棚からぼた餅な日々 色と香の生活提案・ イリデセンス

仕事も人生も棚ぼたで結構楽しんでいる!イリデセンスは2013年4月に20周年を迎え、今年は新たな一年の始まり

励ましに感謝。

2008年12月27日 | Weblog
病気休養のブログに関し、たくさんの励ましのメールなどを頂、本当にありがとうございます。
できるだけお返事書きましたが、ここで改めて御礼申し上げます。


26日が仕事納めのところがほとんどなので、1月2月の仕事のキャンセル、代理の講師のお願い、カルチャーの休校など、本当に大急ぎで連絡をし、ほとんどの皆さんが快く、了承してくださった。
中には、「3月まで延期をして、ぜひ私で」といってくださるところもあり、本当に頭の下がる思い。
この間にも新しい仕事依頼のお電話を下さる方もいて、今の状況を説明すると3月以降でいいですよといってくださるので、
ありがたさと、仕事のできない寂しさで、電話のときはきちんとお話をしていても、電話を切るたび、涙に暮れる日々。
もう一体どれだけの量の、涙が出たことか。

そんな中、本当に何気ない言葉に傷つくこともあり、これから自分自身も気をつけようと、本当にお話の仕方や言葉遣いの勉強にもなった。


この仕事、今の時期には来年の9月までスケジュールがすでに決まっているため、
「3月に無理があったら、いつでも連絡してくださいね。」とか、
「4月からお待ちしてますよ」といってくださるところがほとんどで、それには、心から感謝感謝で、親切にしてくださる方に迷惑をかけないよう、絶対穴を開けないようにがんばろう!と前向きになれたのだけれど、、、

もちろん、営利の仕事なのだから仕方のないことと頭ではわかっているものの、
私が一番傷ついてしまったのは、
「本当に3月は大丈夫なんでしょうね?」
「もう宣伝をする時期ですが、4月の案内載せても本当にいいんですね?」
「じゃ、載せちゃいますからね、いいですね。」
と、事務的な早口で、しかも厳しく何度も何度も確認をされたこと。

なんでもないときは、仕事だから責任があるし当たり前のこと、と割り切れるのだが、3月を目標にがんばろう!と思って自分を励ましているところに、本当にこれにはへこまされて、電話が切れたあと、しばらく受話器を持ったまま、呆然としてしまった。

気持ちが落ち着いてくると、「あ~、こんなことに傷つくのか」とつくづく…
同じ内容でも、話し方ひとつで、相手の気持ちは変わるものだ。

本当に気をつけよう。と心から誓った。
だけど、これでまたひとつ、私も人の気持ちのわかる人間になれたかもしれない。


でもでも、そんなのはごくごく少数の人で、ほとんどの人には、励まされることばかり。
この人たちがいてくれなかったらと思うと、そらおそろしい。
年末の忙しい時期に、気にかけてくれて本当にありがとう!の気持ちでいっぱいです。

どうぞ、どうぞ、これからもよろしくお願いします。




しばらく、休業です。

2008年12月22日 | Weblog
急なことで自分自身でもびっくりしているのですが、検査で病気が見つかってしまいました。

病名は手術が終わったら書くとして、、、
年内から年明けの入院までは検査、検査、検査。。。の日々です。

今朝も早くから病院へ行き、早速3つ検査してきました。
やっと入院やら手術やらの日程が決まったので、書くことにしました。
今日は病院から戻って、1,2月分の仕事のキャンセルや代行講師のご連絡など急いで完了。
フリーで仕事を始めて、17年。
これまで仕事を休んだのは、インフルエンザで1回だけ!!
健康管理が自慢の私だったのに…

まったく自覚症状のない中での大病で、本当に天地がひっくり返るほど落ち込んだのですが、こんなものすごい爆弾を自分の中に長い間抱えていたのかと思うと恐ろしい感じです。

おかげでクリスマスも年明けの誕生日も、食事もできずに病院で検査です。
なんという年末年始。

今月に入り、自分の病気のことは結果が出る前から大体、先生に聞かされていたのですが、こんな恐ろしいことを聞かされながら、まともに仕事ができるのか、
生徒さんを前に講座ができるのか、と考えもしましたが、意外とできるものです。
しかも平然と!

どういうわけか、今月はセラピー系が多くて、いろいろな悩みを聞く機会も多かったのですが、きちんと親身に聞ける自分にも驚いた!

ただし、先日のセミナーのあとは、きつかった。。。
ある人の悩みの内容に、愕然。
その時はなんでもなかったのだけれど、帰りの電車の中で、その内容を思い出すと自分の中の我慢していた悲しみがあふれ出してきて、感情を抑えるのに必死で、自分はなんと心の狭い弱い人間なんだと実感してしまいました。

幸せを前に悩んで泣く人もある一方で、つらくても泣顔を見せられない人もいるのだということを身をもって実感。この性格で病気になった?
素直に泣ける人は幸せです。

とにもかくにも、2月いっぱいはセミナー系の仕事はすべてお休みになります。
PCに向かっての書き物系は、手術前後をのぞけば問題ありませんが、しばしの休業に入ります。

一応3月には復帰の予定ですので、あしからず。


初!軽

2008年12月14日 | Weblog
車を買い替えました。
人生初の軽自動車が昨日届きました。

免許を取って以来、自分の車は5代目になりますが、なんとな~く、軽は避けていたのです。
今月、今まで乗っていた車の車検があったので、え~い買い換えてしまえ!と突然思い立ったのですが、本当は電気自動車を希望していました。
でも、電気自動車。
各社来年の末や再来年から、やっとという感じだそうです。
まだまだ充電施設もないし、しかもこの不景気、車産業は特に打撃なので、遅れるかもしれないとの事。

