木は、人にとって必要不可欠な物かも知れない。家を作る材料にもなるし、CO2を酸素に変えてを供給してくれる。何より暑い時に木陰に入ると涼しさを提供してくれ、心身共にリラックス出来る。今日本には、溢れる程、木がある時代となっているが、計画的に植林し循環型のモデルを作らなければ、アッと言う間に、無くなってしまうかも知れない物なのだ。雑誌で、マレーシアのサワラクから日本に来た女性がこう言っていた。「日本が私達の森を伐採していくのを見て、きっと日本は砂漠のような国だと思っていました。私達のなけなしの森を奪って行くのだから。でも飛行機が降りて行くと、一面の大地は見渡す限りの森ではないですか。何故みなさんは私達の森をうばうのですか?」その木で作ったのが、安売りされたべニアの家具や、コンクリートの型枠で、アッと言う間に捨てられる物だとしたら、何と切ない事か。流通が発達して、物の出生が分かりずらい事が、根本にあると思いますが、何かを買う時、この商品は何処で生まれ、加工されたかを感じる事が、これからは大切です。アイビーログ工房は、これからも、出生のはっきりした、循環型の家作りをして行きます。写真は、層雲峡の歩道沿いにあった、涼しさを作ってくれていた、存在感のある木。こんな木が多いと歩いていても楽しい。