。
「食事の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手ぬぐいをとって 腰にまとわれた。
それから、たらいに水をくんで弟子たちの足を洗い、腰にまとった手ぬぐいでふき始められた」
13章14節「主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、
あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない」
カンタベリー大主教さえも 昨日、床にひざまづいて、足を洗い ふいておられました。
イエスが教えられたことを、自ら示されています。
互いに足を洗うー仕えることができますよう祈っています。
病いのうちにある方々に癒しと慰めが与えられますよう
心に重荷を負われている方々に癒しと平安が与えられますよう
争いのうちにある方々に和解と平和が与えられますよう
暗闇のうちに歩んでいる方々に、ご復活の主がもたらした光が与えられますよう
一人一人、友人たちの名前を心に挙げながら 祈っています。
今日は 聖金曜日ー イエス様が十字架にかかれたことを覚えて祈りを捧げる日です。
偶然にも、今年は、九州熊本地震一周年記念にあたります。地震は14日、16日とあり、
イースターと重なっています。
日本語英国教会のニュースレターには、下記のように 日本聖公会九州地震支援室のブログを紹介しながら、
被災者の方々、支援されている方々の為に 引き続き祈るようにお願いの文面を入れました。
*********** 日本語英国教会ニュースレター第86号 から*******************
昨年4月14日から16日にかけて九州熊本と大分を中心として発生した地震から、一年を迎えますが、未だに地震直後からほとんど変わらない状態にある所もあると聞いています。
地震によって亡くなれた方々のご家族、友人に主の慰めが与えられますように、また被災によって心身的な重荷を負われている方々に主の癒しと励ましそして希望が与えられますように、祈りましょう。
どうぞ、被災者の方々と支援活動をされている方々、特に日本聖公会九州教区の九州地震支援室の働きを覚えて、主の導きそしてみ恵みが与えられますよう、引き続きお祈りください。
日本聖公会の九州地震支援室の活動報告から
3月30日(木)活動報告 報告者 黒阪 帆
スタッフ2名 ボランティア8名
今日は益城町で、二件の仕事がありました。
まず、平田区の仮設住宅の近くの農家を訪問し、5月に予定されている家屋の解体に向けて家財道具の選別作業を手伝わせていただきました。家の中はまだ片付けが完了しておらず、まだまだ物が散乱しています。部屋の片付けのみならず、本業である農業も再開せねばならないご主人の苦労を感じ、会話の様子からも疲れが滲み出ているように思えました。今日の作業は、依頼人方に必要な物を選別してもらい、私たちが荷物を運ぶという流れでしたが、床に散らばるすべての物品一つ一つに思い入れがあり、、寂しさを憶えているのだろうと感じました。家の主人はリフォーム直後に震災が発生したという話を残念そうにしてくださり、この家に対する思い入れの強さが伺えました。家族から帰り際に、「あんたたちがいて良かった。助けてください。」という言葉は忘れることができません。
もう一方の仕事では、母屋の倒壊の程度が激しく、解体前に再利用できる木材、窓のサッシ等の回収、家屋に隣接する庭木の移動を頼まれました。そこは娘さんが生活していた建物で、現在はご家族と仮設住宅で生活を送っているそうです。作業がひと段落つき「一年経って、ようやくこれ。頑張れ熊本と言われてもなかなか頑張れませんわ。」とのつぶやき。仮設住宅の生活も容易なものではなく、日常生活のストレス、先に進まないもどかしさが疲労を助長しているように思われます。
震災が人々に与えた影響は根が深く、日常を取り戻せない人々がまだ多く存在します。4月からは日程を集中させて活動することにしますが、この活動を通じて得られた繋がり、また、その他の苦しんでいる人たちに寄り添いながら、これらを大事にできる支援室であり続けたいです。
**** 私たちの集まりは、4月23日 今年はイースターと重なるので、第四の日曜日の集会になっています ****