一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

一郷一会が威信をかけて ^^: 選定。センター系、スパ銭・・・ お湯さえよければどこでもOK! 料金上限1,200円也。

□ 日光沢温泉 (元100湯)

2005-08-07 22:46:26 | 栃木
栃木県北西部に位置する栗山村は、平家の落人伝説も残る山深いところ。わけても最奥の奥鬼怒エリアは、2,000m級の山々にかこまれ、豊かな自然が残る秘境として登山客、観光客双方から高い人気を集めている。
女夫渕温泉から奥の4湯(八丁の湯、加仁湯、日光沢、手白沢)は俗に奥鬼怒4湯と称され、いずれも野趣あふれる露天風呂をもつ一軒宿で、昨今の秘湯ブームを代表する温泉としてマスコミでの露出も多く、知名度は抜群だ。

近くまで奥鬼怒林道が開通しているが、自然保護の見地から一般車の通行は禁止されているので、ふつうは、女夫渕から鬼怒川沿いの遊歩道を1.5時間ほど歩いていくことになる。すばらしいロケーションのなか、ハイクと露天がセットで楽しめるので、人気が高いのもうなづける。

鬼怒川本流最奥にある日光沢温泉は、高層湿原として名高い鬼怒沼をはじめ、根名草山・温泉ガ岳などへの登山基地でもある。山小屋然とした飾り気のない外観が渋い。
別棟の湯小屋内に雰囲気のよさげな内湯と、そのよこに露天(混浴)が上段・下段のふたつありそれぞれ泉質が異なる。日帰りでは露天のみ入浴できる。

下段露天は、乳白色薄にごり湯の硫黄泉。浴槽のすぐ脇で湧出しているらしく、すこぶる鮮度感の高いお湯が楽しめる。
上段露天は、かなりぬるめの無色透明のやさしいお湯でイオウ気はほとんどない。イオウ系メインの奥鬼怒4湯では異色のお湯だ。ここは一郷一会のオフで突入したが、百戦錬磨(?)の面々が、「う~ん!」と唸ったきり湯船にくぎ付けにされたほどのすばらしいお湯。泉質はどうやら含重曹-食塩泉らしい。(詳細はレポへのやませみさんのレスを参照)

深山の雰囲気あふれるなかで、個性の異なるふたつの上質湯を楽しめるのはとても贅沢だ。都心からの日帰りはかなりタイトになるので、泊まりで他の3湯(ただし手白沢は日帰り不可)もあわせて湯巡りするのが正解かと思う。

「日光沢温泉」のレポはこちら。(関東周辺立ち寄り温泉みしゅらん「特集クチコミ情報」)

文・画像 別働隊@うつぼ

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