伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

弱くても大丈夫なのです

2012-12-29 11:19:12 | 老子の言葉

老子の言葉 第七十八章

(独自の超訳)

この世に水よりも柔らかで弱々しいものはありません。
しかし、堅くて強いものを攻めるには、水に勝るものは無いのです。
水が持つ本来の性質を変えられる物など、この世には存在しないからです。

弱いものが強いものに勝ち、柔よく剛を制するとは、この世でよく知られることですが、それを行うことが出来る者がなかなか居ません。

以上のことから聖人は、
「国家の汚名を自分の身に引き受ける者、その人こそが国家を代表する神官であります。
国家の災難を自分一人の身に引き受けようとする者、その人こそが国家の真の王様である」
と言います。
本当に正しい言葉とは、普通とは逆の様に聞こえるものなのです。

原文
「天下莫柔弱於水。而攻堅強者、莫之能勝。以其無以易之。
弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行。
是以聖人云、受國之垢、是謂社稷主、受國不祥、是謂天下王。
正言若反。」

(感想)
人類の歴史を見ましても、出現したどんな強国でも、それを構成していたのは一人一人では弱い民衆に過ぎません。
一人では弱い人間でも、「思いを1つ」に出来るか否かによって、その国家の強さが変わります。
自然界で水が最強であるのは、水同士は性質が同じだからです。
もし、少しでも性質が違う液体(油など)が水に混ざりますと、分離して棲み分けが自然と起こります。
しかし、棲み分けが出来ない場合は、異質なモノ同士が混ざり合い、全体が別物の濁った液体へと変化してしまいます。
それぞれが持つ本来の個性は低下してしまいます。

これと同じ現象が、一人の人間の心の中でも発生するのです。
自分自身のことを、ダメな奴だ、何をしても失敗する、自分のことが嫌いだ・・・・。
あるいは、あれが欲しい、こんな仕事は嫌だ、あいつを罵倒したい・・・・。
などなどと、次々と色んな思いが一人の人間の中で発生しているものです。
このように色んな思いが湧いている間は、その人間は弱いのです。
何においても、自分の実現力が弱く成るのです。漏電状態に成ります。

ところが、幸運な人物、事業の成功者、強い武道家、・・・・このような人々の中でも特に凄い人、達人ほどに共通することは、
*思いの志(こころざし)が1つでぶれない。
*考え込まない。雑念が湧かない無の心境で生活している。
*無の心境で、目の前の問題を常に見詰めている。
つまり、自分の中で雑念という分離が起こらずに、無心で居るという統合の状態でいる人間です。
分離の無い状態の心とは、本当に強い未知の力を呼び起こします。
自分の中の1つ1つの思いや感情は弱くても、全体で志を1つに統合している心は強い実現力を有するのです。
だから、生かされている感謝の思いを志のカギとして常に持つことは、非常に良いことです。

この章の最後の文は、理想的な王様、国家の代表者の取るべき姿が書かれています。
国家に汚点や問題が有れば、その全部を自分の責任だと心から思える人物。
国家や民衆に災難が起こらないように、代わりに自分が犠牲に成る覚悟をしている人物。
このような代表者が存在する国家は、末永く繁栄するのです。これを自分が住む国に当てはめて考えますと、よく分かります。
何時の時代でも、問題や災難が起これば家来や民衆の責任にして、さらに強権を発動する愚かな代表者が居るものです。その様な人物が支配する時代は、大変なことに成ります。

この最後の文章も、自分の心の問題に置き換えることが出来ます。
自分や縁者に関することで問題が有れば、他人の責任にせずに、自分の責任だと自覚出来る人は色んな意味で強く成れますし、改善することが可能です。
私が色んな相談を聞いていますと、最初から他人の責任にしている人、自分のこと以外に原因を探すことしか視点が無い相談者が多いです。
要するに自分自身の責任を考えない人が増えています。このようなタイプの人は、また違う問題や悩みが起こるのです。
自分自身を見詰めない限りは、幸運は逃げます。

