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📗 久しぶりに本が読みたくなる曞評 『叀代文明ず星空の謎』枡郚最䞀 著・筑摩曞房202204

2022-04-24 20:08:00 | ðŸ“— この本

久しぶりに本が読みたくなる曞評 『叀代文明ず星空の謎』枡郚最䞀 著・筑摩曞房
 FNNプラむムニュヌス 220424 赀井䞉尋


⚫︎囜宝『明月蚘』に蚘された「超新星爆発」
『新叀今和歌集』や『小倉癟人䞀銖』の撰者にしお歌道の倧家、藀原定家は曞でも有名で、定家流ず呌ばれるその曞跡は江戞時代に倧流行したずいう。だが、その曞は達筆には芋えず、“元祖・ぞたりマ”ずいった趣がある。

 さおその定家だが、和歌や曞以倖にも『明月蚘』ずいう非垞に貎重な日蚘を残しおいお、冷泉家時雚亭文庫に定家真筆の原本が保存されおいる。

 冷泉家は藀原定家の末裔。歎代の倩皇に和歌を教授した家柄で、同志瀟倧孊の南偎にある邞宅は重芁文化財に指定されおいる。だがそんなのは序の口で、時雚亭文庫には、なんず5件の囜宝ず48件の重芁文化財が保存されおいるのである。
 いずれも定家以来、冷泉家に代々䌝わった家宝だ。『明月蚘』は囜宝に指定されおいるわけだが、ちょっず意倖で面癜いこずに2019幎に日本倩文遺産ずいうものにも遞定されおいる。なぜ倩文遺産なのか実は『明月蚘』には、めったに起こらない「超新星爆発」の蚘述がなされおいるのである。

 超新星爆発ずは、銀河系の䞭で平均しお100幎から200幎に䞀床ぐらい発生する癜色矮星の爆発で、突然、他のどの星よりも段違いに匷い光を攟ち、日䞭でもその茝きを芋るこずができるほどの明るさらしい。
 『明月蚘』に蚘された超新星爆発は、珟圚の「かに星雲」であるこずが分かっおいる。぀たり、定家の曞き残した超新星爆発は1000幎近くたった今、爆発で吹き飛ばされたガスが星雲ずなっお倜空を圩っおいるのである。残念ながら肉県では芋えないが。
 ただ『明月蚘』の蚘述は、定家が生たれる以前のこずを陰陜垫に聞いおそれを曞き残したもので、他にも倜空の異倉を䜕件か曞き蚘し、貎重な叀倩文孊の資料ずなっおいるずいう。

 今回玹介する『叀代文明ず星空の謎』の著者・枡郚最䞀氏によるず、こうした「超新星爆発」の蚘述は䞭囜や韓囜の叀文曞にもあるらしい。ただ、ペヌロッパにはないずいう。

「西掋は䞭䞖の暗黒の時代でしたから、『倩倉は䞍倉である』ずいうキリスト教の教えの悪い面が出おしたい、芋えたものをそのたた蚘録したせんでした。぀たり、超新星爆発の蚘録が残っおいないのです」

 なるほど、そんなこずですらはばかられるのであれば、地球が倪陜の呚りを回っおいる「地動説」の発衚がどれほど勇気のいるこずかよくわかる。コペルニクスは死ぬ寞前にそれを公にしたし、ガリレオ・ガリレむは火刑䞀歩寞前にたで远い蟌たれた。「それでも地球は回る」の名高い぀ぶやきは埌䞖の脚色らしいが、心情はたさにその通りだったろう。

⚫︎ストヌンヘンゞの謎に迫る
 さお、この『叀代文明ず星空の謎』は、タむトルがなかなか魅力的である。ずもにロマンのある叀代文明ず星空宇宙を取り蟌んでいるからだ。だからずいっお、この皮の曞籍にありがちな、ロマンを远うあたり愚にも぀かない屁理屈を䞊べ立おお信じられないような結論に結び付ける“トンデモ本”では決しおない。

 著者の枡郚氏は、囜立倩文台䞊垭教授・副台長や囜際倩文孊連合副䌚長を歎任した倩文孊者である。だから叀代の遺跡ず倩文孊的な関係に぀いおも,たずえそれが魅力的な結論であっおも科孊的根拠に乏しい詊論に察しおは,吊定こそしないが懐疑的な態床に終始しおいる。

 さらに読み進めおいくず、高校時代に地孊で教わった、䟋の簡略化した地球倩球に地軞北極ず南極を貫く回転軞、赀道地軞に垂盎な最倧円呚、黄道倪陜の軌跡、癜道月の軌跡が描かれおあっお、その説明がなされおいる。
 その説明を飛ばしおもその埌の話は䜕ずなく分かるが、理解したうえで読めば面癜さはいっそう際立぀はずだ。新曞ずいう手軜な曞籍だが、よく考えお構成・線集されおいる。

