答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

再見

2018年01月30日 | ちょっと考えたこと

再見。

初めてこの言葉を目にした手紙には、桜のハンコが押されていた。1978年のことである。

成田闘争で逮捕された知人が、お縄となる原因となった自身の「戦闘」とその「戦果」を、ベトナム戦争のテト攻勢にたとえた文面は、検閲の手前ささやかな表現ではあったが、「どんなもんだい」とばかりに胸を張る彼の姿が見えるようだった。

その手紙の最後に添えられていた言葉が、「再見」だ。

日本語の「さいけん」ではない。中国語の「ツァイチェン」である。

「(出所したら)また会いましょう」という意味合いで使われていたはずだ。

爾来、お気に入りワードのひとつとなった。

 

きのう、

フランスの友人から”Bonne Année !”と題された便りが届いた。

もう2月がそこへやってこようとしているのに”Bonne Année !”とは悠長なことだと微笑みながら、久しぶりに届いた便りに目を細くした。

すぐにしたためた返信には、モネの庭の夕景を添えた。

もちろん、文章の最後は「再見」だ。

 

再見。

桜のハンコが押された便箋を手にしてから、40年が経とうとしている。

残念ながら、彼とはまだ会ってない。

またいつか話しをしたいものだ。

お互いに60を過ぎた今でも、彼はわたしに熱くオルグをするのだろうか。




 



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