京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その479)大友宗麟が創建した、大徳寺の塔頭禅寺・禅寺極め付け・瑞峯院

2013-02-16 00:07:37 | 京の話題

禅寺は小さな「塔頭寺院」でも真に趣きが有ります。

「臨済宗大徳寺派」の「大徳寺」の境内には多くの「塔頭寺院」が有ります。ほとんどは拝観出来ません。数寺だけ通常に拝観できるお寺が有ります。多くの塔頭寺院は「戦国大名」が寄進し、そのお墓が有ります。私の大好きな「石田治部少輔三成」のお墓もここ「大徳寺」の境内の塔頭寺院に有りますが、拝観は出来ません。

それはさておき、このお寺「瑞峯院」は、キリシタン大名で有名な、九州・豊後の「大友宗麟」が建立したお寺です。

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キリシタン大名として有名な「大友宗麟」が「大徳寺開山大燈国師」から、法系第91代世「徹岫宗九禅師」(てっしゅうそうきゅう)に帰依し、禅師を開祖として創建されたお寺です。

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「大友宗麟」はもとは「大友義鎮」といい、22歳の時に得度を受けて「大友宗麟」と改めました。「大友宗麟」の戒名が「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」を以って、寺号を「瑞峯院」になりました。

しかし、なんといっても禅寺の良い所は、禅寺特有の庭園です。石と砂で創ったお庭が、最高です。

「独坐庭」

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何も考えずに、このお庭を眺めていると、気持ちが洗われたようになります。(無心になります)

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十字架型の石の配置がほどこしてある「閑眠庭」です。よく見れば、石が十字に配置されています。”閑眠高臥」(こうが)して青山に対す”の禅語から銘じられてこの名がつきました。

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表千家「惺斎匠」の好みで、「大徳寺」山内唯一の「逆勝手席」の茶室「安勝軒」

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どれ一つをとっても去りがたい、思いです。

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さほど大きくない山内ですがまだまだ見どころは満載です、後ろ髪を引かれる思いで、門を出ました。ここで半日は心休めて、お庭を眺めていればいいと思います。

北区紫野大徳寺町8

(たわごと)

円安や株価も順当にすすんでいます。来週に「安倍総理」が訪米します。「オバマ大統領」と、どのよな会談をするか楽しみです。とりあえずTPPの事は絶対に避けられません。賛否両論。