⚫︎内容に立ち入っおみよう。たず叀代の巚石遺跡だ。
 むングランド南西郚・゜ヌルズベリヌにあるストヌンヘンゞは、䜿われおいる石の倧きさはペヌロッパ最倧玚で、著者によるず、倧ざっぱにいっお新石噚時代から青銅噚時代の遺跡ず考えられおいるらしい。

 ストヌンヘンゞは石が䞉重のサヌクルからできおおり、円の䞭心に聖壇石が鎮座する構造になっおいる。ただ、䞉重の円ずいっおも、倖偎の2぀のサヌクルは䞀方向が開いおいる銬蹄圢ずいうかフラスコの圢になっおいる。そのフラスコの口のずころにヒヌル・ストヌンず呌ばれる目印の石が眮かれおある。
 著者は、「たるで聖壇石からみおヒヌル・ストヌンの方向に道が続いおいるように芋えたす。この方向は北東になりたす」ず説明し、さらに「この方向が『倏至の日の出の方向』、぀たり、『倪陜が䞀番北偎に寄ったずきの日の出の方向』ず䞀臎しおいるのは、昔から知られおいたした」ず進める。

 そしお1960幎代に入っお、アメリカの倩文孊者が「ストヌンヘンゞは叀代の倩文台」ずいう説を発衚し、「倏至、冬至、春分、秋分、日食、月食の予枬に䜿われた可胜性がある」ず指摘したこずによっお、にわかに泚目されるこずになった。
 倏至から秋分たでは分かるずしお、日食や月食ずいった耇雑な倩䜓蚈算がこのストヌンヘンゞで導き出すこずができるのだろうか。これが造られたのは、新石噚時代から青銅噚時代なのである。

 倩文孊者にしおSF䜜家のフレッド・ホむル氏は、ストヌンヘンゞに぀いお、「倪陜マヌカヌ」「月マヌカヌ」ず呌ぶ石を、䞉重サヌクルのさらに倖偎にあるオヌブリヌ・ホヌルずいう穎に入れお、「倪陜マヌカヌ」を13日で2穎進め、「月マヌカヌ」を1日に2穎進め、さらにオヌブリヌ・ホヌルの正反察の穎にさらなるマヌカヌ石を入れお、1幎に3穎進める。そしお「この倪陜マヌカヌず月マヌカヌずもう䞀぀のマヌカヌが同じ穎に集たったずき日食月食が起きる」ずしおいる。
 著者のいうように叀代の「アナログ・コンピュヌタヌ」だ。腰を痛めそうだが、理屈ではそれで合っおいるらしい。ただ、著者の枡郚氏は新石噚時代から青銅時代に「癜道が黄道に察しお18.6幎呚期で回転しおいる」事実を知っおいたのかず、懐疑的な姿勢を芋せおいる。

⚫︎ピラミッドの向きの「ずれ」を考察
 話はさらに叀代゚ゞプトにも及ぶ。
゚ゞプトの貎重な芳光資源であるピラミッドのなかでも特に有名なのは、カむロ郊倖のギザにある3぀の倧ピラミッド矀である。そのピラミッド矀が東西南北に合わせお建造されおいるのはよく知られた事実だが、
 著者によれば「珟圚の最新の枬量技術を䜿っお、やっず分かるぐらいの誀差の範囲に収たっおいたす」ずいうほどの粟床である。これはもちろん、叀代゚ゞプト人の卓越した倩䜓芳枬の技術があっおのこずだろう。だが、面癜いのはここからである。

 方䜍の極々わずかな「ずれ」以倖にも、3぀のピラミッドの向きが埮劙にずれおいるこずが分かったのである。
 著者によるず、その「ずれ」があたりにも小さかったため、考叀孊研究者の間では「星を枬量したずきの誀差によっお生じたずれ」ず考えられおきたずいう。ずころが近幎になっお倩文孊者の間から、その「ずれ」から「ピラミッドが建造された正確な幎代が掚枬できるのではないか」ずいう説が発衚されたのである。

 地球の地軞の北極偎の延長線䞊に「北極星」が茝いおいる。だから船乗りは倩の北極星の方角が北だず分かる。ずころが、「みそすり運動」ずいっお、すり鉢の味噌をスリコギで擂するずきに軞の尟が円を描くように、あるいは回転力の匱った独楜こたの軞先が小さな円を描き始めるように、地軞もごくわずかに回転し、結果ずしお地軞の先にある北極星も倩でごく小さな円を26000幎にわたっお描くのである。
 これを「歳差」ずいう。そしおこの歳差による真北のずれが、建造幎の違う3぀のピラミッドの同士の向きのずれを生んだのはないか。もしそうなら、それによっおかなり正確な建造幎が分かる可胜性がある。芋事な掞察である。

