主の平和 

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3月11日 ロンドン 東日本大震災を覚えて 桜とキャンドル

2016年03月16日 | 日記


Photo taken by Y Johnson

3月11日 東日本大震災を覚えて 桜とキャンドルの Vigilが St. Margaret's Westminster Abbeyにて
行われました。 ご報告が遅れましたこと お詫びします。 介護の仕事の合間に お礼のメール、
そして、ニュースレターの編集で、 本当にバタバタとして 今になってしまいました。


今年2月にサザーク大聖堂で行われた東日本大震災の追悼礼拝の為の Act of Remembrance をどのようにしたらよいか、運営準備に関わることになってから思いを巡らし、昨年の夏頃に「祈りによって桜を咲かせる」ことを考案しました。津波で被害を受けた桜が被災後の翌月に花を咲かせ、多くの被災者に慰めを与えたという話を聞いたことがあります。また、2012年初めて被災地を訪問した際に、小名浜にある仮設住宅の方々と桜の花見をしたことも考案の下地になっています。原発の汚染の為に大熊町から避難している方が、早朝起きて、配給されていた小型の炊飯器で何回も炊いて作ったおにぎりを住人たちやボランティアを誘って桜が散る前に見に行くのに同行させていただいた貴重な体験です。
桜の花びらを切りながら、大震災を覚えて 3月11日当日にロンドンの教会で、Vigilができないかと願い祈りました。セントポール大聖堂に問い合わせをしましたが、他の行事と重さなりできず、その後、マイケル イプグレイブ主教からの助言でウェストミンスターアビィに問い合わせをしたところ、許可を得たのが、2月半ばでした。準備不足もありましたが、千鶴さんと友人の馬宮さんはじめトミさんや吉元さんのお手伝いで、Vigilをもつことができました。

Photo taken by Shu Tomioka

日本領事館から林大使がいらした後に、日本人会、紅葉会、福島県人会、ロンドン在住の英国人たち、ロンドン訪問中の福島からの子供たちと踊りの先生たち、加えて、日本人の旅行者や 各国の旅行者たちも次々に訪れて 桜の花を掲げ、キャンドルを灯し祈りを捧げました。ウェストミンスターアビィで案内をされている方々も次々と訪れてくれました。多くの方々からこの場を作ってくれてありがとうと言われました。
後日、林大使からは、「感動的なVigilに参加させていただき、感謝します。多少とも皆さん方の励ましになれば幸いです。」とのメールをいただきました。
千鶴さんから「たくさんの涙(得に仙台出身の方など)を見て、(地震被害のあった台湾の女性も)改めて心の傷がどんなに深いのかを改めて知りました。――また若い人が日本を支援されていることを知ったり。―――悲しい日であり、、また人々をつないでくれる日でもあると思いました。」
馬宮さんから 「帰りがけに丁寧にありがとうの言葉を私にくださった方がいらっしゃいました。もしかしたら震災で悲しい経験をされた方かもしれません。ゆきさんのご尽力で国籍や年齢を越えて祈る場が持たれたことは大きな意義が有ったと思います。」 
当時いただいた、記帳のメッセージは、今年9月被災地へもっていきますが、何らかの形で、閲覧できるようにしたいと思っています。どれも心に深く残る感動の言葉です。以下はその一部です。
福島からの訪問者「支援してくださる多くの温かい方々のことは、絶対に忘れません。みなさんのおかげで、今日、生きていられることに感謝しています。ありがとうございます。
「Very sorry for your lost. Our souls crying with you」「I pray for all the souls affected in this disaster. Thank you so much for offering this opportunity.」
東日本大震災5周年になりますが、今も深い悲しみの中におられる方々が、日本だけでなく、ここ英国でもたくさんおられることを改めて知りました。日本人だけでなく、国境を越えて自然災害の遭われた方々の痛みを多少でも共有し、分かち合い、共に祈りを捧げることができたこと、そしてVigilの場を提供してくださったSt. Margaret’s Westminster Abbeyに、心から感謝しております。
Westminster Abbeyでの、一時間ごとの祈りは、St. Margaret's教会と通じていますが、その祈りの中に東日本大震災の5周年記念であることと、被災者の方々そして支援活動をしている人々、日本聖公会の支援活動を含めてくださり、また、Evensong礼拝の代祷の中でも唱えてくださいました。感謝
ジョンソン友紀