一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

一郷一会が威信をかけて ^^: 選定。センター系、スパ銭・・・ お湯さえよければどこでもOK! 料金上限1,200円也。

85.五十沢温泉 「ゆもとかん旧舘」

2005-07-18 23:15:32 | 新潟
 五十沢温泉 「ゆもとかん旧舘」は、三面川ダム手前の場所にあり、NHK連続ドラマ「こころ」のロケ地の浅倉病院の隣に隣接している。(場所はゆもとかん新館の県道を挟んだ反対側20m位の十字路手前にあります。)一帯は、日本一のブランド米魚沼産こしひかりで有名な田園地帯で、山を挟んだ谷間の風景で冬場の景色は、連なる雪山と谷間の風景で、別世界に来たような景色で眺望が素晴らしい。冬場は豪雪地帯で、雪が2m以上も積もっており、夏と冬の景色とは違い、この土地に暮らす人々の苦労が偲ばれる。さて、温泉の掘削は昭和51年に、消雪用に堀ったのだが、地下70m掘削したところで水ならぬ温泉が吹きあがったそうである。余談だが以前寝ていたときに夜中にごーとした音が聞こえ、なかなか寝疲れなかったそうであったが温泉が出てから、その音はぴたりと収まったそうで、そんなエピソードがある。70mで温泉を掘り当てたのであるから非常に偶然的な出来事である。更におの温泉が湧出してからこの谷で、数多くの温泉掘削を行ったが殆どの場所では、温泉は出なかったそうでした。

 数多くの良泉を抱える六日町(現南魚沼市)の中で何故ここの温泉が名湯100選に選ばれたというとお湯の素晴らしさの一言に尽きる。成分総量も150にも満たない温泉なのにと疑問思う人も数多くいると思うが、疑問を感じる人に解決する方法は「入浴しないと解らない」といった感想です。但し、ここの温泉のアルカリ成分はPH9.4と日本の温泉でもかなり上位にくる強さで、湧出量、泉温とも十分で、かけ流しの鮮度感なども高く、お湯の素晴らしさだけで勝負出来る温泉である。お湯の味は鮮度感のバロメータたまご味でPHの強いお湯を成分の薄い湯でカバーするといった相乗効果ですこぶる良い浴感が味わえる。主成分も薄いながらNa.Cl.SO4.HCO3がバランスよく配置されており、入浴する毎に深い味わいが楽しめる。浴後も体に芯から温まり、万病に効くかもしれないほど血行が良くなります。インターネットで検索しても殆ど検索されないが、私は自信をもって、100名湯に推薦したい。

Na=40.0 K=1.1 Ca=5.9 F=1.4 Cl=27.4 HS=1.8 SO4=23.6 HCO3=27.0 CO3=9.3 BO3=0.4 メタケイ酸=22.4 H2S=0.01 成分総量150.4mg/Kg 湧出量270l/min PH9.4 平成16年7月分析

                      文/写真 ガメラちゃん@takayama

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