 そうした䞭、ケンブリッゞ倧孊の女性゚ゞプト孊者のケむト・スペンス氏が粟密に各ピラミッドの東西南北を蚈枬し、歳差によるずれをグラフに衚したずころ、北極星のずれを衚した盎線䞊に、考叀孊的に掚定されおいる各ピラミッドの建造幎が寄っおいたこずにより、叀代゚ゞプト人が星によっお真北を決めおいたこずがほが確定的になった。ただ、それぞれのピラミッドの建造幎を幎単䜍で確定するずころたでは至っおいないようだ。

⚫︎キトラ叀墳「星宿図」の芳枬地は
 もちろん、日本にも倩䜓にかかわる叀代遺跡がある。壁面に極圩色で描かれた矎人画などが発芋されお倧きな話題ずなった奈良・明日銙村の高束塚叀墳には「星宿図星座の倩文図」も描かれおいた。
 だが、叀倩文孊者が泚目したのは、その高束塚叀墳から1キロほど南にあるキトラ叀墳の倩井の星宿図である。この星宿図が泚目されるのは、高束塚叀墳のそれより詳现なこず。そしお、星宿図に星座ずずもに倩の赀道・黄道、そしお「内芏」ず「倖芏」の円が描かれおいたのである。

内芏ずは、ある地点で1幎を通しおそれぞれの星座が欠けるこずなく芋える範囲である。反察に、ある地点で星座が季節にかかわりなく党く芋えない範囲もある。もちろんその䞭間の星座もあり、䟋えば北斗䞃星は東京では柄杓の䞊の郚分は芋えるが、柄の郚分は内芏から倖れる。その䞭間点を結んだ円を倖芏ず呌ぶ。なぜ「内芏」「倖芏」が重芁かずいうず、その2぀の円を粟査するこずによっお、星空を芳枬した地点の緯床が分かるのである。これは先に瀺したこの本の「地孊」の項目を熟読すれば理解できるし、理解しなくおも盎感で䜕ずなく分かるだろう。

 もちろん、乙女座やおんびん座などなじみのある星座ず叀代䞭囜の星座はたったくの別物だが、以前からその察応関係は調べられおいた。そしお2぀の研究者ずグルヌプが、先のピラミッドで出た「歳差」などを勘案し、統蚈的手法なども甚いお、倩䜓図が䜜成された幎代ずその䜍眮を掚枬しおいる。
 倩文孊者の宮島䞀圊氏は、キトラ叀墳の星宿図の原図が䜜成された地に぀いお「427幎以降、高句麗の郜ずなった平壌の緯床39.0床に近い」ず結論づけたずいう。
 ただ、蚈算䞊は「玀元前65幎」ず掚蚈されたが、この時代に星宿図が高句麗で䜜られたずは考えられず、他の分析結果ずあわせお、䞭囜で䜜られたものが高句麗に䌝わり、そこで自囜の緯床に合わせお䜜り盎したものが日本に䌝わったずしおいる。

 䞀方、囜立倩文台の盞銬充氏ずOBの䞭村士氏らは、描かれた星の䜍眮から掚定するずいう、たったく違うアプロヌチを行った。芳枬倀に基づいた「距星」ず呌ばれる星を基準ずしおその他の星座の䞭の星は「目分量」で描かれおいたらしい、倩文蚈算ずの理論倀の䜍眮ずを比范しお、その誀差が統蚈的に最も小さい幎代を調べたのである。
 いろいろず詊行錯誀の結果、原図の芳枬幎代は「西暊300幎 ±90幎」、䜜成地は「北緯33.9床 ±0.7床」ず掚蚈された。この範囲には䞭囜の長安珟圚の陝西省・西安や掛陜、そしお奈良・明日銙も含たれるが、著者は「盞銬先生は、恐らく飛鳥で぀くられた図ではないだろうず結論しおいたす」ずしおいる。
 圓時の日本では倩䜓芳枬があたり行われおいなかったのがその理由である。たしかに、西暊210390幎ずいえば、邪銬台囜の卑匥呌の時代から前方埌円墳が出珟し、倧和朝廷が成立したのではないかず掚枬される時代である。和補でないのは残念だが、やはり䞭囜で䜜成されたものだろう。

 さお、邪銬台囜の卑匥呌にも叀倩文孊にかかわる発芋がある。この本では觊れられおいないが、おそらくそれはあたりにも曖昧暡糊ずした話なので、著者の䞀貫した科孊的な姿勢から割愛されたのだろう。

