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約160体の円空仏が大阪に大集合『円空―旅して,彫って,祈って―』 2024/01

2024-01-30 03:37:12 | 〽️ 行事・新案内等 控え

諏訪部順一、「両面宿儺坐像」ほか、約160体の円空仏が大阪に大集合する『円空―旅して、彫って、祈って―』音声ガイドに決定
 Spice  より 240130


 あべのハルカス美術館開館10周年記念『円空 ―旅して、彫って、祈って―』

 2月2日(金)〜4月7日(日)の期間、
大阪・あべのハルカス美術館にて開催されるあべのハルカス美術館開館10周年記念『円空 ―旅して、彫って、祈って―』の見どころが公開され、音声ガイドのナビゲーターを諏訪部順一が務めると発表された。

 生涯に12万体の仏像を彫ると誓ったといわれる江戸時代の僧.円空(えんくう,1632~95)。
 江戸時代前期に美濃国(現在の岐阜県)に生まれ、幼いころに出家したのち修験僧として日本各地の霊場を旅し、神仏を彫り、祈りを捧げた。現存する円空仏は5,000体を超える。

 関西で20年ぶりの大規模な円空展として、同展には約160体の円空仏が大集合。
 木端仏(木の破片を削って作った仏像)のような小さな彫刻から2mを超える大作まで大小様々な作品が展示される。
 彫刻のみならず「円空さん」の生涯を伝える絵画や文書、書籍も一挙に紹介し、円空の足跡を全5章でたどる。展示構成は下記の通り。

●第1章 旅の始まり
 壬申年(寛永9年(1632))美濃国で生まれた円空。寛政2年(1790)に出版され、約100人の有名無名の江戸時代の奇特な人物の逸話を伝えていた『近世畸人伝(きんせいきじんでん)』には、幼いころに出家し、23歳の時、寺を離れ富士山や白山に籠ったと記されている。
 しかし、円空の同時代資料には、そのことを明らかにするものは残っていない。今日伝わる円空のもっとも古い作品は寛文3年(1663)、数え年32歳のときに彫ったものとされている。
 同章では円空が神仏を彫り始めたごく初期に岐阜や三重でじっくり丁寧に作ったと思われる作品のほか、旅先である北海道での事績を伝える文献資料、円空の肖像画などを展示し、円空の人となりや初期の造仏活動を紹介する。

●第2章 修行の旅
「護法神像(荒神像)」 奈良県・栃尾観音堂

 寛文11年(1671)、40歳の円空は奈良の法隆寺において法相宗の法系に連なる僧であると認められた。これにより釈迦からインドの無著(むじゃく)・世親(せしん)や中国の玄奘(げんじょう),奈良時代の名僧・行基(ぎょうき)らの法系に連なる僧となった。
 さらに奈良の吉野大峰山・笙の窟(しょうのいわや)で越冬参籠(えっとうさんろう)も修め、修験の行者としての修行を積み重ねていく。その間に円空の彫刻の作風も、初期の表面がすべすべとした丁寧な作風から、よりごつごつとした大胆な作風へと変化する。
 同章では法隆寺の大日如来坐像、愛知県・荒子観音寺の諸像など、この時期の作風の変化を辿ることができる作品とともに、円空が修理し、見返し絵を描いた大般若経などを紹介する。

●第3章 神の声を聴きながら
不動明王及び二童子立像 栃木県・清瀧寺
 延宝7年(1679)、48歳の円空は「円空の彫る像は仏そのものである」という白山神の託宣を聴く。これ受け円空の造仏活動はますます盛んになっていった。
 また、この年には滋賀県・園城寺において、園城寺を本山とする天台宗寺門派の密教の法を継ぐ僧であることを認められる。これにより毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)から印度の竜樹(りゅうじゅ)、中国の天台大師、平安初期の智証大師(円珍)らの法系にも連なることになった。
 その後円空は、関東の修験の寺院や霊場を巡って修行の旅を続けながら作品を残していく。同章では園城寺の善女龍王立像や埼玉、栃木に残るものも含め、力のみなぎった50歳前後の円空の作品を紹介する。

