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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

痛み

2009-12-12 | 子供と家族
うちの子供は特別支援学校に通っているけれど、先日の保護者会で
校内でのいじめ問題が報告された。
メール等での言葉の暴力以外に、実際に相手を殴る蹴る・・といった
肉体的暴力のいじめがあったとの事。
学校裏サイトの件も含め、この学校でもそういう事はやはりあるんだ
・・と、少なからず衝撃を受けた。

世間では弱者とされる障害者の中でも、更に上下や強弱の力関係は
事実上存在する。
これは昔子供が小さい頃通っていた療育施設でも感じた事だ。
そこではより障害の重い子供のいる親の会代表のお母さんが、とても
威圧的な存在だった。
「あなたのところはその程度ならいいじゃない。」と。
障害は程度の差に関わらず、それがあるという時点でまず健常とは
違っている。むしろ軽度の障害でボーダーであるが故に、理解して
貰えず苦しい事も多い。
喋る事も歩く事も出来ない障害者の方がより障害者らしいのかと言えば、
それは比べる事自体が間違っているのだと思う。

同じく健常とは違う立場であっても、その中でも派閥がありいじめが
あるのはなぜなのか。
それは同じ障害を持つものであっても、皆が決して同じではないから。
それぞれが違ってあたりまえなのに、なかなか人は自分と違うものを
認めたり受け入れたりが出来ない。
某所のコメント欄での叩き合いのようなやりとりを見ていても、つくづく
そう思う。

己が痛みを知った時、相手の痛みをも感じられるようにならないだろうか。
子供とはそんな思いで今回の件を話し合った。


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