年が明けた。
年始の朝、まず何をやるかというのはわたしにとってとても大切なことである。
それで何が変わるわけでもなく、あくまで気分的なものであるが、元日の朝は自らの意思で何かをしたい。
昨年はお弓祭りの射手たちの禊につきあった。
もちろん、自分自身が早朝の西谷川に身を委ねたことも幾度かある。
走ったこともある。
歩いたこともある。
今年はといえば、本を読むことから始めた。
指名したのは『商人道ノススメ』(松尾匡)、「三方よし」で幕開けだ。
とはいえ、年末から引きずっていた首肩眼の痛みは、ずい分よくなってはきたものの、元どおりではない。
4時半起床で2時間も読んでいると、かなりおかしくなってきた。
このへんで止めておこう。何ごとも過ぎたるはおよばざるが如しだ。
そういえば、昨夜は紅白歌合戦を見た。
もちろん、お目当ては竹原ピストルだ。
♪ よー、そこの若いの
こんな自分のままじゃいけないって
頭を抱えてるそんな自分のままで行けよ ♪
とてもよかった。
「紅白」といえば、きのう書いた羽生善治永世七冠のインタビューVTR、実物を見た。
「将棋をどのくらい分かっているかと言われたら、あまり今も分かっていないという感覚は実感としてある」という言葉とともに、「初心忘るべからず」についても語っていた。
「初心忘れるべからずって言葉があるじゃないですか?あれって別に始めたときの気持ちということではなくて、『その時々の初めて』という意味がある。例えば将棋を始めた時の気持ちとかプロを目指した気持ちとか、ターニングポイントみたいなところでの気持ちを忘れない、というのがいいのではないか」
世阿弥いわく、
ぜひ、初心の一歩忘るべからず
時々、初心の一歩忘るべからず
老後も、初心の一歩忘るべからず
ぼちぼち行こう。
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