●第4章 祈りの森
「金剛力士(仁王)立像(吽形)」 岐阜県・千光寺 画像提供:東京国立博物館 Image:TNM Image Archives
 前述の『近世畸人伝』には、円空と交友のあった飛騨の千光寺の住職・舜乗(しゅんじょう)の人となりも記されている。
 人を疑うことを知らないと伝えられた舜乗と意気投合し、円空は貞享2年(1685)前後、しばし緑豊かな森に抱かれた千光寺に滞在し、彫刻に没頭したものと思われる。円空は、近代になると美術の歴史の中ではほとんど忘れられてしまっていたが、再び注目され、現在の評価に至るのは、彫刻家・橋本平八(1897-1935)が昭和6年(1931)に千光寺で円空仏を発見したことに端を発する。
 同章では「両面宿儺(りょうめんすくな)坐像」や立木仏(地面に生えたままの立ち枯れた木を彫って作られた仏像)として彫られたと伝わる「金剛力士(仁王)立像」をはじめ、千光寺に伝わる円空仏の数々を紹介する。

●第5章 旅の終わり
「護法神立像(制吒迦童子立像)」・「善財童子立像(矜羯羅童子立像)」 岐阜県・神明神社(関市円空館寄託)

 千光寺に滞在した前後から晩年の10年間、円空は飛騨や美濃を中心に、伊吹山、日光、木曽などを旅し、神仏を彫り、祈りを続けた。
 元禄2年(1689)には、園城寺から、円空が再興した弥勒寺が天台宗寺門派の末寺に加わることを許された。翌年には岐阜県・桂峯寺の今上皇帝立像の背面に「當国万仏 十マ仏作也」と墨書銘を記した。
 この銘文の意味するところについては意見が分かれるが、円空が10万体を彫り上げたという解釈もある。その後も円空は神仏を彫り続けるが、元禄5年(1692)、岐阜県・高賀神社での造仏以降は確かな作品は見られなくなる。
 元禄8年(1695)、64歳の円空は弥勒寺を弟子に譲り、弥勒寺の傍らを流れる長良川の岸辺で亡くなったと伝えられる。同章では、晩年の約10年間に作られたと考えられる飛騨、美濃地方に残る多様な円空仏を紹介する。


「両面宿儺坐像」 岐阜県・千光寺 画像提供:東京国立博物館 Image:TNM Image Archives

 上記5章で構成される同展は、あべのハルカス美術館1会場のみで開催。
 音声ガイドは、『呪術廻戦』両面宿儺(りょうめんすくな)役や『テニスの王子様』跡部景吾役などで知られる、声優、ナレーター、ラジオパーソナリティの諏訪部順一が務める。収録後のコメントも到着した。

 真実はさておき、生涯において約12万体の仏像を彫ったと言われている円空。その作風は、後期になればなるほどミニマルです。 元々の木の形を活かし、多くない手数で彫り上げられた仏像の数々は、その素朴な佇まいとは裏腹にとても雄弁。
 そこに込められた円空の思いや願いが時を越えて伝わってくるようです。
 個人的にはやはり、彼の代表作のひとつでもある「両面宿儺坐像」が気になりますね。そんな貴重な品々を、よりディープにご鑑賞いただくための音声ガイド。
 今回、私が担当しております。ぜひともご活用いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

 諏訪部注目の「両面宿儺坐像」が表紙両面にあしらわれた公式図録のほか、展覧会オリジナルグッズも多数用意。詳しくは美術館公式HPをチェックしよう。

チケットはイープラスほか、プレイガイドにて発売中。
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全国巡回「金曜ロードショーとジブリ展」がついに京都へ、物語に飛び込める空間も 24/04/12~~

2024-01-30 03:14:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

全国巡回「金曜ロードショーとジブリ展」がついに京都へ、物語に飛び込める空間も
 デイリーニュースより 250130  


『もののけ姫』のキャッチコピー「生きろ。」 © Studio Ghibli ※

『風の谷のナウシカ』『千と千尋の神隠し』・・・スタジオジブリの名作が楽しめる展示会『金曜ロードショーとジブリ展』が
 4月12日より、「京都市京セラ美術館」(京都市左京区)でおこなわれる。

「スタジオジブリ」が設立された1985年にスタートした日本テレビ系列の「金曜ロードショー」。翌1986年の『風の谷のナウシカ』放映以降、同スタジオの作品が多数オンエアされてきた。
同展では、そんな縁のある金曜ロードショーの歩みとともに、スタジオジブリの魅力を改めて紹介する。

