㈱プラスリジョン

障害のある人の働く場づくりを目的に2008年3月法人設立。農と福祉の融合「オニオン・キャラメリゼ」商品化☆

プロジェクトって何だろう?

2006-11-30 | Weblog
福祉施設、コンサルタント会社、ippoプロジェクトの3者ですすめる厚生労働省のプロジェクト「実業を通じた自立型福祉施設の就労支援強化に関する研究」について現状の振り返りを行いました。

障害のある方々の職業能力向上に向けた現場の環境整備がすすみ、「こんな工夫があれば障害のある方がスムーズに作業ができるんだ」という事例がみえる一方、企業就労へスムーズに移行するにはさらなるトレーニングや支援体制をつくってケアする必要があるといった課題もみえてきます。プロジェクトでは、それぞれの担当者が参画してチームですすめていますが、どこか全体の「臨場感」が薄いと感じていました。

何でなんだろう?プロジェクトって何だろう?と考えました。そこで3者で現状を振り返ることになったのですが、ありふれた「プロジェクトマネジメント」という言葉の裏でそれぞれが持つプロジェクトの定義や思い描くプロジェクトの姿に若干ズレがあることがわかりました。

①目的②計画③資源配分④モチベーション⑤リスク管理⑥成果をまわすのが一般的なマネジメントのサイクルとすると、決まった目標とスケジュールに対してしくしく進捗を管理するといったシステム開発系?の管理型のプロジェクトがOKという場合がある。でも新しいことをみんなで作り出していこうというプロジェクトでは、夢を共有して個々人が自発的にワクワク行動するチームの臨場感をつくる①(=⑥)と④の場づくりにつながるマネジメントが重要になってくると思うのです。それが前提で②③⑤の従来の管理が連動するのだと。小さな会社を立ち上げるのと一緒。現場にいてプロジェクトは生きものだと感じます。後者の視点でみんながワクワクと夢に向かって挑戦できるチームワークをつくったプロジェクトは強い。

先日ひょんな場で京都大学の産学連携組織KGCのSさんと再会しました。「好きなことやってると「面白いねー」と人が集まってくる、それを一緒にやればいい。夢のストックがどれくらいあるかがとても重要だと思っている。僕たちは知的好奇心に忠実に行動している。未来に評価されたいと思っていて、現在に視点を置いてない。」とおっしゃっていましたが、Sさんの言葉からは臨場感やワクワク感がほとばしっていました。こっちまでワクワクしてくる。いいプロジェクトだな~と感じたのです。

どうせだったら楽しもう!ワクワクってやっぱりいい!って思った。

ちょっと長くなりました。写真は、障害のある方がつくってくれた飾り楊枝を添えた今週の「贅沢野菜のバランスランチ」。かわいい。
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ippoプロジェクト*http://www.ippo-project.com
cafe sante!贅沢野菜のバランスランチ*http://www.cafesante.jp