醉蝗茶房

80's&水滸&異常な日常

数字って必要なの?

2007年05月17日 14時47分38秒 | まねじめんと
忙しくて一日Blogお休みしたっす(^_^;

で、PM話す。
寨主は転職5回(会社は5社だけどね)してますが、よく思うことがあるっす。
規模の大小を問わず、何でプロジェクトマネジメント上の数字を取らないのかと。
定量的管理とかメトリクス管理と言う奴ですが。
例えば、メンバの稼働時間とか障害や分類みたいな、「えっ、そんなものすら取らないの?」と思っちゃうこともあるっす。
「何で?」と聞くと、
曰く、「そんなもん取ったって、何の役にも立たないから」
曰く、「そんなもんなくても、俺は判るから」
曰く、「面倒臭いから」
こんな感じ(笑)
ま、そんなこと言ってる奴がまともなPMであった試しはないんだけどさ(^_^;

はっきり言って、彼らは間違ってます!
役に立たないと思ってるのは役立てる方法を知らないだけだし、俺が判ったって第三者は判らないし。
面倒臭い?PM辞めてください(笑)
そもそも数値化するのは、第三者が客観的に状況を理解できる形にするためっす。
ま、当然自分(PM)もそれによって状況判断するんだけどね。
当たり前の話だけど、言葉で「品質?大丈夫ですよー」なんて言っても、どの程度大丈夫かなんて判りませんよね?
前述のようなこと言う連中だって、進捗は数値化してるケースがほとんどなのに(中にはそれが数値化されていることに気付かずにやってる奴もいたりするんだけども...)、それ以外のことには無頓着...と言うか、知らないんだろうけど。

まず、計画ありき。
状況を押さえるための数値として何を取るかを決めて、それを使った具体的な数値を考えること、これが計画っす。
収支計画だってそうだし、試験項目抽出率、障害検出率とか、皆同じっす。
試験項目検出率を出そうと思ったら、ソースコードベースならステップ数取るだろうし、ドキュメントベースならドキュメント枚数とか取るよね。それと実際の試験項目数。
それがあれば、障害記録取ることで、障害検出率も取れるし。
障害分析するなら、障害の詳細情報がいる。
その詳細情報の統計から品質状況を分析する。
メンバの稼働時間とステップ数があれば、一人月当たりの生産性も取れるよね。

まぁ、適当に思い付いた一部だけど、この程度はやって欲しいなぁ。
で、この手の情報ってのは、先々同じような案件があった時の参考になるんですわ。
ナレッジDBと言う奴ですね。
未経験で初めてPMやります!なんてー人は、当然経験がないわけで、過去の事例を参考にするわけです。
経験があったって、未経験分野のプロジェクトやらなきゃならんことなんて、ざらにあるわけで。
そんな時、頼りになるのは誰かの過去の経験なんですよね。
それを誰でも何時でも見られるようにして提供されたものがナレッジDBだけど、それを作るためには元となるデータが必要ですよね?
そのためのメトリクスなんですわ。
まぁ、数値化できないナレッジもあるので、全てが数値化されてるわけじゃないですけど、基本は数値です。

前述のダメ系PMたちは、要するに根拠なし、行き当たりばったりで物事を進めてるので、数値化された情報なんぞ不要だ!なんてことを断言しちゃうんだと思いますな。
逆にそいつらに小一時間も問い詰めたい。
おまいら、そんなに優秀か?(笑)

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