 ジブリ作品のシーンをコマ割りした「絵コンテ」の一部が展示されたり、作品の生まれる過程を間近で見られるほか、自らが主人公になれるジブリ映画ポスターを再現したフォトブースも並ぶなど、ファン必見の内容となっている。

 また、金曜ロードショーとスタジオジブリの歴史における原点となった作品『風の谷のナウシカ』の「腐海」の空間が出現。王
 蟲(オーム)や大王ヤンマなどの造形物も現れ、圧倒的な世界観を体感することができる。

▶︎ 期間は4月12日から6月29日まで、
「京都市京セラ美術館」本館北回廊2階にて開催。
   チケットは大人1800円ほか(日時指定予約制)。



(Lmaga.jp)
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🎭 豆を撒いて福を招く。京都の「節分行事」5選 202401

2024-01-27 01:54:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

豆を撒いて福を招く。京都の「節分行事」5選
 きょうとくらす より 240126 


 古都として知られ、長い歴史と文化的な重要性を持つ、京都。長きにわたって日本の文化の中心地として栄えた京都にはたくさんの風物詩があります。

 京都の風物詩をご紹介する『きょうとの風物詩とくらす』。
今回は、京都の節分行事の情報をまとめてご紹介します。


1:八坂神社
 八坂神社は古来より疫病除けの神社として信仰されており、祇園さんの名で京都の人々に親しまれてきました。日本三大祭である『祇園祭』は、京都の町衆によって人々の安寧と疫病退散を祈り続けています。

 八坂神社は、2024年2月2日(金)と3日(土)に節分祭を行います。4つの花街による舞踊の奉納と豆撒きが境内(舞殿)で行われ、福豆や串札などの節分祭のみの授与品があります。
【詳細情報】
 住所:京都府京都市東山区祇園町北側625
  拝観時間:自由拝観(社務所 9:00~17:00)
  拝観料:無料


2:壬生寺
 正暦2年(991年)に創建された壬生寺は、1000年以上の歴史を持つお寺です。古来より厄除・開運の寺として信仰を集めています。また、幕末に活躍した新選組ゆかりの寺としても知られており、境内には隊士の墓塔が祀られています。

 壬生寺の『節分会(せつぶんえ)』は、900年もの伝統をもつ行事。2024年2月2日(金)から2月4日(日)まで、大護摩祈祷、山伏によるお練り供養、厄除け鬼払い壬生狂言の上演、星祭祈祷など、さまざまな祭事が行われます。
 素焼きの炮烙(ほうらく)を願い事を墨書きして奉納すると、“その年の災厄を免れて福徳を得る”という信仰が伝わっています。奉納した炮烙は、壬生狂言の序曲である『炮烙割(ほうらくわり)』で割られるのだそうです。

【詳細情報】
 住所:京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31
  拝観時間:9:00~17:00(2日3日 8:00~21:00、4日 9:00-18:00)
  拝観料:無料
※壬生狂言は2日3日の17:00より20:00まで計4回(毎時0分スタート)


3:北野天満宮
 北野天満宮は、全国約1万2,000社の天満宮・天神社の総本社です。古来より、北野の天神さまと親しまれ、学業成就や災難厄除祈願などのお社として信仰されています。

 北野天満宮の『節分祭』と『追儺式(ついなしき)』は2024年2月3日(土)に行われます。
 本殿での節分祭の後、神楽殿にて『北野追儺狂言(きたのついなきょうげん)』や日本舞踊の奉納があり、その後豆まきが行われます。災難厄除けのお札やお守りの授与もあります。

【詳細情報】
 住所:京都府京都市上京区馬喰町
  開門時間:7:00~17:00
  拝観料:無料


4:松尾大社
 大宝元年(701年)に創建された松尾大社は、京都最古の神社の一つです。また、酒造家が尊崇している酒造りの神様としても有名です。拝殿南側には、全国の酒造家からの奉納酒樽が積み上げられています。

 松尾大社の『節分大祭』は2024年2月3日(土)に行われます。拝殿での『石見神楽(いわみかぐら)』の奉納から始まり、本殿で祭典が執り行われたあと、拝殿にて『鳴弦破魔弓神事』や豆撒きが行われます。
 また、2024年2月1日(木)から3日(土)の期間は、『幸運の福豆』(初穂料・300円)の授与もあります。