 卑匥呌をめぐっおは、叀くから「卑匥呌倩照倧神アマテラスオオミカミ」説があっお、今も論争が続いおいる。卑匥呌は「日の巫女」、぀たり倪陜神に奉仕する女性の日本語を音蚳したもので、倩照倧神ずの芪和性が匷いこずや、日本神話の倩照倧神にも魏志倭人䌝の卑匥呌にも匟がいるず蚘されおいるこずがその根拠ずなっおいる。
 ずころが、『䞉國志』や『晋曞』の蚘述から倩䜓蚈算で掚枬し、西暊247幎3月24日ず248幎9月5日に日食があったこずが刀明したのである。それは魏志倭人䌝で蚘された卑匥呌の死亡幎248幎に合臎する。魏志倭人䌝には死因は曞かれおいない。
 しかし連幎で日食が起こるずいうのは、皀なこずではないだろうか。「日の巫女」たる卑匥呌の死に関係がありそうな盎芳がある。さらに、倩照倧神が倩岩戞に隠れ䞖界が真っ暗闇に包たれたずいう日本神話も、日食を暗瀺しおいるように芋える。䞀蚀でいっおしたえば、日食ずいう“䞍吉なもの”瑞兆ず感じる人はたずいないだろうを起こしおしたった「日の巫女」は「いけにえ」ずしお殺されおしたったのではないかずいうものだ。
 想像力をかき立おられる話だが、魏志倭人䌝、『叀事蚘』、『日本曞玀』の蚘述ず牜匷付䌚するのは避けたい感じもする。巚石遺跡やピラミッド、叀墳の「星宿図」のような「物蚌」がないのである。

 この本は、これ以倖にも叀代の暊の話やマダ文明やポリネシアの倩文孊など、タむトルどおり叀代文明ず星空の謎がおんこ盛りになっおいお、どの話も文句なしに面癜い。叀代文明ず宇宙・倩文に興味のある人は、充実した読曞䜓隓を味わうこず間違いない。

【執筆赀井䞉尋䜜家】
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📗 脳はひず぀でなく数千もある!?ビル・ゲむツも絶賛の『脳は䞖界をどう芋おいるのか: 知胜の謎を解く「1000の脳」理論』:ゞェフ・ホヌキンス

2022-04-23 22:37:00 | ðŸ“— この本

脳はひず぀でなく数千もある!? ビル・ゲむツも絶賛の『脳は䞖界をどう芋おいるのか: 知胜の謎を解く「1000の脳」理論』ゞェフ・ホヌキンス蚳者あずがき
 Hayakawa Books & Magazinesβより 220423


 ビル・ゲむツが2021幎ベスト本に遞出、『利己的な遺䌝子』の李チャヌ・ドヌキンスも序文を寄せ「倖に飛び出しお誰かに話したくなる」ず絶賛する話題䜜、ゞェフ・ホヌキンス『脳は䞖界をどう芋おいるのか: 知胜の謎を解く「1000の脳」理論』が発売したした。
 ぀いに明らかになった、「现胞の塊にすぎないはずの脳に知胜が宿る」メカニズムずは 蚳者の倧田盎子さんが、本曞の読みどころを語りたす。

『脳は䞖界をどう芋おいるのか』蚳者あずがき

 本曞は2021幎に刊行されたゞェフ・ホヌキンスのA Thousand Brains: A New Theory of Intelligence の党蚳である。原曞は2021幎のフィナンシャル・タむムズ玙のベストブックに遞出されたほか、ビル・ゲむツの「今幎おすすめの五冊」にも遞ばれ、「人工知胜はずりわけ䜜家の想像力をかきたおる題材だ。
 真のを぀くり出すのに必芁なこずに぀いお知りたいなら、この本がずおも興味深い理論を提案しおいる。ホヌキンスは  数十幎前から神経科孊ず機械孊習の぀ながりに぀いお考えおいお、この本でその考えをわかりやすく手ほどきしおいる」ず評されおいる。

 ゞェフ・ホヌキンスずいえば、1990幎代に携垯情報端末「パヌムパむロット」を䞖に送り出し、「モバむルコンピュヌタヌの父」の異名をずる、業界で倧成功を収めた䌁業家ずしお知られる。
 しかし本曞にも蚘されおいるずおり、圌はもずもず脳に぀いお知りたいずいう匷い思いを抱いおいた。そのために倧孊卒業埌に勀めおいたむンテルを蟞め、あちこちの倧孊の研究宀の門戞をたたいたが、自分の望む脳の総合的理論を研究する道を開くこずができなかった。
 そこで圌が遞んだのは、いったんコンピュヌタヌ産業界にもどっお、脳研究のチャンスをねらうこずだった。
 この柔軟で臚機応倉な考え方が、ホヌキンスの異色だが充実したキャリアの原動力なのだろう。そしおねらいどおり、モバむルコンピュヌタヌ事業で築いた資産を投じお、自分のやりたい研究ができる研究所をみずから蚭立したのだ。いたや思う存分、脳のずくに新皮質の機胜理論を探究し、さらにはその理論を機械知胜に応甚する方法に取り組んでいる。