自分自身が弱いと思う人間でありましても、良い志を持って、自己責任を持って、自分が出来ることを努力していけば絶対に大丈夫に成るということなのです。

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3ヶ所クリック法完全版~自身は深めて、他人様には一度のご縁を~ (クリックひよこ隊4号)
2012-12-29 11:31:41
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衆院本会議場に一人座る野○首相(当時) (Unknown)
2012-12-29 11:35:08
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121226-OYT1T01192.htm読売オンライン12月27日
「国家に汚点や問題が有れば、その全部を自分の責任だと心から思える人物」と重なりました。
Unknown (∞花花∞)
2012-12-29 11:35:50
無の心境とは、例えば仕事でお客様に喜んでもらおうと一生懸命力量の範囲で集中して仕事してる事に当てはまるかなぁ?
その時は、雑念もなく時間があっと言う間に過ぎる。
何事も一生懸命になれば、成功という事かなぁ?
今日も先祖供養、自分供養済ませました。オーナーにセクハラの事を連絡しましたが、連絡なしです。統括責任者の方がオーナーに連絡してくれると言ってくれましたが、司法書士に連絡しましたが、同じ時間にいない。 労働監督署の管理が必要と言われましたが、委託業務なので、多分無理です。移転希望しました。
Unknown (katsu*wakayama)
2012-12-29 11:35:55
ブログ更新有難う御座います。今日のブログに良い志を持って、自己責任を持ってとありましたが私の心の奥底に響きました。その様に努力していきます。生かして頂いて有難う御座います。
棲み分け (Unknown)
2012-12-29 11:40:17
今日の記事を読んでまっすぐ受けとめられる人は老子自身や羽生善治みたいな人で、多くは「その通り!リーマンさんすごい!」と無邪気に舞い上がる人と卑屈に自分を追い詰める真面目な人と「あの人に読ませたい」とやっぱり自分がお留守になる人と「そうはいっても現実は良い志と自己責任を持たず自分のできる努力をせず虎の威を借りて事を為す人が大丈夫な状態なんですけど」とひねくれつつ自分がお留守になってリーマンさんに「内在神が厳正に判断します。人生を切り取りで見ないように」と諭される人に分かれるんだよな。底は浅いけど1番目が幸せな気がする。でもこういう人は目新しい教祖が現れるとすぐそっちに行っちゃう危険性もある。
読書 (Unknown)
2012-12-29 11:44:30
今日もブログ更新に感謝します
自然界に直線を見つけました。それは「水」です。コップに入っているコーヒーを見ていて思いました。
ところで暮れから新年にかけて、生まれ故郷に帰る予定をたてていましたが、やめにしました。そのかわり本をバンバン読もうと思います。里帰りは自然に任せて行ける時に行こうと思います。
3箇所クリック (伊勢白山道“先祖供養は自己責任・自主判断ですることです”)
2012-12-29 11:45:21
もし宜しければ、3箇所クリックをよろしくお願いします。
伊勢神宮に向かいます (こまつ菜)
2012-12-29 11:47:12
今日も自分の良心に響く記事をありがとうございます。
今から伊勢神宮に車で夫と向かいます。今年も色々と苦しいことや気が重いこともありましたが、こうして年末にお伊勢参りができることは、何より幸せで有り難いことです。年明けは京都にお墓参りして、東京に戻ります。来年は、違う道を進む決意をしたので、感謝と報告をして参ります。生かして頂いてありがとうございます。
良かった (みそきゅうり)
2012-12-29 11:48:09
今回は自分の欠点をすごく自覚しました。まだ見えてない欠点はあると思いますが、認識で来て良かったと思います。今日の記事は勇気が出ました。まだ柔軟性もなく、柔軟性と優柔不断の区別もついておらず、信念も硬さと間違えたり。。。もっと自分を認めて行きたいです。少しづつ私のやり方で他人様に愛情を示して行けたらいいなあ。
Unknown (aynw)
2012-12-29 11:48:51
ひとのせいにしないで、自分の出来る努力、最善を尽くせるようになりたいです。肩の力を抜いて自然にがんばっていきたい。リーマンさん、本日もありがとうございます。

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