あなたの喜ぶ顔が見たい

「してあげたい」という言葉は改めて考えて驕った響きがあるもの
だなぁと、昨日の自分のブログを顧みて思った。
いやでも、してあげる、してあげてる・・が驕っているのであって、
「してあげたい」はちょっと違うのではとも思ってみたり。
そこにあるのは相手に喜んで貰いたいという、その気持ちだけなの
だから。

「あなたの喜ぶ顔が見たい。」

ただそれだけ。
それが自分にとってもすごく嬉しい事だから。

年老いた夫婦が出ていた保険会社のCMが好きだった。
茶柱の立った湯呑みをおじいさんがそっとおばあさんのと交換して
おいて、湯呑みを覗いたおばあさんが「あ、茶柱。」と嬉しそうに
微笑み、そこに「あなたの喜ぶ顔が見たい。」のコピーが流れる・・。

自分がして貰って嬉しかった事は自分も相手にしたいと思う。
されて嫌だった事は他人にしたくない。
私が人と接する時にいつも胸に思っているのはこんな気持ちだ。
ただ嬉しい事嫌な事は人によって基準が違うものだから、自分に
とってはいい事が相手にもそうだとは限らないという事だけは
気をつけなければと思っているけれど。

このところずっと週末は家に籠もって安静にしていたのだけれど、
今日は久しぶりに午後買い物へ出かけ友人へのプレゼントを選んだ。
何がいいかどれが好みか、散々悩んであちこちウロウロ。
選んでいる時の私の顔は、きっと微笑んでいたに違いない。
少しでも喜んで貰えたらいいなぁ。