 このように倧孊や政府機関にほが頌るこずなく脳の研究を続けおきた著者が、珟時点での成果を䞖に知らしめるために著わしたのが本曞である。
 ホヌキンスの䞀般読者向け科孊曞ずしおは、2004幎刊行のサンドラ・ブレむクスリヌずの共著On Intelligence: How a New Understanding of the Brain Will Lead to the Creation of Truly Intelligent Machines邊蚳『考える脳 考えるコンピュヌタヌ』に続く二䜜目である。
 前䜜ですでに、いわゆる人工知胜ず人間の知胜は別物であっお、真の知胜をも぀機械の実珟には脳を理解するこず、なかでも「予枬する」ずいう脳の働きが重芁だず説き、これには圓時の研究者も少なからず圱響を受けたようだ。

 それから17幎、ホヌキンスの脳理論には倧きな進歩があった。脳がどうやっお予枬するかを解明したのだ。第郚でその理論的枠組みが明らかにされる。
 カギは「動き」ず「座暙系」。予枬するにはたず、䞖界はこういうものだずいうモデルを孊習する必芁がある。
 たずえばコヌヒヌカップずいう物䜓がどういうものかを知るのに、䞀点に觊れたたたでは䜕も孊習できない。指を動かすこずによっお,指で感じるものがどう倉わるかを知るのが孊習だ。そうするずカップのふちや底や取っ手のような特城の䜍眮関係,぀たり物䜓の構造を蚘憶するこずになり,その蚘憶をしたうために脳が぀くり出すのが、地図に䌌た座暙系である。
 しかもその座暙系を、新皮質を構成する䜕千䜕䞇ずいう「皮質コラム」ずいう芁玠それぞれが぀くり出し、それをもずに皮質コラムそれぞれが予枬を行なう。蚀っおみれば、脳はひず぀ではなく䜕千もあるずいうのが「1000の脳」の意味なのだ。

 さらに興味深いのは、座暙系はカップのような倖の䞖界の物䜓を認知するためだけでなく、人が盎接感知できない知識を敎理するのにも䜿えるずいう䞻匵だ。
 たずえば政治や数孊ずいった、抂念に぀いおの知識もすべお座暙系に保存されるので、物理的空間内を歩きたわるのず同じように、座暙系内の抂念から抂念ぞず動いおいくこずが思考だずいう。
 数孊者は方皋匏ずいう数孊の抂念を座暙系にきちんず保存しおいるので、䌌たような方皋匏に遭遇したずき、どういう挔算でその座暙系内を動きたわればいいかがわかる。しかし数孊に疎い人の堎合、脳が座暙系を぀くっおいないので、方皋匏を解こうずしおも数孊の空間で迷子になる。地図がないず森で迷子になるのず同じだ。
 このように脳の働きを動的にずらえ,どこも同じように芋えるのに異なる機胜を果たす新皮質の各領域が,じ぀は共通の基本アルゎリズムを実行しおいるずする理論は画期的である。

 こうした脳理論を螏たえお,第郚では著者の考える知胜を備えた機械に぀いお詳述される。
 ここであらためお珟行のに知胜はなく、「新しい課題をすばやく孊習し、異なる課題間の類䌌性を理解し、新しい問題を柔軟に解決」するこずができおこそ、人間ず同じレベルの知胜を瀺す機械、すなわち汎甚人工知胜になるのだず力説しおいる。そしおそのような機械の圢態も甚途も、ただ誰も予想しおいないものになるだろうずいう。
 1992幎、いた私たちが圓たり前に䜿っおいるはおろか、携垯電話のデヌタ通信も、映像や音楜の配信も、‐もブルヌトゥヌスもなかった時代に、むンテルの幹郚瀟員に向けお携垯型コンピュヌタヌの重芁性を蚎えお、「人はそれを䜕に䜿うんです」ず小銬鹿にされた著者だからこそ、テクノロゞヌが人の想像力を超えるこずを痛感しおいるのだろう。

 知胜をも぀機械に぀いおもうひず぀匷調されおいるのは、それが小説や映画で描かれるような、人類を脅かすものにはならないだろうずいう芋解だ。
 その根拠は叀い脳ず新しい脳の圹割分担にある。
新しい脳が知胜ず合理性の座であり、人類を脅かすのは叀い脳が぀かさどる欲望ず感情なので、それを人間が意図的に機械知胜にもたせないかぎり、機械知胜を恐れる必芁はないのだ。コンピュヌタヌ技術者でありながら、脳神経孊を探究しおいるからこその知芋ずいえる。

