樋野先生からのおたよりです。(2014.1.26配信)
第43回「がん哲学学校」
「新渡戸稲造記念 がん哲学学校」~純度の高い専門性と包容力~
先週、文部科学省 全国がんプロフェショナル養成基盤推進プラン合同フォーラム(主催:全国がんプロ協議会)が開催され、筆者は、「全国がんプロ協議会アド バイザー・がんプロフェショナル養成推進委員会委員」として出席の機会が与えられた(東京大学山上会館)。今回は「放射線治療」がテーマであり、文部科学省高等教育局医学教育課長の開会挨拶に始まり、基調講演「放射線治療の現状と将来展望」、講演「放射線治療の進歩」、「放射線治療の教育」と充実したプログラムであった。最先端の「放射線治療」と将来展望を拝聴した。
「がん対策基本法」の中で,「手術・放射線療法・化学療法その他のがん医療に携わる専門的な知識・技能を有する医師その他の医療従事者の育成が求められていることから、文部科学省では、 複数の大学がそれぞれの、個性や特色・得意分野を活かしながら相互に連携・補完して教育を活性化し、がん専門医療人養成のための教育拠点を構築することを目的」として、「プロフェショナル養成基盤推進プラン」を平成24年度から実施しており、全国で15拠点が選定されている。順天堂大学は、「岩手医科大学、東京理科大学、明治薬科大学、立教大学、鳥取大学、島根大学」と連携して「ICTと人で繋ぐがん医療維新プラン」で、創意的な取り組みが展開されている。今後のチーム医療の在り方でもある。
週末の午後、「新渡戸稲造記念 がん哲学学校 in 志木」(「ターミナルケアハウスみんなの家・志木」に於いて)が開催された。「がん哲学学校」は「あらゆる世代、あらゆる立場の人々が、お茶を囲みながら、がんについて、人生について、じっくりと対話できる場所」と定義されている。筆者は、「新渡戸稲造記念 がん哲学学校 in 志木 校長」として、「がん哲学学校~純度の高い専門性と包容力」のタイトルで、講演する機会が与えられた。講演に先だって、「対話カフェ・個人面談」が実施され、「患者・家族・遺族・近隣地域の人々、医療・介護従事者・学生」の参加があり、とても心豊かな一時であった。参加者の「来られた時の風貌(悲しみ)と、帰られる時の風貌(希望)」の変化に接し、「新渡戸稲造記念 がん哲学学校 in 志木」の存在の時代的意義を痛感した。まさに「病理学=風貌を見て、心まで診る」の具体的な現場風景である。
第43回「がん哲学学校」
「新渡戸稲造記念 がん哲学学校」~純度の高い専門性と包容力~
先週、文部科学省 全国がんプロフェショナル養成基盤推進プラン合同フォーラム(主催:全国がんプロ協議会)が開催され、筆者は、「全国がんプロ協議会アド バイザー・がんプロフェショナル養成推進委員会委員」として出席の機会が与えられた(東京大学山上会館)。今回は「放射線治療」がテーマであり、文部科学省高等教育局医学教育課長の開会挨拶に始まり、基調講演「放射線治療の現状と将来展望」、講演「放射線治療の進歩」、「放射線治療の教育」と充実したプログラムであった。最先端の「放射線治療」と将来展望を拝聴した。
「がん対策基本法」の中で,「手術・放射線療法・化学療法その他のがん医療に携わる専門的な知識・技能を有する医師その他の医療従事者の育成が求められていることから、文部科学省では、 複数の大学がそれぞれの、個性や特色・得意分野を活かしながら相互に連携・補完して教育を活性化し、がん専門医療人養成のための教育拠点を構築することを目的」として、「プロフェショナル養成基盤推進プラン」を平成24年度から実施しており、全国で15拠点が選定されている。順天堂大学は、「岩手医科大学、東京理科大学、明治薬科大学、立教大学、鳥取大学、島根大学」と連携して「ICTと人で繋ぐがん医療維新プラン」で、創意的な取り組みが展開されている。今後のチーム医療の在り方でもある。
週末の午後、「新渡戸稲造記念 がん哲学学校 in 志木」(「ターミナルケアハウスみんなの家・志木」に於いて)が開催された。「がん哲学学校」は「あらゆる世代、あらゆる立場の人々が、お茶を囲みながら、がんについて、人生について、じっくりと対話できる場所」と定義されている。筆者は、「新渡戸稲造記念 がん哲学学校 in 志木 校長」として、「がん哲学学校~純度の高い専門性と包容力」のタイトルで、講演する機会が与えられた。講演に先だって、「対話カフェ・個人面談」が実施され、「患者・家族・遺族・近隣地域の人々、医療・介護従事者・学生」の参加があり、とても心豊かな一時であった。参加者の「来られた時の風貌(悲しみ)と、帰られる時の風貌(希望)」の変化に接し、「新渡戸稲造記念 がん哲学学校 in 志木」の存在の時代的意義を痛感した。まさに「病理学=風貌を見て、心まで診る」の具体的な現場風景である。