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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

僕はオカマ

2007-01-28 | 子供と家族
高機能自閉症の我が息子。
この病気は見たまま思ったままを口に出し、空気を読むとか
相手の気持ちを考えるという事が非常に苦手だ。
欠点や失敗をあからさまに指摘されて気分のいい人はいない。
自分の事は棚に上げ、とにかく上手く行かない事を見ると
我慢出来ずに口汚く罵る息子。
病気だからと言ってしまうのは簡単だけど、これでは友人が
出来るはずもなく、これから先生きて行く上で自分自身を
追いつめてしまう事になるだろう。
今日もまたテレビを観ながら悪態をついていた息子に、そういう
言い方は良くない、聞いている人が嫌な気持ちになる事を言うん
じゃなく楽しくなる事を言いなさい・・と何度も繰り返している台詞
を言っていると、子供が謝りながら「僕はオカマです。」と言うでは
ないか。
それを聞いて私はキレた。

「オカマの方がお前よりちゃんと生きてる!そんな言い方はオカマ
の人に失礼だ!二度とそういう事を言うんじゃない!!」

後からちょっと言いすぎたかと反省したけど、でも子供のこの言葉
を聞いて、今の子供達の中に当たり前のように差別や卑下する
言葉としての「オカマ」というものが存在するのだなと感じた。

弱い者が更に弱い者を見つけ蔑もうとするこの図式。
これがイジメや差別に繋がるのだと思う。
普段イジメられている息子までが、平気でこう口にする。
子供達のこの意識をどうにか変えて行きたい・・と、母として大人と
して考えてしまったそんな日曜日。