パナソニック癒やしロボット開発 コロナ禍の在宅時間増に対応
KYODO より 21/02/16
KYODO より 21/02/16
パナソニックが開発したロボット「ニコボ」
パナソニックは16日、幼児のように舌足らずな話し方をするロボット「ニコボ」を開発したと発表。
人との接触が減った新型コロナウイルス禍で増加した在宅時間に、癒やしを提供する狙い。今後一般向けに販売を検討。
ニコボは直径約20センチの球体に近い形で「あのね、えっとね」「モーイモイ」などと話す。
ニコボは直径約20センチの球体に近い形で「あのね、えっとね」「モーイモイ」などと話す。
「モコ語」と名付けた独特な言葉で感情を表現し、持ち主の口癖を覚える。
なでると気持ち良さそうに目を細める。自分で移動することはできない。
開発担当者は「思わず声を掛けたくなる存在。対象者は幅広く、特に1人暮らしの方を意識した」と話した。
開発担当者は「思わず声を掛けたくなる存在。対象者は幅広く、特に1人暮らしの方を意識した」と話した。
★追補) CNET Japan より
寝言も言うし、オナラもするが、自律移動はできない「弱いロボット」と位置付ける。同日からMakuakeでクラウドファンディングを実施。本体と月額利用料6カ月分をセットにして、Makuake税込価格3万9800円で提供しているが、早割り10%OFFの3万5800円~も用意する。
NICOBOは、直径約21~23cmの球体に近い形で、しっぽつき。重さは約1.2~1.3kgで、バッテリー駆動する。一緒に暮らすには、インターネット、Wi-Fi環境、スマートフォンの専用アプリが必要になる。
NICOBOは、直径約21~23cmの球体に近い形で、しっぽつき。重さは約1.2~1.3kgで、バッテリー駆動する。一緒に暮らすには、インターネット、Wi-Fi環境、スマートフォンの専用アプリが必要になる。
パナソニック アプライアンス社 スマートライフネットワーク事業部主幹の増田陽一郎氏は「開発をスタートしたのは2017年。当時はオーディオ、ビジュアル関連の新規事業創出を考えていた。家電によって豊かなくらしになったのは大変よいことだが、心の豊かさの価値は今後変わるだろう。その提案の1つがNICOBO」と経緯を説明する。
開発のベースは、豊橋技術科学大学の岡田美智男研究室(ICD-LAB)が提唱している“弱いロボット”。構想段階から共同研究を重ねており、教授の岡田美智男氏は「どこか頼りないけど、かわいい。ロボットの弱さや不完全さが、人の優しさや思いやり、強さを引き出せる」と弱いロボットの強みを話す。
しっぽや目の表情で感情を伝え、なでられたり、抱っこされたりすることは認識。日光などの強い光にも反応するという。感情を持っているため、機嫌によっては、なでられてもしっぽを振らないこともあるとのこと。独自の「モコ語」を話すほか、人間が話している言葉を覚えて、カタコトで話したりもする。
1人暮らしの人をユーザー層として想定しており、「介護施設や病院なども十分にターゲットとして考えている」(増田氏)とのこと。クラウドファンディングが達成した後、一般販売の検討に入る計画だ。クラウドファンディングは3月18日までで、リターンの発送は2022年3月頃を予定。発送までに1年ほどの期間を設けている点については「開発と生産する期間になる」(増田氏)とのことだ。目標金額は1000万円にしており「目標金額が集まれば、市場性があると判断したい。達成しなければ、このコンセプトと商品内容を一部見直し、再検討する」(増田氏)とした。
動作するには月額利用料として税込980円が必要になり、これはサーバーにログを残し、よりユーザーにフィットするよう変化していくために必要になるとのこと。ユーザーの話す口癖を覚えて、ふいに話したりするケースがありえるという。
しっぽや目の表情で感情を伝え、なでられたり、抱っこされたりすることは認識。日光などの強い光にも反応するという。感情を持っているため、機嫌によっては、なでられてもしっぽを振らないこともあるとのこと。独自の「モコ語」を話すほか、人間が話している言葉を覚えて、カタコトで話したりもする。
1人暮らしの人をユーザー層として想定しており、「介護施設や病院なども十分にターゲットとして考えている」(増田氏)とのこと。クラウドファンディングが達成した後、一般販売の検討に入る計画だ。クラウドファンディングは3月18日までで、リターンの発送は2022年3月頃を予定。発送までに1年ほどの期間を設けている点については「開発と生産する期間になる」(増田氏)とのことだ。目標金額は1000万円にしており「目標金額が集まれば、市場性があると判断したい。達成しなければ、このコンセプトと商品内容を一部見直し、再検討する」(増田氏)とした。
動作するには月額利用料として税込980円が必要になり、これはサーバーにログを残し、よりユーザーにフィットするよう変化していくために必要になるとのこと。ユーザーの話す口癖を覚えて、ふいに話したりするケースがありえるという。