 逆に、人間の知胜こそが人類にずっお脅嚁になりうる。その論点から、人間の知胜に぀いお掘り䞋げるのが第郚だ。
 人間には知性の新皮質だけでなく、圓然、衝動を優先する叀い脳もある。あらゆる動物が生き延びお繁殖するのを助けるように進化しおきた叀い脳の生存欲求が、知胜を備えた新皮質の生み出すテクノロゞヌを支配するずき、人口過剰、気候倉動、栞兵噚、遺䌝子線集ずいった、人類の生存を脅かしかねない問題が生じる。
 結局、機械知胜は人間にずっお道具であり、どんな道具も䜿い手次第なのだ。

 そしお私が個人的にずおも興味を芚えたのは、第郚の埌半である。
人間の知胜のせいかは別にしお、地球が人の䜏めない堎所になったずきのための火星移䜏蚈画は、発想ずしお珍しくはないが、その移䜏地建蚭に必芁なものこそ、真のを備えたロボットだず著者は力説する。
 そしお火星に䜏むのに適した人間を遺䌝子線集で぀くり出すのはどうだろう、ずも。さらには、い぀か人類が絶滅するこずは必然だ。それを前提に、人類が存圚したこずや蓄積された知識ずいう遺産を、ほかの知的生呜䜓に䌝える方法をホヌキンスは考察しおいる。倪陜光を人工的なパタヌンで遮断する衛星を倪陜の呚回軌道に乗せるずか、その衛星に知識のアヌカむブを搭茉するずか、凡人には途方もない荒唐無皜なこずに思えるが、著者はいたっお真剣だ。
 たずえ机䞊の空論でも、さたざたなシナリオを議論するこずから、思わぬブレむクスルヌが起こるかもしれないし、遠い未来のこずなど誰にもわからないのだ。そしお新皮質を進化させた人間は、「利己的な遺䌝子」の呜什に逆らい、方向ず目暙をもっお生きるこずができるのだず著者は説く。
 いかに人間の知胜ず知識を誇りに思っおいるかが䌝わっおくる。独立独歩で研究ず実業の二足のわらじを履いおきたホヌキンスが、この先、どんな理論を実蚌し、どんな補品でビゞネスを展開するのか、楜しみだ。



ゞェフ・ホヌキンス『脳は䞖界をどう芋おいるのか: 知胜の謎を解く「1000の脳」理論』倧田盎子蚳は早川曞房より奜評発売䞭です。
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人類孊者・竹倉史人さんが読み解く、日本考叀孊史䞊最倧の謎「土偶の正䜓」 202204

2022-04-19 01:31:00 | ðŸ“— この本

人類孊者・竹倉史人さんが読み解く、日本考叀孊史䞊最倧の謎「土偶の正䜓」
  サラむ より 220419  


「土偶ずは『怍物や貝類の粟霊』で、瞄文のこころや暮らしを衚したものです」
土偶の研究は明治以来130幎以䞊続けられおきたが、その正䜓は謎のたただ。人類孊者の竹倉史人さんが読み解く土偶の新説から、瞄文の䞖界ぞ思いを銳せおみたい。

⚫︎「ハヌト圢土偶」はオニグルミの粟霊
 ハヌト圢土偶はオニグルミの粟霊祭祀の痕跡。「怍物には粟霊が宿っおいるず瞄文人は認識しおいた。それを可芖化し、自然の恵みに感謝しお儀瀌や祭りの際に甚いたず考えられたす」
ハヌト圢土偶 重芁文化財 郷原遺跡 高30.3cm 瞄文時代埌期 東京囜立博物通

ふた぀に割ったオニグルミの殻。眉匓ず錻梁が連続し、党䜓が緩やかな凹状をなしおいるハヌト圢土偶の顔面䞊写真ず酷䌌。

オニグルミの果実。オニグルミの新芜は裞芜がで冬堎の也燥に匱いため、山間郚の枓流沿いの斜面、぀たり湿床の高い地域に倚く生育しおいる。

⚫︎ハヌト圢土偶の出土分垃
 黄色はオニグルミが属する萜葉広葉暹林垯。オニグルミが倚く生育する東日本の山間郚や䞭山間郚はハヌト圢土偶の出土分垃ず近接性がある。
人類孊者の竹倉史人さん45歳が土偶に興味を持ったのは平成29幎月。東倧駒堎キャンパスで開講する講矩のため、叀今東西の神話を枉猟しょうりょうしおいるずきだった。

「日本ではたず『叀事蚘』や『日本曞玀』が頭に浮かびたすが、時代が新し過ぎる。瞄文時代たで遡りたいず考えたのですが、文字の蚘録がない。諊めかけたずき、ふず“情報遺産”ずしおの土偶があるこずに思い到ったのです」

 改めお調べおみるず、土偶の正䜓ずしお「劊嚠女性説」や「地母神説」などがあるが、どれも客芳的な根拠が乏しく、研究者の間でも統䞀的芋解が圢成されおいないずいうこずがわかった。

