新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

さっぽろがん哲学外来6月例会のお知らせです

2014年06月14日 | 開催予定
今月はさっぽろがん哲学外来の例会があります。
みなさんの参加をお待ちしております。

日時 6月21日(土)
13時~13時30分 受付
13時30分~15時30分 例会
場所 愛生舘サロン 南1北5 愛生舘ビル6F
会費 1000円(コーヒー付き)
例会内容
①講演(13時30分~14時30分・質疑応答含む)
24軒薬局薬剤師 高市 和之氏
「がんの薬の宅配やってます&そのサプリ、がんに効くの?」
・高市さんはがん患者さんのためにがんの薬の宅配をやっています。
患者さんとの会話も含め、薬剤の観点からがんを見つめておられます。
また、巷に氾濫するサプリメントについての的確なアドバイスもして
くださいます。
②近況連絡・相談会(14時30分~15時30分)

*実際に今お使いのサプリをお持ちください。高市さんが
助言してくれます。

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さっぽろがん哲学外来例会予定のご案内
今年は例会を偶数月で行う予定でおります。
4/19 済 樋野先生講演会
6/21 例会
講演は「がんの薬の宅配やってます&そのサプリ、がんに効くの?」
8/2 例会
講演は「がん哲学コーディネーターとがん哲学学会の活動紹介」
10/25 例会
講演は・・・未定
12/20 例会
講演は 「古武道関連」










がん哲学校たより・30(0059)

2014年06月14日 | 樋野先生からのメッセージ
樋野先生からのおたよりです。(2014.6.14配信)

第63回「がん哲学学校」
心を救う言葉の処方箋~ 効能100%、副作用なし ~

2014年6月10日(火)日本テレビnews every.で 18時15分頃 (約20分間)「がん哲学外来=心を救う言葉の処方箋」が放映された。「TVがん哲学みました。大いに感銘しました。」、『「やっぱりがん哲学はいいなあ」と、しみじみ感じました。』、『先生の「ことばの処方箋」は、治療費無料で、効能100%、副作用なし ですね!』。反響の大きさに驚いた。続編も企画されているようである。

町田市教育委員会 生涯学習部生涯学習センター まちだ市民大学HATS「現代の人間を科学する」公開講座『「がん哲学」の可能性~「生きる」を考える~』」で講演する機会が与えられた。『お話を聞き終わった後、何故か「湯豆腐」を食べ終わった時の気持ちになりました。滋味と滋養にあふれ、穏やかな味わいと温もりが残りました。ごちそうさまでした。』、『「湯豆腐」との比喩は、どこか郷愁があって、的を射ているような気がします。』等のコメントを頂いた。「町田市がん哲学外来・カフェ」開設の兆しを感ずる時でもあった。

思えば、筆者は、2005年開設の順天堂医院「アスベスト・中皮腫外来」で、動揺された患者さんと面談を行った。「不安に押しつぶされそうな時、穏やかにその気持ちを受け止めて、聴いてくれて、アドバイスを貰えたら、とても救いになります。」との貴重な体験をさせて頂いた。それが、2008年の「がん哲学外来」開設に繋がった。医療現場における「対話」の重要性の気づきであった。

筆者は、若き日は、出雲弁で、なかなか、会話も難しく、人との話は、苦手であった。それが、「アスベスト・中皮腫」&「がん哲学」外来を行うとは、人生不思 議である。「がんと戦える力が湧いてくるような気がします。ありがたいなぁと思いました(よくぞ気がついて下さった!)。」、「自分の人生が自分以外のた めにある様に思いました。」と、人生の「役割・使命感」の再確認でもあった。「人生に期待すると、簡単に失望に終わる。人生から期待されている存在」の実 感の瞬間であった。まさに、「人生いばらの道、されど宴会」であり、「悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみのある人には毎日が宴会である。」(箴言 15章15節)の「言葉の重み」を痛感する学びの日々である。

がん哲学外来について

患者さんが抱える悩みは病人としての悩みではない。人間としての悩みです。 がんという大病を得たとき、それを背負って人間としてどう生きるかという深い悩みです。それは「心のケア」というレベルではなく、自分という存在そのものを問う領域なのだと思います。ですから、「がん哲学外来」では、来られた方を「病人」の側面だけではなく、ひとりの人間としての悩みに焦点を合わせます。同じ人間として、対等の目線に立って、人間を学ぶ「人間学の場」でありたいと考えるのです …(提唱者であり当会の顧問である順天堂大教授・樋野興夫先生の著書より)

札幌の「がん哲学外来」(開設趣旨)

私達は樋野興夫先生の志に賛同し、車座になって意見交換をする運営をめざします。講演会スタイルではありません。参加者全員が同じ立場、同じ目線で耳を傾け、縁のあった方々に寄り添うことを願っています。