【詳細情報】
 住所:京都府京都市西京区嵐山宮町3
拝観時間:終日(庭園・神像館:【月~土】9:00~16:00【日・祝】9:00~16:30)
拝観料:無料(庭園・神像館:大人 500円/学生 400円/子ども 300円)


5:石清水八幡宮
「やわたのはちまんさん」の名で親しまれる石清水八幡宮は、日本三大八幡宮の一社に数えられています。国家鎮護、厄除開運、必勝・弓矢の神として篤い信仰を受けています。

 石清水八幡宮では、2024年1月28日(日)に、節分行事である『湯立神事』と『鬼やらい神事』が行われます。

 神楽女が大釜で沸かした御神水を笹の葉で振り撒き、厄除・無病息災・五穀豊穣を願う伝統『湯立神事』。「鬼やろう」という掛け声とともに、鬼やらい人や年男、年女が境内に現れた鬼たちを福豆で退散させる『鬼やらい神事』が行われます。鬼を退散させた後は、参拝者に福豆が振るまわれます。

【詳細情報】
 住所:京都府八幡市八幡高坊30
  拝観時間:6:00~18:00
  拝観料:無料
※節分当日の神事はなし




◆文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】八坂神社/壬生寺/北野天満宮/松尾大社/石清水八幡宮
※写真は過去の節分行事のものです。
※最新情報は各施設HPなどもあわせてご確認ください。
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🎭24年大河ドラマ「光る君へ」展、3月11日から京都府宇治市で開催 紫式部ゆかりの地  202312

2023-12-25 20:39:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

24年大河ドラマ「光る君へ」展、3月11日から京都府宇治市で開催 紫式部ゆかりの地
 京都新聞 より 231225 

 宇治市が大河ドラマ展の特設会場を設ける「お茶と宇治のまち歴史公園・茶づな」(同市莵道)
 紫式部の生涯を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」が2024年に放送されることに合わせ、京都府宇治市は2024年3月11日から、大河ドラマ展を同市莵道の「お茶と宇治のまち歴史公園・茶づな」で開催する。
 12月15日から前売り券の販売を開始した。

 大河ドラマ展は、登場人物ゆかりの自治体などが期間限定で催すPR企画。同市は茶づなの2階会議室(約270平方メートル)に特設会場を設ける。

 名称は「光る君へ 宇治 大河ドラマ展~都のたつみ 道長の築いたまち」。
ドラマの世界観が分かるよう、ストーリーや登場人物、紫式部と宇治との関わり、平安時代の宇治を紹介するパネルなどを展示する予定。 翌年1月13日まで。

 前売り券は高校生以上400円(当日券500円),小中学生200円(同250円)。

  特設サイトを公開し、オンライン決済のみで販売する。
 2024年1月ごろからは市内の観光案内所などで現金でも購入できるようにする。
  前売り券の販売は2024年3月10日まで。
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自然界の神々をテーマにした特別展が「絹谷幸二 天空美術館」でスタート!  202312

2023-12-17 01:48:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

自然界の神々をテーマにした特別展が「絹谷幸二 天空美術館」でスタート!
  チケットぴあ  より 231217 

 大阪のランドマーク、梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」。
名誉館長であり、文化勲章受章画家である絹谷幸二の特別展『Energy -Gods of Nature- エネルギー~自然界の神々~』が12月15日(金)よりスタートする。

「絹谷幸二 天空美術館」 

 生命の根源である自然界のエネルギー。森羅万象を司り豊饒と災禍をもたらす、この人智を超えた無限のパワーを象徴する神々の姿に迫った絵画には、現代社会が抱える諸相が反映され、人類への警鐘が打ち鳴らされている。

 本展は、古事記の神話を鮮やかに表現した<万物創世>、戦争や人間の愚かな行いに怒る神々を描いた<祈りの形象>、人智を超えた自然界をとらえた<自然への畏怖>という3章で構成。
 後期展では、躍動する龍神を描いた7連作をはじめとする作品が追加されるなど展示替えが行われる。
 前期・後期にわたって、自然への畏怖の念を抱き、一貫して安寧の世を問いかけてきた絹谷幸二のメッセージを存分に体感してほしい。

 さらに、現代文明への警鐘を込めた「黄金背景富嶽旭日・風神・雷神」、繰り返される戦禍への怒りを描いた「オマージュ『平治物語絵巻』」など絹谷絵画の世界観を、音楽と映像で臨場感たっぷりに表現した3D映像を併設のシアターで上映する。
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