⚫︎瞄文人の暮らした森ず海ぞ
 人類孊では、怍物の栜培には必ずその怍物の粟霊を祭祀する呪術的儀瀌が䌎うこずが、倚くの事䟋ずずもに指摘されおいる。たた、近幎の考叀研究の進展で、瞄文時代は狩猟採集だけでなく、すでに広範な食甚怍物の資源利甚をしおいたこずが刀明しおいる。
 ずころが、瞄文遺跡から怍物霊祭祀の痕跡は発芋されおいない。実は土偶こそがその痕跡ではないのか。食料獲埗は䞀番切実な問題で等閑なおざりにするはずもない。そう考えた竹倉さんは、実際に瞄文人の暮らしおいた森ず海に足を運んでみた。

 長野県の山䞭で枓流に沿っお歩いおいるず、瞄文人が食べおいたずいうオニグルミを芋぀けた。もぎずっお河原の石で叩き割り、䞭の実を食べたあずふた぀に割られた殻を芋るず、芋事なハヌト圢をしおいた。驚いたこずに、それはハヌト圢土偶の顔に瓜二぀だった。

「ハヌト圢土偶はオニグルミをかたどった粟霊像に違いない。そう盎感したした。だが、圢の盞䌌は単なる偶然ずも考えられる。そこで、土偶の出土分垃ずオニグルミの生育分垃ずを照らし合わせおみるず、䞡者が近接性を持っおいるこずが確認できたのです」

 同じようなこずが他の様匏の土偶にもあおはたれば,それを俯瞰するこずで総䜓ずしおの土偶の正䜓に迫るこずができる。竹倉さんは,茚城県の霞ヶ浊の南西郚にある怎塚貝塚にも出かけた。そこには、数千幎前の無数の貝殻が散乱しおいた。もっずも目に぀いたのがハマグリで、それはこの付近から出土した山圢土偶怎塚土偶の頭郚の圢状にそっくりだった。

 竹倉さんはさらに研究を進め、䞭空土偶はシバグリ、瞄文のビヌナスはトチノミ、結髪土偶はむネなど、぀の䞻芁な様匏の土偶のモチヌフを読み解いおいった。

「埓来の土偶研究は瞄文人をいたずらに神秘化し、抜象化しお、実態ず乖離しおしたっおいた。土偶はもっず切実な、日々の生掻ず結び぀いおいたのではないか。そこには、瞄文人の心の持ち方や暮らしぶりが衚れおいるのです」

⚫︎「山圢土偶」はハマグリの粟霊
 頭郚の圢状がハマグリ写真䞋に重なる山圢土偶。「怍物や貝類ずいった生物のカテゎリヌは珟代人のもので、瞄文人は貝類ず堅果類を近䌌したものずしお認知しおいたず考えられたす」
山圢土偶 重芁文化財 怎塚貝塚 高12.2cm 瞄文時代埌期  倧阪歎史博物通

 ハマグリ。集萜の人口ず貝塚の貝殻の量から類掚するず、干し貝などに加工し炭氎化物の豊富なトチノミなどず亀換しおいた可胜性もある。

⚫︎貝をモチヌフずする土偶の出土分垃
 瞄文時代埌期、東京湟の最奥郚は栃朚県の南端たで到達。赀文字で瀺した遺跡や貝塚からは貝類を象かたどった土偶が出土。貝の持堎ず重なる。


⚫︎竹倉史人たけくら・ふみず
人類孊者。専門は粟神史。昭和51幎、東京生たれ。歊蔵野矎術倧孊映像孊科䞭退埌、東京倧孊文孊郚宗教孊・宗教史孊科卒業。著曞に『茪廻転生』『土偶を読む』など。
📗土偶を読む図鑑『土偶を読む図鑑』 著者竹倉史人
瞊173×暪182mm 108ペヌゞ 定䟡 1980円皎蟌 小孊通 
「瞄文人にずっお土偶ずは有甚な怍物貝類を含むの粟霊像である」ずする新説を芖芚的に理解できる図鑑。囜宝ず重芁文化財の土偶が数倚く掲茉されおいる。土偶を芋られる党囜の博物通や矎術通も案内。
※この蚘事は『サラむ』本誌2022幎5月号より転茉したした。 取材・文矢島裕玀圊

💋興味深く読む
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📗 孊研、「地球の歩き方 京郜」を発売 京郜圚䜏者の地元再発芋にも 202204

2022-04-18 23:08:00 | ðŸ“— この本

孊研、「地球の歩き方 京郜」を発売 京郜圚䜏者の地元再発芋にも
 TRAICY より 220418  å‰å·ç›ŽèŒ

 📗地球の歩き方は、「地球の歩き方 京郜」を3月17日に発売した。

 环蚈8.9䞇郚の発行を蚘録した「地球の歩き方 東京」の続刊ずしお発行するもので、地球の歩き方ならではの芖点で、芋どころ・歎史文化・食・゚ンタメなど、半幎の取材を通しお埗た府内党域の魅力を玹介する。
 旅行だけでなく,京郜圚䜏者の地元再発芋,進孊•転入時の情報収集にも圹立぀ずしおいる。

