梼原町の梼原座。この建築が今まで残って来たのは、町民が残したいと思ったから残ったのだと思います。今町で見るコンビニエンスストアー、ファミリーレストラン、カーディーラー、も全国平均な都市の風を運んで来てくれる。どこでもある風景、ありきたりの場所を広げて行く。そうした物が繁盛するのは、人がそれを求めているからだ。だとすればこう言う事も出来る。風景の壊失はみんなが求めた結果である、と。建築家の内藤さんが言っています。そういう建築は近代的な商業国家を演出する為の小道具となったとも。そう言う建築は壊す事を前提になっていて、永続性はありません。風土が作り上げた建築は、その土地の素材を使う事が前提です。素材がある限り、残そうと思えばリホームして住み続けれる建築です。時代は急激に変わりつつあります。合理性、機能性、経済性、だけではなく、環境性能、視覚的個性化、が求められてきています。私は、アイビーログ工房の建てる家は、時代のトップにあると考えています。