ならば、いっそ軽自動車。となったわけです。

よくよく考えてみると、仕事に乗っていくことが多い私の場合、私一人と荷物だけ。
軽で十分なのです。
早速ちょっと乗ってみると、中の広さは何の問題もなし!
運転は、やっぱりタイヤの細さや小ささは感じるものの、遠乗りじゃなければどってことないか、という感じです。

HPの色のコラムにも今月書きましたが、最近は不景気の影響か、街で見かける車に白形がまた増えています。コンパクトな車まで白の傾向が見られます。
CMでは鮮やかな色が少々増えてきましたが、色で売っていたマーチでさえ、秋ごろはアイボリーを打ち出していたほど。
ますます、世の中暗くなってしまいそう。

というわけで、、、私は思い切って黄色。
少しクリームがかった明るい黄色にしてみました!
家の中も反射で明るいです。

最近ショックなことがおきて、かなり気が動転気味の私の心にも明るさをもたらしてくれそうな色です。
かわいがって乗ってあげよう!

源氏物語の色とかたち

2008年12月04日 | Weblog
色彩検定の講座も1級2次を含めすべてが終了。
来週からクリスマス前までは、セミナーが混んでいるものの、今週はゆっくりです。

というわけで、昨日は新宿の朝日カルチャーへ染色家 吉岡幸雄先生の「源氏物語の色とかたち」の講演を聴きに行ってきました。

朝日カルチャーは、千葉で10年ほど私もアロマやカラーの講師をしていたけれど、新宿へ来るのは2度目。
千葉と違って、平日だというのに、あふれんばかりの年配の受講者がいて驚きです。
どこのカルチャーも閑古鳥だというのに、ここはすごいな。

吉岡先生の講演は何度も足を運んでいて、手元にあるサイン本を見ると何度言ったかがわかる~~

先生の口癖をまねるなら、「結果から申し上げると」とても面白かったです。

私自身、日本の伝統色のお話しをするときに、必ず出てくる襲の色目(かさねのいろめ)
源氏物語には、この襲の色目が何度も登場し、どんな色なのだろうかと想像を掻き立てます。
また皆さんもご存知のように、これを書いたのは「紫式部」 
この本の中にも美しい女性の名は、紫に関するものが多く、数多くの紫が登場します。
そう、この物語は、「色の物語」なのです。
(両方の意味で…)

吉岡先生は、この源氏に登場する色の数々を当時の植物染めで再現し、実に美しい色だったことを現在によみがえらせてくれました。

昨日も、源氏の中の何編かの文章とともに、そこに登場する色を再現した反物を披露してくださいました。
その色の美しいこと。

写真は「玉鬘」の章で、光源氏が「衣くばり」をするシーンで明石の姫君に送った反物の再現です。
植物染めとは思えぬ鮮やかさと、織り柄の透ける美しさが襲ねの美しさを実感させます。
なんとも優雅、というか優美で贅沢なものです。

これを季節の移ろいごとに配色を変えてきていたのかと思うと、平安時代の豊かな色文化がうらやましく感じます。

う~む、これはなんとしても再現した全編を見なければ!展示会が楽しみです。

お伊勢参り

2008年12月02日 | Weblog
仕事をひとまず終え、先週の27日、名古屋でライブを楽しんで1泊し、始発ののぞみで東京の会社へと戻った友人を見送り、翌日が休みだった私は、初お伊勢参りへ行って来ました。
江戸の頃は、一生に一度は行きたいと詠われ、女性の旅も多かったといわれる伊勢神宮。紅葉も見ごろの頃だし、この機会にぜひ!と勇んで出かけてきました。

天気予報の曇りを見事に裏切る、実にいい天気。
快晴の伊勢です。
ちょうど紅葉もいい具合で、お散歩気分で楽しんできました。

事前に教えてもらった回り方の説明に従い、快速みえを伊勢駅で下車し、外宮からまずはお参り。
外の鳥居の前で一例をしている人が結構多く、信心の深さが伺えます。
1歩踏み入れるとそこは、うっそうとした森のような独特の空気感。
なが~い歴史を感じさせます。

ひととおり参拝したあとは、CANばすにのり内宮へ。
こちらは、平日の昼間だというのに、観光バスもたくさんでかなりの人です。
おはらい町という一角に「おかげ横丁」という小さなテーマパークのようなお土産、お食事どころができているので、こちらのほうが観光客が多いのです。

私もここで一休みして、いざ、内宮。
鳥居をくぐり、きれいな庭のような場所を通り抜け、手洗い場の川の方へと進むと
川面に光がさして、紅葉が実にきれいです。

内宮のほうが、より森の雰囲気。
何千年ここにあるのかと思うような巨木が神秘的な雰囲気をかもし出して、
なんとも空気がすがすがしい。

巨木に触り何かをかんじようとしている人もいて、まるでチャネリング?という怪しい動きをしても、ここでは誰もとがめません?!

正宮では、よくテレビで見かける参拝をしていると、ふわぁ~と風が吹いて暖簾のようにかけられた白い布が舞い上がって中の様子が見えるという、まさにあの再現。「おおっ!これかぁ」と感心しながら、神妙な面持ちでおまいりして来ました。

帰りの近鉄電車も快適で、実に楽しかった!
これで、来年は開運できるかな。
いい風が吹きますように!