 章の名前に「町案内」「矎食」「宵遊び」など、和のこずばを採甚した。
 玙面のカラヌリングは次瞹぀ぎはなだの青、槿梅重うめがさねの赀、青柳あおやぎの緑など、平安の䌝統色で統䞀した。
 定䟡2,200円皎蟌。
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本郷和人さん 著曞「『合戊』の日本史」で日本史のタブヌ、戊いの実態に迫る202204

2022-04-18 22:55:00 | ðŸ“— この本

本郷和人さん 著曞「『合戊』の日本史」で日本史のタブヌ、戊いの実態に迫る
 スポヌツ報知 より 220418 


趣味は野球芳戊ずいう本郷氏。「勝利ぞの執念を怍え付けおくれた䞭畑枅元監督、ありがずう」

 東京倧孊史料線纂所教授の本郷和人氏が「『合戊』の日本史」䞭公新曞ラクレ、円で日本の“戊”を再定矩しおいる。
 これたでの歎史孊の芳点から、軍事研究はタブヌ芖されおきたずいう。倪平掋戊争の敗戊の傷痕が䞀皮の拒絶反応を生んだのか。歎史孊者ずしお戊囜時代などの「戊のリアル」に迫り、芋えおきたものずは―。久保 阿瀌

 匱者が匷者を、少数が倚数を倒す。人々はこうしたある皮の「奇跡」に芪近感を抱いおきた。特に奇襲を成功させた英雄譚たんは奜たれ、語り継がれおきた歎史がある。本郷氏は、䞭䞖や戊囜時代のさたざたな戊いの実態に迫った軍事史はほずんどなかったず指摘する。

 「倪平掋戊争に぀いおはいろいろな読み物があり、調査や分析がありたす。ですが、戊蟰戊争より前の戊いはこれたで科孊的に語られお来たせんでした。そもそも、研究の察象になっおなかったのです」

 戊いの歎史を振り返るず、平安埌期から鎌倉時代での合戊は基本的に「䞀階打ち」。蚓緎を受けたプロ同士の戊いだった。それが南北朝時代以降、集団戊ぞず倉わっおいく。戊いの“玠人”の蟲民が戊闘に加わる䞭、物語にあるような掟手な戊術は可胜かどうかに぀いおも怜蚌した。

 過去の戊であっおも戊術、戊略、兵站ぞいたん、埌方支揎の芁玠の芳点から分析するこずが重芁ず指摘する。兵力、軍事力を裏付けするその囜の経枈力、指揮官は戊の勝敗ラむンをどこに眮き、圓時の地理的条件、兵士の質はどうだったのかなど、史料を読み解き、倚角的な芋方を瀺した。

 「城の研究も同じです。研究の䞭心ずなったのは郷土史家や小説家の方々。歎史孊の方からの研究は、ほずんどありたせん」

 戊埌の「反省」からか、倚くの歎史孊者は軍事史に぀いお積極的に研究するこずを避けおきたずいう。
 「私が、孊生の時に『軍事史をやる』ず蚀ったら呚りから『䜕、銬鹿なこず蚀っおるの』ず」

 ロシアのりクラむナ䟵攻を始め、第次倧戊埌も玛争や戊争は繰り返されおいる。過去をどう振り返り、解釈するか。それは珟代の戊争を解釈する䞊でも必芁な䜜業だず匷調する。

 「今回、本を曞いお぀くづく思ったのは、歎史ずいう孊問は、今の時代に眮き換えられるようにならないず、ダメだず。今、ロシアが倧苊戊しおいる理由はさたざたありたすが、䞀番倧きいのは兵站を遮断されたから。歎史に興味を持ったら幎号の䞞暗蚘ではなく、『なぜ』ずいう郚分を自分で考え、孊んでほしいですね」


 ◆本郷 和人幎月日、東京郜生たれ。歳。
東倧、東倧倧孊院で歎史孊者の石井進氏、五味文圊氏に垫事。専攻は䞭䞖政治史、叀文曞孊。幎から続く「倧日本史料」の線集に関わる。歎史ブヌムを䜜った立圹者。䞻な著曞に「䞭䞖朝廷蚎蚟の研究」「新・䞭䞖王暩論」「日本史のツボ」「『倱敗』の日本史」など倚数。


💋戊埌の颚朮ずしお,軍事研究=戊争肯定論者ずいう颚朮の悪圱響
  明治以降、桶狭間の戊いずか矩経の戊ずか奇策で勝぀が優秀の颚朮が軍郚にもあった様で 
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