答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

これからです。60ですけれども。

2018年01月19日 | ちょっと考えたこと

 

ハード&ルーズ 1巻

かわぐちかいじ

狩撫麻礼

トラスト・ツー

 

ハード&ルーズ 2巻

かわぐちかいじ

狩撫麻礼

トラスト・ツー

   

ハード&ルーズ 3巻

かわぐちかいじ

狩撫麻礼

トラスト・ツー

  

ハード&ルーズ 4巻

かわぐちかいじ

狩撫麻礼

トラスト・ツー



約30年ぶりに読んだ『ハード&ルーズ』(かわぐちかいじ、狩撫麻礼)に触発されて、オーティス・レディングが無性に聴きたくなり、矢も盾もたまらずCDを買う。わたしの持ってるオーティスは、全部がレコード盤とそれを録音したカセットテープだが、わが家には両方ともに再生する機器がない。だからCDを買うしかないのだ。

近ごろちょっと金を使いすぎだが・・・躊躇しつつ、いくつか買った。


Otis Redding 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET
 
RHINO


 

イモータル・オーティス・レディング
 
ワーナーミュージック・ジャパン



何十年ぶりに聴くだろう。

やっぱりオーティスはいい。変わらずいい。

変わってなくてあたりまえだ。オーティスはとうの昔にこの世のひとではない。わたしにとって同時代人ですらない。考えてみれば、ボブ・マーリーだってそうだ。ついでにいえば、坂本龍馬しかり中岡慎太郎しかり。皆、若くして命を落としている。永遠に若者のままである。

「オレはちがう」

そんな当たり前至極なことを、オーティス・レディングを聴きながら思う。

それが幸せなことなのか残念なことなのか、たぶん受け取り方しだいでどうにでも解釈できるのだろう。どちらにしても、若者だった時代はとうに過ぎ去って、人生の終盤が近いという現実を生きていることにちがいはない。

そういえば・・・昨夜読んだ若竹千佐子さんのインタビュー記事のなかの一節を思い出す。


おらおらでひとりいぐも 第158回芥川賞受賞
若竹千佐子
河出書房新社

 

 

若竹そうですね、まだ、そうですね、ちょっとまだ言葉にならないんですけれども。老いということをテーマにしましたが、実はこの間、座骨神経痛になって、もう脚が痛くて、それで初めて、これは大変なことなんだと。それまでは私は、やっぱり老いを書いてても、それはやっぱり頭の上だけのことで、まだまだ本当の老いの大変さっていうのを、本当はまだ知らないんだなっていうことを痛切に感じまして。これからです。63ですけれども。でもこれから私は老いていくので、それを同時進行でこれから書いていこうと思っています。

『The PAGE』(第158回芥川賞受賞の若竹千佐子さんが会見(全文1)和美さん、私、やったよ)より)

 

歳を重ねたことで失うものもあれば、歳を重ねたからこそ得られるものもある。

加齢と、それにともなって醸成されるもろもろは、オーティス・レディングもボブ・マーリーも、ついでにいえば坂本龍馬も中岡慎太郎も手に入れることができなかったものだ。たとえば、絶頂期の美空ひばりはたしかに凄いのだけれど、彼女が晩年に到達した凄みは、若くしてはけっして到達し得ない域だった。

「どっこいオレは生きている」

 

♪ I've got dreams, dreams to remember ♪

 

愛車マルモッタン号の車内を流れるオーティスの声にひたりながら、

「これからです。60ですけれども。」と独りごちる金曜の朝。

 

 

 

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