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胃癌日記7

2012-05-31 18:20:46 | 闘病

                       胃 癌 日 記 7

 (遥か 四国最果ての 足摺岬へ続く道)

 

 11月9日(水)・10日(木)

 仕事。仕事で忙しければ気分は紛れるが…。

 

  11月11日(金) PET検査

 朝いつもの通り出勤し仕事。本日はAドクターの診察後PET検査のため、仕事のほうは午前中11時30分までで、昼・午後の5時間年休取得。職場の若手も、私が最近休みが多いのと不定期なので、心配の様子。自分の病状については、ある程度の事実をS課長には話しているが、勿論、絶対に職場、上司、人事課も含め「他言無用」で話している。もう1人、仕事を共有していて私を信奉している若手唯1人だけには、他言無用で

 「毎年の体のメンテナンス検査で引っかかった。病院からは歳も歳やし検査入院しなさい、腫瘍マーカーも高いことやし、といわれた。まあ、ちょっと入院してくるわ。」

 と、先日言っている。

 11時45分に仕事を取り敢えず片付けて、大急ぎでS病院へと駆けつける。PET検査のため昼食抜きで京都から大阪へと急ぎ、午後1時5分にS病院の再診受付と消化器内科の受付を済ませ、診察待合へ。本日は1時30分に、消化器内科待合で連れ合いと待ち合わせ。やがて連れ合いがやってきて、一緒に待つ。なかなか呼ばれず、検査の時間は近づいてくるわでいらいらしていると、2時15分になってやっと呼ばれた。

 〈補陀絡の足摺岬。展望場所の周辺は、椿が群生)

 診察室に入ると、連れ合いをAドクターに紹介する。

 「CTを見るとリンパが腫れています。潰瘍やらで単なる炎症ならいいのですが、細胞が良くないし、リンパですから早く手術したほうが良いでしょうね。腫瘍マーカーは正常(肝臓、膵臓、あと前立腺か?)なんですがね。」

 腫瘍マーカーが正常と聞いて少しホッとした。

「先生。開腹手術ですか。」

 「そうですね。」

 「自分も覚悟をしていますので、何時でも良いのですが。」

 Aドクターは医療スタッフに指示して、この後のPET検査の結果が解る日をPETセンターに確認している。どうやら1週間かかるようだ。

 「来週18日に検査結果を見る再診としましょう。その上で外科に紹介します。」

 「先生。PET検査は、癌の転移を見るんですね。」

 「そうです。」

 「その上で、どのような範囲の手術かも判断されるのですか。」

 「そうです。」

 と言うことで、18日の再診予約の手続きをして、A先生の診察を終えた。

 診察後、急いでPETセンターに駆けつけて検査の受付。3時間ほどかかるのと、検査後この報告で茨木のNクリニックに寄っていくので、検査着に着替えた後、連れ合いは先に家に帰った。PET検査は全く苦痛はないのだが気が萎える。体重・身長・血糖検査のあと造影剤の注射、その後40分の安静。これだけでもいい加減うんざりだが、本番の透視の機械での検査に30分、そして再び20分の安静、再び30分プラスCTの透視、そして検査後チェックやらでやっと放免。2時40分に開始し、終了したのは5時40分だった。

 (四国88ヶ所 38番霊場 補陀絡山金剛福寺)

 検査後茨木の主治医のNクリニックに直行した。Nドクターに本日の診察と検査の結果を報告。

 「先生、PET検査をしてきました。結果は1週間後と言うことで、18日にA先生の再診後外科に回されて手術の日程が決まるようです。」

 「そうですか。転移がなければいいですね。私も明日午後A先生と勉強会で一緒になりますから、様子を聞いておきます。」

 「先日の検査で、腫瘍マーカーは肝臓と膵臓とあと前立腺と思いますが、正常だと言うことです。」

 「腫瘍マーカーはあてにならんです。高い人が低くなれば治療効果があったと判断しますが、もともと低くて、上がらない人もいます。」

 と言う。Nドクターは嘘を言えなくて、歯に衣を着せないのは私も好きだが、それにしてもデリカシーが無い。もう少し優しく言えないのだろうか。私だって、自分で言うのもなんだがナーバスな状態になっているのに・・・。

 (足摺岬を大きく回り、中浜などの在所を越えて 土佐清水港に至る)

                                             (続く)

 

 

 

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