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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

Freedom

2008-04-25 | 戯言あれこれ
言葉が出ないときは言葉を入れよう。

・・という事で、このところ図書館で大量に本を借りてきては
PCもほとんど立ち上げず読みふけっていた。
図書館や本屋さんは昔から大好きな場所で、いろんな本に囲まれ
背表紙を見つめていると何とも言えない気持ちになる。
本は私にとって癒しの道具なのだろう。なんて言うほど大人になって
からは読書をしていないけれど、それでも本と接する時間が私に
とって大切なものである事は変わらない。
子供の頃本を読むのが大好きだった。本を読んでいるといつも別の
世界の違う自分になれた。

懐の厳しい私は、普段気になった本を全部買う・・という事は出来ない。
ハードカバーで揃えるのはすごく好きな作家さんの本だけで、これは
読み終わっても決して売ろうとは思わないし本棚に並んでいるだけで
嬉しくなる。
あと買うとしたら、近所の図書館には絶対入らないだろうな~という
種類の本か。
私はとてもあまのじゃくな人間なのでベストセラーをリアルタイムで
読む気になれないのだけれど、図書館に通って面白いのはそういう
有名な本を相当遅れて読む事(笑)
やっぱりそれなりにどれも皆読み応えがある。桐野夏生も宮部みゆきも
東野圭吾も面白い!

先日図書館で何を借りようか選んでいた時、以前住んでいたところの
図書館を思い出した。
そこは有名なドラマの撮影にも使われていた場所で、とても沢山の
蔵書があり読みたい本で溢れていた。
でも当時の私は日常の行動を制限されていて、セクシャリティ関連など
元夫の気に触る本は一切読む事が出来ず当たり障りのないミステリー
などを借りるしかなかった。
TV番組も映画も同じ。隠れて録画しようと思っても当時夫は自宅が
仕事場だったのでデッキが動いてるとばれてしまい、時間とチャンネル
から何を録っていたのか割り出されては責められた。
「お前はほんとに普通じゃないのが好きなんだな。」と。
それでも制限されればされる程、人間というのは抜け道を見つけ出しては
それをやろうとするものなのだけれど。

今読みたいものを読む事が出来る環境にいる事を、改めてしみじみと
感じている。
当たり前の事が普通に出来る嬉しさを。
今あの昔の図書館に行けたなら、毎週通って両手に抱えて借りてくるのに!